富士山2泊3日(富士スバルライン5合目〜吉田ルート)

2015.08.22(土) 14:10 - 2015.08.24(月) 08:02
Fujisan (Yamanashi, Shizuoka)
 2泊3日の富士山ツアーに参加してきました。その行程は…… ●1日目:午後14時に富士スバルライン5合目をスタートし7合目(鎌岩館)で宿泊。 ●2日目:鎌岩館前でご来光。8合目の山小屋(太子館)で不要な荷物を預け、最小限の装備で山頂へ。お鉢巡りをし、8合目(太子館)まで下山し、宿泊。 ●3日目:早朝に太子館を出発し下山。朝8時に富士スバルライン5合目到着。バスで下山後、日帰り温泉で入浴。  富士山登山が初めてであることはもちろん、自分がそもそも山歩きの超初心者であること、そしてカミさんが高山病に弱いこと(7月の2,956mの木曽駒ケ岳でも大苦戦)を考え、少しでも登頂の成功率を上げるには、高度順応しやすい「ゆっくり」な行程が不可欠と思ったのです。  結果から言えば、われわれ夫婦には大正解でした。おかげでカミさんも何とか登頂できました。1日目は午後2時登山開始と遅く、3日目は午前8時に5合目着なので、何やら時間が勿体無い気もしますが、余裕のある行程だからこそガイドさんの歩行スピードが本当にゆっくりで、結果的に高山病の症状を和らげる効果が大きかったと思います。また2泊目の宿にあらかじめ不要な荷物を預かってもらい、身軽に登頂できたのも大きかったと思います。  また下山を2日目と3日目に分け、一晩、膝をゆっくり休められたのは、左膝に古傷のある自分にとっては非常に助かりましたね。  2つの大きな台風の進路にやきもきしながら出発日を迎え、バスで富士スバルライン5合目に向かいます。折しもこの日は富士山麓で長渕剛のオールナイトライブ開催日。渋滞にも気を揉みましたが、スムーズに5合目に到着できました。しかし、5合目は深い霧に包まれ、富士山はもちろん、周りの眺望もゼロ。まさに修行のごとく黙々と九十九折のジャリ道を登り続けることになりました。7合目が近づくにつれ岩場が始まり、同時に視界が開けてきたため、その後は楽しく登ることができました。  1日目は3時間弱の山行で終了、7合目の鎌岩館(標高2,790m)で宿泊となりました。入館を待ち17時半頃に自分の寝床を割り振ってもらい、18時過ぎに夕日で雲海に現れた影富士を堪能、その後大急ぎで夕食をかきこみ、出発準備を済ませて19時に消灯。慌ただしい1日が終わりました。ま、かみさんはこの標高ですでに高山病のごく軽い症状がありましたが、何とかなる程度でした。やはり、ゆっくりしたスピードが良かったのだと思います。  2日目は4時半起床、大急ぎで朝食を食べて15分後には外へ。鎌岩館前で5時頃に素晴らしいご来光を拝ませていただきました。まずは、この日宿泊する8合目の太子館(標高3,100m)に向かいます。8時過ぎに太子館着、荷物を預けかなり身軽になって頂上をめざしました。3,000mを超えカミさんの高山病の症状は、徐々に強まってきましたが、昨日同様、ゆっくりのペースのおかげで、急激な症状悪化に至らずに済みました。そして11時前に頂上、久須志神社に到着。何とか夫婦で登頂することができました。  カミさんは3,500mを超えて高山病の症状が徐々に悪化しており、また下山の体力維持のためにもお鉢巡りはパス、他のツアー参加者の方と食事をしてのんびり過ごすことに。自分はガイドさんについてお鉢巡りを楽しみました。富士山頂郵便局は今年の営業終了の2時間前に到着、せっかくなので登頂証明書500円を買い投函しました。  また浅間神社の奥宮にも立ち寄り御朱印をいただきました。場所が場所なだけに、御朱印帳を持ってくる方が少ないのでしょう、一枚ものの御朱印紙があらかじめ用意してあり、すぐにいただけました。時間のないツアー参加なので非常に助かりました(久須志神社、五合目の小御嶽神社でも御朱印紙が用意されていました)。  日本最高峰碑のある剣ヶ峰、西安河原を経て久須志神社に戻り、13時半から下山。小まめな休憩を繰り返し15時半に8合目の太子館に到着。夕飯をいただいたあと、寝床で出発準備を済ませたら急に眠くなり、19時過ぎに は就寝、しっかりと休むことができました。  3日目は4時35分起床、4時50分出発のタイトなスケジュールでスタート。起床時間前、たとえ1分前でもごそごそ起き出すのはご法度、本当に起床後の15分間で出発しなくてはならない宿です。皆が心地よく過ごすために宿が例外なくルールを守っているのが伝わってくるので、自分には大変好印象でした(ただ女性には「15分じゃ何の身づくいもできない」と不評でしたが…)。外は細かな雨まじりの濃霧で、残念ながらご来光は拝めず。  昨夜の雨のおかげで砂ぼこりもほとんどたたず、天候は徐々に回復していき、と快適な下山となりました。 1時間半で7合目公衆トイレに到着。見事な雲海と九十九折の下山道に別れを告げて6合目を経由し、5合目に向かいます。8時前にスバルライン5合目に到着。のんびりと土産物を物色し、朝食を食べてからバスで下界へ。 河口湖畔の日帰り温泉「ふじやま温泉」で汗を流し、昼食を食べて帰路につきました。「ふじやま温泉」は富士登山後の方が多いようで、露天風呂はグループごとに山行の振り返りに花が咲き、楽しい反省会場になっていました(笑)。  今回は、一番の懸案事項が3,700mという高所における、カミさんの高山病対策だったので、時間的には非常に贅沢ですが、2泊3日のゆったり行程にして良かったなぁと思っています。

