サリーこと朝里天狗岳

昔むかし、札幌と小樽の境目あたりにヤンチャな山たちがいました。 小樽に朝里、銭函、定山渓。 何を思ったかダンスユニットを組もうぜ、ということに。 ルックスは良かったのでプロデューサーは TEN-GU☆ と名付けました。ただし4座だとパンチが弱いため 「もう1座連れてくるように、それがユーたちのデビューの条件」と。 メンバーの頭に浮かんだのは神威と烏帽子でしたが彼らはすでに「カムエボ」のユニット名でデビューしています（ちなみに現在は工事中のため11月末までほぼ活動休止。ほぼ、ですが）。 手稲はダンスというより盛り上げキャラ。いつも「イーネ👍」を連発しています（ぼくの赤い手袋が見つからないのはよくないけど😅）。 さっそく、ジェニーこと銭函天狗山が、塩谷丸山に声をかけます。頂上に祠があって天狗っぽいよね〜いんじゃね〜と。 でも「おれはいいよ…丸山のほうが気楽だし」と断られます。ちぇっ、つまんねえやつ、と怒るのはサリーこと朝里天狗岳。 でも1座探さなければデビューできません。 「しょうがねぇ、アイツにするか」とジョウこと定山渓が提案したのは子分に使っていた山。 「小さいから小回りも効くだろうし」と。 デビューするには背に腹はかえられないのでメンバーもまぁいいか、ということに。 「え、いいの？」 こうして加入したのがチッチこと小天狗岳。 小さいけど眺望が良い愛されキャラなのは皆さんもご存知の通り。 五人の兄弟が力を合わせて福井の村を救ったというのが「五天山ものがたり」ならば、こちらは「五天狗山ものがたり」。 長い冗談はさておき（長すぎるだろ…）、朝里天狗岳は、初夏に登ってとても楽しく、年内にもう一度登りたいと思っていました。楽しかったなぁ。ひよこさんとLilyさんにも会えたし。 木の葉はたいてい落ちてしまっていて地面は蝦夷錦の絨毯。 渡渉する沢の水量が夏よりも多いのにびっくりです。どこから湧き出しているのか？ 源流を辿ろうと思いましたが時間がないのでまたこんど。 山頂での朝ごはんは「天下一品」のカップ麺。 噂に聞いていましたが札幌でも売っているなんて。これまた噂に聞いていた通り、本物とは似ても似つかぬ味でした。