医王山 カニのヨコバイと鳶岩 心を燃やせ🔥

2021.10.24(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 13
休憩時間
41
距離
11.9 km
のぼり / くだり
913 / 911 m
7
1 9
39
43
27
11
8
17
1 4
2
5

活動詳細

すべて見る

医王山に登るのは今回で2度目。前回の登山は数年前で、医王山スポーツセンターから鳶岩を経由して白兀山、奥医王山というルート。 まだ未体験のカニのヨコバイが気になっていたので、今回は国見ヒュッテから出発し、カニのヨコバイと鳶岩を経由する周回ルートに挑戦。心を燃やして全集中で😝登りましたよ🔥 カニのヨコバイ、高度感も危険度も想像以上でした。何てコワ楽しい🤣。剱岳の練習に使うというのも納得。ヨコバイ通過中は剱岳と同等な位ヤバいので、細心の注意が必要です。なお、本家のカニのヨコバイのイメージで臨むと、ボリューム(距離)が本家の3倍はある感じで思わぬ不意打ちを喰らったりします😅。もちろん剱岳はヨコバイだけが難所という訳ではないけれども。 鳶岩も、改めて登ってみてやはりスリル満点。純粋な岩登りは50mくらいだけど、ロープなしで登る岩場としては十分すぎるボリューム。レベル的には槍の穂先より難易度高いんじゃないかしら。 翌日、朝起きると標高差1000m未満の山行にもかかわらずあちこち筋肉痛が。都市近郊の山とは思えない充実した山行でした👍

医王山・白兀山・箱屋谷山 国見ヒュッテ。隣に広い駐車場があり、駐車スペースは十分。ネットでイオックス・アローザスキー場のほうからの道が快適と情報があったので使ってみる。林道なので仕方ないが道幅は1.5〜1.8車線位の感覚。赤兎山までの林道と同じ位。路肩まで使えば、退避スペースでなくてもぎりぎりすれ違える感じ。舗装はきれいで斜度も緩め、その点は確かに快適。
国見ヒュッテ。隣に広い駐車場があり、駐車スペースは十分。ネットでイオックス・アローザスキー場のほうからの道が快適と情報があったので使ってみる。林道なので仕方ないが道幅は1.5〜1.8車線位の感覚。赤兎山までの林道と同じ位。路肩まで使えば、退避スペースでなくてもぎりぎりすれ違える感じ。舗装はきれいで斜度も緩め、その点は確かに快適。
医王山・白兀山・箱屋谷山 ヒュッテからの展望が最高。今日は朝から晴れて、北アルプスが広く見渡せる。
ヒュッテからの展望が最高。今日は朝から晴れて、北アルプスが広く見渡せる。
医王山・白兀山・箱屋谷山 剱岳と立山。白馬岳、朝日岳もきれいでした。
剱岳と立山。白馬岳、朝日岳もきれいでした。
医王山・白兀山・箱屋谷山 槍ヶ岳、穂高、笠ヶ岳まですっきり見える。すごく遠いので、穂先でようやく判別できるレベルなんだけどね。
槍ヶ岳、穂高、笠ヶ岳まですっきり見える。すごく遠いので、穂先でようやく判別できるレベルなんだけどね。
医王山・白兀山・箱屋谷山  国見ヒュッテからカニのヨコバイ手前の沢に向かって下る道も、岩が苔むして最高度にツルツル滑る、何気にヤバい鎖場。
 福井県の山の感覚でいうと、日野山の荒谷コースの頂上直下の下りと同じ位。
国見ヒュッテからカニのヨコバイ手前の沢に向かって下る道も、岩が苔むして最高度にツルツル滑る、何気にヤバい鎖場。 福井県の山の感覚でいうと、日野山の荒谷コースの頂上直下の下りと同じ位。
医王山・白兀山・箱屋谷山 沢への下りの途中「鳶岩が見えます」の看板。斜面の途中に岩が露出しているのがそうかな。鳶岩直下の斜面の角度がエグい。
沢への下りの途中「鳶岩が見えます」の看板。斜面の途中に岩が露出しているのがそうかな。鳶岩直下の斜面の角度がエグい。
医王山・白兀山・箱屋谷山 斜面を下りきると沢の渡渉。浅いところを辿って歩けばローカットの登山靴でも十分渡れましたよ。増水時は知らん。
斜面を下りきると沢の渡渉。浅いところを辿って歩けばローカットの登山靴でも十分渡れましたよ。増水時は知らん。
