活動データ
タイム
13:10
距離
27.2km
のぼり
2252m
くだり
2259m
活動詳細
すべて見る今回は先週の赤城山に続いて北関東の百名山を縦走しました🙂 私が近年の大河ドラマで1番好きな青天を衝けでも登場した谷川岳とも迷いましたが(積雪の恐れがあったため断念)、今回は皇海山(スカイサン)に登ることにしました😉 皇海山は群馬県と栃木県の境にある山⛰️足尾銅山で有名な旧足尾町(日光市足尾地区)の方に登山口があります(栗川原林道が通行止めのため、群馬県からは登れなくなった)🙅 実際に鉱山があった備前楯山はこの公園から南西の方角にあります。備前楯山だけを登るのであれば、舟石峠の駐車場まで車で行けば、直ぐに登れるようです😶今回のルートではそちらまで足を伸ばせなかったので残念ですが、足尾銅山鉱毒事件の舞台まで来ることができて身震いがする思いでした🧐 前述した青天を衝けにも出てきた古河市兵衛(ドラマ内では小野組の番頭として登場。小野組破綻後、鉱山経営に参画。古河財閥の礎を築きました。)による鉱山経営が行われてから、足尾銅山は日立鉱山、別子銅山と並び日本の銅生産の4割を占めるまでに発展した反面、足尾地区の山々の樹木を坑木・燃料に使うために過剰に伐採したり、鉱毒(亜硫酸ガス)による水質・大気汚染を引き起こす等広範囲に及ぶ公害が起こり、近代化による負の側面も見られました😐 今回往路のルートに選択した松木渓谷もかつては松木村という村がありましたが、鉱毒による農作物への影響や森林伐採により産業が立ち行かなくなり、最終的には廃村になり、現在は石碑が残るのみです😑 廃村の直接的な原因になった山火事により禿げた山は、鉱毒の影響もあるのか100年以上経った今もそのまま残っていました🙁 さて、前置きはこの辺にしといて、愛知県から銅親水公園(標高729m)までは400kmの距離があり6時間近くかかります🚗辿り着くだけでも大変です😥 何とか9時ごろに到着。公園内の環境学習センター脇に夜間でも使用できる簡易トイレがあります。翌日に備えて早めに就寝。1時半に起床4時間程度は睡眠を確保できました🥱 いつも通り、カップラーメン🍜とおにぎり3個🍙を食べて、お茶5lと念のためにチェーンスパイクを持って出発。 しばらくは舗装道を進んで行きます。大ナギ沢出合(標高829m)から少し先に旧松木村の碑がありました。暗闇ではっきりと分かりませんでしたが、周囲の山々は禿山のようでした。100年経っても尾を引く鉱毒の凄まじさを物語っています😐 大ナギ沢から200mほど進むと草原と岩場の道が現れ山道へ入って行きます。序盤は草原の隙間に道のような跡が見えたので割合スムーズに進めるのかと思いましたが、直ぐに背の高い草を藪漕ぎしたり目印もない岩場を越えたりしながら、樹林帯の中へ入って行きます。樹林帯へ入ると道が荒れ果てていて、暗闇の中どこが道かさっぱり分かりません😰 大ナギ沢から砂防ダムまでは2.5kmほどの距離を160mアップ程度の緩い傾斜ですが、テープもマーカーもない道を進むので、道がとても分かり辛いです。 大ナギ沢より先はほぼバリエーションルートのような感じです😥 特に日帰り登山するために、この区間をナイトハイクで歩く方は注意しなければなりません。ライトで照らした先に目印になるものがないので、ルートファインディングに時間が費やさなければなりません。私は何度も道を外れつつリカバリーしながら進みました😑 ※ルートファインディングに慣れていない方には、このルートはお勧めできません。 ほぼ地図上のコースタイム通りの時間がかかり、何とか砂防ダム(標高980m)に到達🙁 砂防ダムを越えるには進行方向から見て松木川の右岸に渡らなければなりませんが、川幅や水量があり、水に濡れずに渡渉するのは不可能だと思われます。ここでいきなり浸水しました。気温が1桁の中での浸水はきついです😫 渡渉してダム脇の階段を登り降りしてダムを通過。