写真

(1日目) 標高2,305m、スバルライン五合目。たくさんの人でごった返していましたが、霧で視界ゼロ。

(1日目) 標高2,305m、スバルライン五合目。たくさんの人でごった返していましたが、霧で視界ゼロ。

(1日目) 泉ガ滝から6合目に向う途中、少し霧は晴れましたが山頂は望めません。大丈夫でしょうか…。

(1日目) 泉ガ滝から6合目に向う途中、少し霧は晴れましたが山頂は望めません。大丈夫でしょうか…。

(1日目) 標高2,390m、6合目到着。ここから本格的に登り始めますが、上はもやもやです…。

(1日目) 標高2,390m、6合目到着。ここから本格的に登り始めますが、上はもやもやです…。

(1日目) 標高2,620mあたり、雲が切れた瞬間、眼下に山中湖が見えました。おおーっ!

(1日目) 標高2,620mあたり、雲が切れた瞬間、眼下に山中湖が見えました。おおーっ!

(1日目) 7合目の山小屋群が見えてきました。

(1日目) 7合目の山小屋群が見えてきました。

(1日目) 標高2,790m、今夜の宿・7合目の鎌岩館から望む雲海。

(1日目) 標高2,790m、今夜の宿・7合目の鎌岩館から望む雲海。

(1日目) 18時過ぎ、鎌岩館にて。夕日で雲海に綺麗な影富士が見えました。

(1日目) 18時過ぎ、鎌岩館にて。夕日で雲海に綺麗な影富士が見えました。

(1日目) 鎌岩館から見上げる7合目の山小屋群と月。夜通し登る方もいます。

(1日目) 鎌岩館から見上げる7合目の山小屋群と月。夜通し登る方もいます。

(2日目) 朝4時過ぎ、鎌岩館から望む、黎明の東空。

(2日目) 朝4時過ぎ、鎌岩館から望む、黎明の東空。

(2日目) 5時過ぎ、鎌岩館にて。雲海からのご来光、 感動しました。

(2日目) 5時過ぎ、鎌岩館にて。雲海からのご来光、 感動しました。

(2日目) 標高2,900mを超えました。頂上めざして登り続けます。

(2日目) 標高2,900mを超えました。頂上めざして登り続けます。

(2日目) 7合目と8合目の中間あたり。岩場が続きます。

(2日目) 7合目と8合目の中間あたり。岩場が続きます。

(2日目) 標高3,250m、8合目・元祖室から雲海を望む。

(2日目) 標高3,250m、8合目・元祖室から雲海を望む。

(2日目) 標高3,499m、本8合目トモエ館の富士山あんぱん300円。これは旨いです。

(2日目) 標高3,499m、本8合目トモエ館の富士山あんぱん300円。これは旨いです。

(2日目) 9合目の鳥居を抜け山頂を望む。山頂の鳥居が見えます。…と、遠くで「どかーん」という音。実は「富士総合火力演習」の日で、東富士演習場では実弾砲撃が行われていたらしい。

(2日目) 9合目の鳥居を抜け山頂を望む。山頂の鳥居が見えます。…と、遠くで「どかーん」という音。実は「富士総合火力演習」の日で、東富士演習場では実弾砲撃が行われていたらしい。

