北穂高岳・北穂高岳南峰

２泊３日で上高地から北穂岳へピストン行ってきました。 ◆予定 １日目は上高地BT、涸沢、北穂岳山荘 ２日目は北穂岳山荘、奥穂高岳、北穂岳山荘、涸沢テント場 ３日目は涸沢テント場、上高地BT ◆実績 １日目は上高地BT、涸沢、北穂岳２９００ｍ地点 ２日目は北穂岳２９００ｍ地点、北穂岳山荘 ３日目は北穂岳山荘、上高地BT ◆１日目 先週末（１０月２０日）に北アルプス付近では雪が降り、本谷橋からは雪が残っている状態でした。 登りであれば北穂岳の夏道、冬道の分岐までアイゼンなしで行ける状態でした。 北穂岳の登りは冬道で案内されていましたが、分岐が分からず夏道に進みました。 トレースはありますが、雪が締まっておらず膝まで沈んでペースがあがらないです。 結局この日は日の入りまでに北穂岳山荘には到着できませんでした。 日が沈んだ後はテムレスの手袋を装着して登っていましたが、手袋越しに冷気を感じる程度の寒さがありました。 そしてあたりも暗くなり、進先の〇×のしるしが見えないところまで進み、雪も深く体力も限界という事で、名もなき２９００ｍ地点の登山道？でビバークすることになりました。 モンベル＃０、サーマレストのネオエアー Xサーモのおかげで寒さを感じることなく暖かく眠りにつくことが出来ました。 ◆２日目 誰かが寝ているそばを歩いている音で目が覚めました。涸沢からここまでは２時間程度。時間は５時。しかも夏道。まさかこんな時間に夏道を通過する人がいたとは。涸沢のテント場を見ると４張。うーんこの時期に涸沢来る人は兵ぞろいか。。 テントを撤収し登りの道を探すものの日が昇ってもやはり〇×のしるしが見えないし、通過した人の足跡もないのです。１００ｍぐらい離れた岩場にしるしを発見し、そこまでは斜度のある登りをキックステップで登っていくことに。 ２９００－３０００ｍの間は斜度のある登りで今回の登山で一番大変な場所と恐怖感を感じる場所でした。夏道は夏に歩きましょう。 ３０００ｍを超えると斜度が緩くなり、北穂岳と北穂岳山荘を目視することが出来てほっと一息。そして涸沢岳の方を見ると斜度のある岩場が続いているのが見え、今日予定したルートを今の体力と技術ではは無理だなと思い北穂高岳山荘について腰を落ち着けて今日の予定を考えることにしました。 北穂高岳についてお話を伺っていると、今日は風もなく晴れていて、遠くまで見える日はめったにないよ、泊まった方がいいよとアドバイスをいただき、それもそうかという事で北穂高岳山荘に泊まることにしました。 昼間っから酒を飲みながら北穂高岳山頂からのパノラマを眺める贅沢な１日となりました。 ◆３日目 今日は北穂岳山荘から一気に上高地BTに向かいます。帰りはもちろん冬道です。 昨日とは打って変わって天気は曇りで、真っ白な中を下山していきます。 昨晩は１０名ほど冬道から上がってきた方がいらっしゃったので冬道のトレースはしっかりありましたので、それをたどっていけば下山することが出来ます。 ９時間ほどかけて上高地BTに到着し今回も無事に下山できたのでした。