医王山・白兀山・箱屋谷山  沢を渡るといよいよカニのヨコバイの始まり。写真では分かりづらいけれど、右下の草むらの所は垂直に近い角度で切れ落ちた断崖で、斜面とかいう生易しい感じではないです。草まで足を踏み外せば完全に空中、ワンミスで奈落の底。
 鎖は錆びているものも多いけど、必要に応じて新しいものに取り替えられているようなのが救いです。
沢を渡るといよいよカニのヨコバイの始まり。写真では分かりづらいけれど、右下の草むらの所は垂直に近い角度で切れ落ちた断崖で、斜面とかいう生易しい感じではないです。草まで足を踏み外せば完全に空中、ワンミスで奈落の底。 鎖は錆びているものも多いけど、必要に応じて新しいものに取り替えられているようなのが救いです。
医王山・白兀山・箱屋谷山 草に隠れて高度感が一見やわらいで見えるけれど、草の下は地面も斜面も一切目に入らない純粋無垢な断崖絶壁。踏み外せば、はるか下の川まで一直線に落ちるだろうという厳然たる事実。
草に隠れて高度感が一見やわらいで見えるけれど、草の下は地面も斜面も一切目に入らない純粋無垢な断崖絶壁。踏み外せば、はるか下の川まで一直線に落ちるだろうという厳然たる事実。
医王山・白兀山・箱屋谷山 しかも、足がかりにする岩は濡れ濡れで、もちろんツルツル。晴れていても水がしみ出してくるらしい。
しかも、足がかりにする岩は濡れ濡れで、もちろんツルツル。晴れていても水がしみ出してくるらしい。
医王山・白兀山・箱屋谷山 難所を1つやり過ごした所で、振り返ると立派な滝(白姫の滝)。断崖絶壁なのも納得。この後もまだまだ難所は続く。難所を越えたらまた次の難所。
難所を1つやり過ごした所で、振り返ると立派な滝(白姫の滝)。断崖絶壁なのも納得。この後もまだまだ難所は続く。難所を越えたらまた次の難所。
医王山・白兀山・箱屋谷山 濡れ濡れの岩場。足ががりは岩が見えている部分のみで、草付きの所は断崖。踏み外したら一発アウト。鎖にすがって慎重に歩かざるを得ない。
濡れ濡れの岩場。足ががりは岩が見えている部分のみで、草付きの所は断崖。踏み外したら一発アウト。鎖にすがって慎重に歩かざるを得ない。
医王山・白兀山・箱屋谷山 縦方向の動きも数か所。急角度の傾斜を下りきって、ヤレヤレ大変だと一息つきながら今下ってきた道を振り返る。
縦方向の動きも数か所。急角度の傾斜を下りきって、ヤレヤレ大変だと一息つきながら今下ってきた道を振り返る。
医王山・白兀山・箱屋谷山 この辺り、濡れ濡れの一枚岩で足場を探すのも大変。ヨコバイの後半、三蛇ヶ滝に近づくにつれて難易度が段々上がってくる。少し集中が切れたのか足がズルッと…😨 鎖を掴んでおいてよかったよ〜😭
 昔、剱澤小屋で教えてもらった「鎖を持っていれば落ちることはありません」という金言が身に染みる。いざという時に当たり前のことを当たり前にこなす大切さ。
この辺り、濡れ濡れの一枚岩で足場を探すのも大変。ヨコバイの後半、三蛇ヶ滝に近づくにつれて難易度が段々上がってくる。少し集中が切れたのか足がズルッと…😨 鎖を掴んでおいてよかったよ〜😭 昔、剱澤小屋で教えてもらった「鎖を持っていれば落ちることはありません」という金言が身に染みる。いざという時に当たり前のことを当たり前にこなす大切さ。
医王山・白兀山・箱屋谷山 無事にカニのヨコバイを通過。意外に長かった…。登山道を分岐して少し下り、三蛇ヶ滝に寄り道したところで一息つく。
無事にカニのヨコバイを通過。意外に長かった…。登山道を分岐して少し下り、三蛇ヶ滝に寄り道したところで一息つく。
医王山・白兀山・箱屋谷山 大沼にも寄り道して、下から鳶岩を撮影。あれを登ることになる訳です。控えめにみても傾斜は45度以上。
大沼にも寄り道して、下から鳶岩を撮影。あれを登ることになる訳です。控えめにみても傾斜は45度以上。
