宝永山_2693m

2021.11.05(金) 日帰り

活動データ

タイム

04:06

距離

6.0km

のぼり

555m

くだり

564m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 6
休憩時間
1 時間 15
距離
6.0 km
のぼり / くだり
555 / 564 m

活動詳細

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夜明けの富士山スカイラインを通り、06:20頃、富士宮登山口駐車場到着、気温-1℃、車はまだ3台くらい。目の前には朝日、真上には富士山山頂。剥き出しの山肌が荒々しい。 登山道に入ると薄く雪がつき、日光を反射してキラキラと輝いている。登っている最中ずっと下界の街や海岸線が見渡せる。雲海荘、宝永山荘(どちらも閉店)を通り過ぎ、分岐を宝永火口の方へ。山頂方向は閉鎖されている。 少し歩くと急に現れる巨大なすり鉢場の地形、宝永火口。映画等で見る、地球ではない惑星に降り立ったようだった。宝永第一火口縁から宝永山山頂らしき場所と、それに至る道が見渡すことができる。クレーターのような地形に降りて真ん中を横切る道だ。 火口の底に降りると、空気が一層冷え込んでいる。中から見ると火口はより巨大に見えた。大きな岩がゴロゴロと鎮座する異様な光景。上から転がってきた落石が平らな場所に溜まっているのか。何の音もない静けさの中を歩いていると時折聞こえるのは、上を通過する飛行機のエンジン音と、斜面を凄まじい勢いで転がる岩の音。 火口の底から馬の背に上がる道は、宝永山の影になっていて雪や氷が多かった。今日一番の急登。ここに至るまで、自分たち以外に人はいなかった。 馬の背に登る頃になると急激に雲が下から湧いてきて、さっきまで快晴だった風景が一変した。宝永山山頂は雲の中に包まれ視界は10m程に。足元に黒い岩と白い雪、それ以外は白のモノクロの世界。程なく宝永山山頂到着。 すぐに来た道を戻り、火口の底に設置されたテーブルで休憩。コーヒーとパン。ここまで降りると天候はマシだが山頂方向では雲がすごい速度で渦巻いていた。 帰りは宝永第二火口縁から樹林帯に入る。黄色く染まったカラマツの細かい葉が一面に広がる。この標高でのカラマツは富士山独特の植生らしい。他の山と全く違う景色だ。乾燥していてどこか清潔感があるような森を進むと駐車場に戻ってきた。 駐車場から少し歩くだけで、見たことない景色が色々広がっているお得感のある山登りだった。 やっぱり富士山は圧倒的だ。

活動の装備

  • ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
    Trekking Midweight Crew
  • ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
    レインテックス フライト
  • ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)
    ホライズンハット
  • ドイター(deuter)
    フューチュラPro40
  • アク(AKU)
    Montera II GTX

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