ダムを越えると沢と岩場が広がる区間に入って行きます😶 ここかからは沢と岩場のルートを少し進んで渡渉を無数に繰り返して沢の上流方向へ遡って行きます。松木川は川幅があり、水深もあるため、水面に出て人間の足幅に合った間隔の飛び乗れるような岩も少ないです🪨 アンドレ・ザ・ジャイアントのような足の長さがない方は水に浸かるのは必至だと思われます☹️ 勿論この区間もマーカーやテープがほぼなく登山道として整備されていないような感じなので、どこを渡るのかは自分で判断しなければなりません。沢登り用の靴やスパッツがあった方がいいかもしれないです🥾 私は膝下の半分ほどは濡れてしまいました。幌尻岳の時以上に渡渉に苦労して、YAMAPのペースで30~40%代も記録してしまい、砂防ダムからニゴリ沢出合(ニゴリ小屋跡、標高1127m)まで2時間近くかかってしまいました。過去最遅のペースになったと思います😓 ここで休憩🥛 ニゴリ沢出合からは渡渉を回避するため、なるべく沢近辺を歩かず一部藪漕ぎもしながら山腹の方を歩くようにしました。この辺りも登山道が示されているわけではないので、自分の判断でどのコースを通るかは変わると思われます😐この辺りでYAMAPのペースで70~80%代に回復😗 標高1240m~1250m辺りからはそのまま沢方向に進まず、山側へ進行方向を変えます。そのまま沢方向へ行くとルートを外れます。この分岐の辺りは山側の方へ視線を送れば日光マークが見つかると思うので、それを目印に急登を登って行きます🧗 ただし、私のように初めて来た方は見落としやすいと思われるので注意が必要です😑 この地点からは、かなりの急登が待ち受けています。標高1240m~1250m辺りから国境平まで1.1~1.2kmほどの距離を360mほどアップします。 標高1300m辺りから標高1430m辺りはつづら折れ状に急登を登って行き、この辺りは割合登山道が分かりやすいです(松木渓谷ルート比)😌日光マークの目印があるだけでも助かります。急登の登りでYAMAPのペース100%近くに回復😙 標高1430m辺りから標高1490m辺りまでは、登山道が崩壊して背の高い草が生い茂っていて登山道が分かりにくいです。藪漕ぎをしながら登って行きます。 標高1490m辺りの尾根のような箇所を登って行けば、標高1530m辺りで日光マークがあります🟥🟨 ここから70m(距離)先の日光マークのある方向へ80mほどアップすれば国境平(標高1612m)です。 国境平で休憩🥛 国境平から350m~400mほど笹漕ぎをして目の前に皇海山の峰が見えてきます。 ここから頂上までは500mアップします😐 草原を抜け標高1680m辺りからは樹林帯の中に入って行きます。この辺りからは、ややきつい傾斜の登りが続きます。標高1900m辺りまでは所々樹木に付けられた目印があるので、その方向へ登って行きます😗 標高1900mを越えると目印がなくなり、登山道も荒れ果てています。道が分かり辛く皇海山頂上まで200mアップする急登があるので、最後の正念場になります😑 それでも何とか国境平から1時間ほどで皇海山頂上(標高2144m)に到達😇駐車場から6時間半かかりました。このルートでは誰1人会うことはありませんでした🥷 頂上は周りを樹木に囲まれているため、展望はなし。 頂上で昼食を摂りしばらく休憩🍙沢の渡渉で時間を費やしてしまい、かなりの誤算が生じました。復路で挽回したい思いでしたが、復路も簡単に駆け下っていけるような登山道ではなさそうです😓 皇海山からの復路は中倉山方面へ下ります。まずは鋸山を目指しました😶 皇海山から不動沢のコル(栗原川林道方面への分岐、標高1862m)までは途中、岩や倒木もある急登の下りでしたが、往路とは違い歩きやすいので駆け下って行きました🏃 不動沢のコルからは小ピークを2つ越えて急登を70mほどアップすれば鋸山の頂上(標高1993m)です🤠この急登の終盤、標高1970m辺りからはロープ場もあります。 