活動データ
タイム
04:15
距離
7.8km
のぼり
762m
くだり
759m
活動詳細
すべて見る前日の守門岳に続き、「あっさり風味」の浅草岳へ。 初めて訪れる山だが、山頂は草紅葉が綺麗だと、前日守門岳で出会ったお父さんが話していた。草紅葉や高層湿原好きとしては大いに期待が持てる。 守門岳同様、いかにも熊が出そうな森を抜けて稜線に出ると、そこは草紅葉と雪の楽園だった。いやあ、綺麗だ。紅葉の暖色系に白が差し込む見事な景観。更にその先には白く広大な雲海が繋がる。 雲海を眺めながら一休み。そのうちに何人か登山者が到着し、みんなで山座同定が始まった。彼方に越後三山、燧ケ岳が聳え、北の方に目をやれば雪化粧の飯豊連峰が見える。 決して高い山ではないけれど、360度の大パノラマは登頂の醍醐味を堪能できる素晴らしい山。この山が百名山とかいう俗な格付けに含まれていなくて本当によかった。いつまでもそっと静かに登山者に愛される山であってほしいと思う。 そうこうしているうちに陽の高まりとともに雲海が消えていく。降りよう。いつかまたこのピークに来られることを祈って下山開始。 桜曽根という尾根を歩き、カヘヨノボッチという山へ。名づける程でもない、小さなピークだが、いかにもいにしえからの呼び名という感じで好感が持てる。この尾根は紅葉が綺麗だったな。桜ゾネ広場まで来ると林道に出た。関東近郊の山では林道は杉の植林であることが多く、歩いてもちっとも楽しくないのだが、只見の深い山では、林道といっても原生林で、とても風情があった。 守門岳、浅草岳、ともに控えめな山だが、とてもいい山行だった。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。