百間山・法師山縦走

いつかやってみたい大塔山系大縦走構想。 半作嶺〜三ツ森山 三ツ森山〜百間山 百間山〜法師山←今日はここね 法師山〜大塔山 大塔山〜野竹法師 野竹法師〜ゴンニャク山 ゴンニャク山〜嶽山 細切れだけど部分的に歩いてます。 今年の2月25日に 半作嶺〜三ツ森山〜百間山まで縦走したんだけど、今回はその続き。 百間山渓谷の滝を見ながら、百間山山頂にほどなく到着。この時点で既にお昼前。 「おいおい、縦走はこれからやぞ…行くのか」 自分に言い聞かせる。 なんてったってスタート遅かったもんね。 と言うのも、ボクのフェイバリットトレイルフード「ギンビスアスパラガスチョコ」を探すのにコンビニを三軒ほどハシゴしたからだ。 結局見つからんかったけどね… （是非オススメのお菓子なので食べてみてね） 今日は久々に1人での山行だし、まぁのんびり自分のペースで楽しもう。珍しく晴れてるし。 下調べとかしてないしYAMAPにはこの縦走路のルート載ってないし（行った人の軌跡はある） 地図持ってるしルートファインディングしながら行けるよ。と安直な考え。だってその方がワクワクするやん？探検とか冒険気分を味わえるやん。 でも思ったより道がちゃんとある。道しるべのテープもちゃんとある。こんなマイナーなとこ歩いてる人いるんだ、ってぐらい踏み跡もある。なんだ楽勝かよ。 足場の悪い痩せ尾根歩き、アップダウンの連続で体力が削られる。縦走路のちょうど真ん中らへん1006m峰のところで尾根を直降するか（傾斜がキツイ）迂回するかの選択に迫られる。ロープは持っていってなかったが、降りれるだろうと試みるが1人だし怖くなって迂回路を選択。地図をみながら迂回出来そうな箇所を探す。 ここだっ！なんとなく踏み跡があるトラップにまんまと騙され（よくある）5分ほど歩いて進めなくなり焦る… もう少し下ったところかな？時間がなければこのまま下山したらいいや（トウベ谷登山口まで降りれるルート上）って少し降りたらテープ発見。 惜しいね…約15分ロス。 でもこう言う遊び大好き。 ルートに復帰してからすぐ、岩場の登場。ここも迂回出来るルートあるんだろうけどね。クライミング苦手、高所苦手。でもテンションだけは上がってる。もちろん行くよね。 ここがこの縦走路の核心部だったのかな。 越えると歩きやすい緩い登山道。ほどなくして安川側の登山道との出合いに合流。法師山山頂はすぐそこ。偽ピークを1回越えて山頂へ。 山頂でゆっくりとお昼ご飯を食べようと思ってたけど、時計を見ると14:30。帰りの時間を計算…登山口までの下山が約1時間半、登山口から駐車場までは未知数。…うーん、非常にマズイ。ヘッドライトは忘れてる。 少なくなってたウォーターボトルに水を入れ替える。予備用のcnocのボトルの匂いが酷い。貴重な水がクッソ不味くなってるじゃないか…テンションはだだ下がり。さぁ下山だっ！ 帰りは森の中を激下り。暗い、怖い、それに疲労… ここからは自分のヘタレ加減との闘い。 とにかく駆け足、グズグズしてると闇に飲み込まれる。 転がるように登山口に降りたのは15:30頃。 森の中から抜けれた安心感は大きい。それだけで心に余裕が出来る。 縦走路では冒険だの探検だの、ワクワクしてたのが一転、下山路では焦りと不安。 なんて心が忙しいやつ… 登山口について少し安心したのか、お腹が空いた。途中おにぎり1個しか食べてない。しかも歩きながらだし。足もかなり疲労している。久々にゆっくり座った。というかヘタリこんだ。 ザックの中からヤングドーナツを取り出し頬張る。 焦って喉に詰まらせそうになりクソまずい水で流し込む。 甘いものを摂ると、なんだか元気になった…気がする。足の痛みも消えた…気がする。 残すはアスファルトのロードのみ。 ありがたいのは陽の光が当たること。森の中とは大違い。もう大丈夫。少しの登りがキツいけど… アスファルトの道は、何年前かの台風の土砂崩れの影響で通行止めだったんだけど、最近通れるようになった。未だに工事はしてるんだけど、その災害規模の大きさに驚愕。 工事のおじさんに声掛けて貰った。 「どこの山に登ってたんよう？」 気さくに話かけてくるおじさん。ボクは今日初めて人と喋ったよ。人の温かさや気配は最高の安心材料。 駐車場までもう少し。だけど、もう何があっても大丈夫。 山行を終えて 今回も相変わらずドタバタ、忘れ物多め。 テン泊装備で行くと考えるとゾッとする。 縦走路に水場はなし。 基本、人に出会わない。 大縦走実現には体力的にも精神的にもまだまだ。