医王山・白兀山・箱屋谷山 鳶岩の登り。ロープやハーネスを使うほどではないもののかなりガチの岩場。大きな一枚岩を登る場面が多く、岩のちょっとした起伏を捉えて足場にする必要あり。槍ヶ岳の穂先のような、足がきちんと乗せられるように足場を大きく彫り込んであったり、ボルトが打ち込んであったりといった親切設計はなく、能動的なルートファインディング、足場を積極的に探すことが必要。三点支持の基本は忘れずに、鎖はあくまで補助・保険のつもりで。
鳶岩の登り。ロープやハーネスを使うほどではないもののかなりガチの岩場。大きな一枚岩を登る場面が多く、岩のちょっとした起伏を捉えて足場にする必要あり。槍ヶ岳の穂先のような、足がきちんと乗せられるように足場を大きく彫り込んであったり、ボルトが打ち込んであったりといった親切設計はなく、能動的なルートファインディング、足場を積極的に探すことが必要。三点支持の基本は忘れずに、鎖はあくまで補助・保険のつもりで。
医王山・白兀山・箱屋谷山 鎖が足場とは少しずれたところに下がっているような場所もあるので、ルートファインディングは気をつけて。
鎖が足場とは少しずれたところに下がっているような場所もあるので、ルートファインディングは気をつけて。
医王山・白兀山・箱屋谷山 長い登り。所々に一息つけるポイントがあるので、休み休み慎重に。
長い登り。所々に一息つけるポイントがあるので、休み休み慎重に。
医王山・白兀山・箱屋谷山 もうすぐ岩登りも終わり。あと一踏ん張り。一息ついて落ち着けば、足場も段々見えてくる。
もうすぐ岩登りも終わり。あと一踏ん張り。一息ついて落ち着けば、足場も段々見えてくる。
医王山・白兀山・箱屋谷山  無事に鳶岩に到達し一安心。
 一息ついたところで鳶岩の先端に登ろうと手をかけたところ、どうも下の沼から呼ばれているような感覚😨 あれここってそういう所だったかしら。何となく、今日は登るのをやめておく。他に登ってる人も普通にいたけどね。でも今日の自分は登らないのが多分正解。
無事に鳶岩に到達し一安心。 一息ついたところで鳶岩の先端に登ろうと手をかけたところ、どうも下の沼から呼ばれているような感覚😨 あれここってそういう所だったかしら。何となく、今日は登るのをやめておく。他に登ってる人も普通にいたけどね。でも今日の自分は登らないのが多分正解。
医王山・白兀山・箱屋谷山 鳶岩からさらに若干の登りあり。登りきった所から覗く大沼(この漢字で、読みはなぜか「おおいけ」)。
鳶岩からさらに若干の登りあり。登りきった所から覗く大沼(この漢字で、読みはなぜか「おおいけ」)。
医王山・白兀山・箱屋谷山  ヤマップの地図に山頂ランドマークがあるので、ついでに前山の頂上にも寄り道。
 前山頂上の表示板は、登山道から少し外れて脇道に入ったところにあり。頭上のかなり高い位置にあるので、普通の目線では見逃してしまうかも。
ヤマップの地図に山頂ランドマークがあるので、ついでに前山の頂上にも寄り道。 前山頂上の表示板は、登山道から少し外れて脇道に入ったところにあり。頭上のかなり高い位置にあるので、普通の目線では見逃してしまうかも。
医王山・白兀山・箱屋谷山 しがらくび。限られた駐車スペースは車で埋まっている。白兀山まで最短距離だものね。
しがらくび。限られた駐車スペースは車で埋まっている。白兀山まで最短距離だものね。
医王山・白兀山・箱屋谷山 白兀山到着。小禿の岩場も展望台の周辺も人でいっぱい。お昼どきだしね。鳶岩が終わったらあとはゆるふわ登山♪ といきたかったが、ぬかるみとの戦いが結構あり、気分的にゆるふわとは言い難い。
白兀山到着。小禿の岩場も展望台の周辺も人でいっぱい。お昼どきだしね。鳶岩が終わったらあとはゆるふわ登山♪ といきたかったが、ぬかるみとの戦いが結構あり、気分的にゆるふわとは言い難い。
医王山・白兀山・箱屋谷山 白兀山頂上から眺める白山。白山も冠雪。大分雲が出てきたけれど、何とかまだ顔を出している。
白兀山頂上から眺める白山。白山も冠雪。大分雲が出てきたけれど、何とかまだ顔を出している。
医王山・白兀山・箱屋谷山 蛇尾山山頂。稜線上を白兀山方面に少し進むと「ダオテラス」という見晴らしの良いベンチがあったようだが、今回は気付かずそのままスルー。ちょっと残念。