(2日目) ついに頂上に到着!標高3,706m・久須志神社前にて。

(2日目) ついに頂上に到着!標高3,706m・久須志神社前にて。

(2日目) 一休みしてからお鉢巡りに出発! 噴火口(大内院)の中に万年雪が見え、対面には剣ヶ峰がそびえます。

(2日目) 一休みしてからお鉢巡りに出発! 噴火口(大内院)の中に万年雪が見え、対面には剣ヶ峰がそびえます。

(2日目) 12時過ぎに富士山頂郵便局に到着。今年の営業はこの日の14時まで。ギリギリ間に合いました。

(2日目) 12時過ぎに富士山頂郵便局に到着。今年の営業はこの日の14時まで。ギリギリ間に合いました。

(2日目) 標高3,712m、日本最高所の神社・浅間神社奥宮に到着。

(2日目) 標高3,712m、日本最高所の神社・浅間神社奥宮に到着。

(2日目) 奥宮から続く、御殿場口の下山道。

(2日目) 奥宮から続く、御殿場口の下山道。

(2日目) 剣ヶ峰山頂へと続く、馬の背を登っていきます。

(2日目) 剣ヶ峰山頂へと続く、馬の背を登っていきます。

(2日目) 標高3,776mの碑、剣ヶ峰山頂です!

(2日目) 標高3,776mの碑、剣ヶ峰山頂です!

(2日目) そして二等三角点「富士山」。厳しい風雪のためか、登山者が撫でるためか、随分丸っこくなっていました。

(2日目) そして二等三角点「富士山」。厳しい風雪のためか、登山者が撫でるためか、随分丸っこくなっていました。

(2日目) 剣ヶ峰を過ぎ、大内院の対岸を望む。

(2日目) 剣ヶ峰を過ぎ、大内院の対岸を望む。

(2日目) 西安の河原を金明水方向に進みます。右は大内院、左は小内院。複数の噴火口を持つ火山であることを実感しました。

(2日目) 西安の河原を金明水方向に進みます。右は大内院、左は小内院。複数の噴火口を持つ火山であることを実感しました。

(2日目) 下山開始。砂埃をもうもうと上げ、九十九折の下山道を進みます。

(2日目) 下山開始。砂埃をもうもうと上げ、九十九折の下山道を進みます。

(2日目) 先駆植物のオンタデ(御蓼)。頂上付近は、ほとんどこれだけだけしか生えていないそうです。

(2日目) 先駆植物のオンタデ(御蓼)。頂上付近は、ほとんどこれだけだけしか生えていないそうです。

(2日目) 下山途中、8合目の太子館に宿泊。すでに膝が笑っていたので、これが助かりました。

(2日目) 下山途中、8合目の太子館に宿泊。すでに膝が笑っていたので、これが助かりました。

(3日目) 5時前に8合目・太子館を出発し再び下山開始。細かな雨まじりの濃霧。

(3日目) 5時前に8合目・太子館を出発し再び下山開始。細かな雨まじりの濃霧。

(3日目) 標高3,000mを切った頃、青空がのぞき始めました。

(3日目) 標高3,000mを切った頃、青空がのぞき始めました。

(3日目) 標高2,770m、光さす山頂付近を仰ぎ見たところ。

(3日目) 標高2,770m、光さす山頂付近を仰ぎ見たところ。

(3日目) 気持ちの良い青空が広がり、雲が斜面を駆け上がっていきます。

(3日目) 気持ちの良い青空が広がり、雲が斜面を駆け上がっていきます。

(3日目) 早朝の濃霧が嘘だったかのように、雲海が姿を現しました。

(3日目) 早朝の濃霧が嘘だったかのように、雲海が姿を現しました。

(3日目) 7合目公衆トイレ前で。美しい雲海も見納めです。

(3日目) 7合目公衆トイレ前で。美しい雲海も見納めです。

(3日目) いくつかの落石シェルターを抜けて、山頂方面を仰ぎ見たところです。

(3日目) いくつかの落石シェルターを抜けて、山頂方面を仰ぎ見たところです。

(3日目) 6合目はもうすぐ。可憐なヤマホタルブクロ。

(3日目) 6合目はもうすぐ。可憐なヤマホタルブクロ。

(3日目) 泉ガ滝まで戻ってきました。5合目まであと少し!

(3日目) 泉ガ滝まで戻ってきました。5合目まであと少し!

(3日目) お馬さんが出迎えてくれる5合目に朝8時に到着。彼らの中には山頂まで登った猛者もいるそうです。ともあれ、お疲れ様でした。

(3日目) お馬さんが出迎えてくれる5合目に朝8時に到着。彼らの中には山頂まで登った猛者もいるそうです。ともあれ、お疲れ様でした。

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