鋸山頂上は展望も良かったです🏞️軽く休憩🥛 鋸山から薬師岳までは、かなりの険しさでした😨 頂上から150m(距離)先の崖では早くも鎖場の下りと登りが現れます。さらに岩場に設置された直角の梯子を登っていき、ロープ梯子が設置された急登を下ります😐 最後に直角のロープ場を登って行けば、ようやく薬師岳の峰に近づけます。 この区間はまるで両神山の北西側のようでした😰 20mピークを登れば薬師岳頂上🤠最近3度目の薬師岳登頂(標高1764m)です😀 頂上を表すプレートや三角点等はありません。日光マークの辺りが頂上だと思われます😐 薬師岳からは駒掛山までピーク周辺のアップダウンはあるものの、オーソドックな登山道。この辺りは駆け下ったりしながら、スムーズに進めました🏃浮雲山(標高1800m)も駒掛山(標高1808m)も頂上を示すプレートも三角点もないため、スルーしやすいです。駒掛山頂上で休憩🥛 駒掛山から庚申山までもオーソドックスな歩きやすい登山道ですが、細かいアップダンをしながら140mほどアップして庚申山頂上(標高1892m)です🤠ようやく地図上のコースタイムで駐車場まで残り6時間ほどのところまで来ることができました。もうひと踏ん張りです💪 ※ここから沢入山までは登山道が荒れ果てていて、不明瞭なルートが続くので注意が必要です。 ルートファインディングに慣れていない方にはお勧めできません。 庚申山からオロ山までは、登山道が荒れ果てて笹が生い茂っています☘️所々、登山道と分かる様な箇所もありますが、高く茂った笹に登山道が隠れてしまっているため、道が分かりません😨また、松木渓谷ルートのようにテープやマーカーの目印もほぼないので、ここも自分の判断でルートファインディングをして進んで行きます🙁 笹がなかったり、目印があれば駆け下っていけるような登山道ですが、下手にスピードを上げるとルートを外れるのが必至なので、思うようなスピードでは進めませんでした😑 それにしても後半に入っての笹漕ぎはきつさがあります。庚申山から120mほどダウンして最後にルートが不明朗なピークを40mほどアップすれば、オロ山頂上(標高1821m)です🤠ここで休憩🥛 オロ山からは樹林帯の中を80mほどのダウン。ここは駆け下って行きました🏃小ピークを登るとまた笹漕ぎが始まります😦 笹が生い茂った標高1682mの小ピークを越えると、よやく笹漕ぎゾーンが終わります😉 ここからはややザレた尾根上の小ピークを4つほど越えてようやく沢入山頂上(標高1704m)です🤠 沢入山からは展望があります🏞️ 沢入山から中倉山は、ようやく歩きやすい尾根上の道になります。ここも細かい小ピークのアップダンをしながら駆け下って行きました(200m弱ダウン)🏃 尾根上の一角の岩場が中倉山頂上(標高1520m)です🤠 中倉山からも整備された下りやすいトラバース道。ここも駆け下って行き、16時頃に登山口(標高905m)に到着できました(600m弱ダウン)🏃ここからは林道を進んで行き何とか16時半前に駐車場に戻って来れました🙂 今回はバリエーションルートのような道を通ったために想像以上に時間がかかってしまいました。特に私の苦手な渡渉ルートで地図上のコースタイムで35分のところを2時間かかってしまったのが誤算でした😅あの区間は沢登りをするような装備で行った方が良いかもしれません。また復路で遠田庚申山からオロ山・沢入山も目印がほとんどなく、笹が生い茂って登山道が不明瞭なので注意が必要です😶往路で費やした時間を挽回するには難しいルートでした😑 今回もいつも通り下山後は400kmの距離を6時間かけて愛知県まで日帰りしました🚗 時間がなかったので温泉へは行けませんでしたが、今回も山行を楽しめました😊
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。