蛇尾山山頂。稜線上を白兀山方面に少し進むと「ダオテラス」という見晴らしの良いベンチがあったようだが、今回は気付かずそのままスルー。ちょっと残念。
医王山・白兀山・箱屋谷山 夕霧峠着。朝も車で通ってるんですけどね。戻ってきたよ。
夕霧峠着。朝も車で通ってるんですけどね。戻ってきたよ。
医王山・白兀山・箱屋谷山 朝の眺めとは異なり、冠雪した剱・立山の白さが目に鮮やか。立山に少し雲がかかっているけど、それでも圧巻の眺め。
朝の眺めとは異なり、冠雪した剱・立山の白さが目に鮮やか。立山に少し雲がかかっているけど、それでも圧巻の眺め。
医王山・白兀山・箱屋谷山 雲が多くなってきたが、槍・穂高、笠ヶ岳もまだ何とか見える。雲のせいで槍の穂先も肉眼では確認しづらい。
雲が多くなってきたが、槍・穂高、笠ヶ岳もまだ何とか見える。雲のせいで槍の穂先も肉眼では確認しづらい。
医王山・白兀山・箱屋谷山 夕霧峠から再び山道。急登の階段とぬかるんだ道のアップダウンを経て奥医王山に到着。展望台に登ってみるが、高く繁った木が邪魔して北アルプスや白山は見えず、最高地点からの展望はほとんど楽しめない。労多くして…という感も否めないが、頑張って登ったので良しとする。前に来たときにも同じことを思ったような。
夕霧峠から再び山道。急登の階段とぬかるんだ道のアップダウンを経て奥医王山に到着。展望台に登ってみるが、高く繁った木が邪魔して北アルプスや白山は見えず、最高地点からの展望はほとんど楽しめない。労多くして…という感も否めないが、頑張って登ったので良しとする。前に来たときにも同じことを思ったような。
医王山・白兀山・箱屋谷山 奥医王山は一等三角点。やっぱり一等は立派な標石ね。
奥医王山は一等三角点。やっぱり一等は立派な標石ね。
医王山・白兀山・箱屋谷山 夕霧峠から国見ヒュッテに戻る林道の帰り道。
おー、路上にブナの実がいっぱい。
夕霧峠から国見ヒュッテに戻る林道の帰り道。 おー、路上にブナの実がいっぱい。
医王山・白兀山・箱屋谷山 見上げると、頭上にブナの木。
見上げると、頭上にブナの木。
医王山・白兀山・箱屋谷山 今日はこれというお花は見かけず。
このお花だけは至るところに咲いていた。。
今日はこれというお花は見かけず。 このお花だけは至るところに咲いていた。。
医王山・白兀山・箱屋谷山 ムラサキシキブ 結構色々な所で目立ってた。
ムラサキシキブ 結構色々な所で目立ってた。
医王山・白兀山・箱屋谷山 ジイソブかバアソブ(実)
ジイソブかバアソブ(実)
医王山・白兀山・箱屋谷山 ツルリンドウ(実)
ツルリンドウ(実)
医王山・白兀山・箱屋谷山 ツルアリドオシ
ツルアリドオシ
医王山・白兀山・箱屋谷山 センボンヤリ…でいいですよね?
葉っぱが確認てきなかったんですけど。
センボンヤリ…でいいですよね? 葉っぱが確認てきなかったんですけど。
医王山・白兀山・箱屋谷山 表示板にカニのヨコバイの位置が図示してあったので、ご参考までに。鳶岩へと登る分岐点から豊吉川の渡渉までの区間がヨコバイ。
表示板にカニのヨコバイの位置が図示してあったので、ご参考までに。鳶岩へと登る分岐点から豊吉川の渡渉までの区間がヨコバイ。
医王山・白兀山・箱屋谷山 一般的な登山道としての整備なしと書いてありますが、鎖はある程度メンテナンスされているみたいだし、藪が放置されている感じもありません。断崖の登山道がナチュラルに危険なだけ🤣
 迂回路と青線で書いてあるけれど、これも沢歩きで大変な道なのでは…
一般的な登山道としての整備なしと書いてありますが、鎖はある程度メンテナンスされているみたいだし、藪が放置されている感じもありません。断崖の登山道がナチュラルに危険なだけ🤣 迂回路と青線で書いてあるけれど、これも沢歩きで大変な道なのでは…

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