サブタイトル 1、バンババン先生謹製の痛快オリジナルルート 2、1発だけで十二分なのに3発いきますか 3、もうそろそろ私には限界です! 1、バンババン先生謹製の痛快オリジナルルート ルート概略:旧国民宿舎→篭沢コース→支流烏帽子沢→右俣遡行→裏妙義一般縦走路→赤岩登頂→縦走路復帰せず(←NEW!)西大星→鍵沢コース→麻苧の滝駐車場(車デポ済み) 烏帽子沢遡行は沢の世界ではそこそこ名の通っているコースのようですが夏はヤマビルの問題もありあまりやる方も居ないのでは… 初心者向けと聞いていましたがとんでもなかったです!マーク類一切ありません。沢の遡行といっても滝も多くルートは自身で考えて通行しなければなりません。とんでもない急登、すべりまくりの滑沢もあります。 次の赤岩登頂はネットでの事前の調査で3件しかヒットしないようなところです。妙義のバリエーションルートを志す方が必ず目にするであろう「背景真っ黒のページ」にも記載ありません。ヒットした方の一名は相当な妙義通であろうブロガーの方、一名はバンバ先生のお知り合い!、もう一名は先週出会ったベテランの方!!広いようで狭い赤岩登頂の世界、ネットに記述が少ないのは… ほかでもない難しいからでしょう。その分登頂したときの達成感はハンパないです。今回通ったルートで見つけたマークは下山時に通ったピークにたった一つだけ。赤岩は遠くからの見た目では全く想像つかない複雑な地形で、ピークも複数有り正直どれが最高点か分からずすべてのピーク踏んできました。もっとやさしいルート取りもあったかもしれませんが、私たちの通ったルートは相当手強かったです。 最後の西大星は妙義バリエーションの世界ではメジャーな存在でアクセスするルートも複数ありますが、赤岩からの西大星はネットに記述見つかりませんでした。双方間チャレンジしての敗退記録はありましたが… これぞまさしく「バンババン先生謹製の痛快オリジナルルート!」しかも今回クリアしています。そもそも西大星自体訪れる方の少ない(残置物で判断しています)、一般的な整備など皆無のバリエーションルートとしてしか存在していません。今回のルートでは登頂までマーク類一切ありませんでした(鍵沢への下山路ではちらほらありましたが)。今回の登頂ルートは十二分に厳しかったです。 2、1発だけで十二分なのに3発いきますか 普通これらのバリエーション一つにせいぜい丁須の頭の登頂をセットするくらいが関の山でしょう。ただでさえ記録少ない上記3つのバリエーションを一日で3発行きますか?ネット初出はもちろんやった人過去にいるのでしょうか?高度なルーファイに加え脚力・体力・精神力・シックスセンスさえも問われる悶絶なコース取りでした(今回の軌跡データに錯綜はほとんどありません。これはシックスセンスがあったからこそと私は考えます、でなければ当日の活動時間では収まらなかったでしょう)。山行中一般縦走路に復帰したときは正直ここは天国かと思いました、念のため”妙義の縦走路”が!です。 今回の山行ですでに先週の星穴新道など完全に霞んでしまっています。それほどの破壊力がこの3発通しのコースにはあります。 行ってみればわかります、1コースだけでもお腹いっぱいです。 3、もうそろそろ私には限界です! さてそんなわけでして…、今回のこのコースあたりが私のさまざまな意味においての限界地点です、しかもただついて行っただけですが! 私が今まで経験した妙義のバリエーションルートはバリルートの中でもメジャーなもので、西岳経由の星穴岳ルートに関しては「ただの観光ルートだ」と揶揄する方さえいますし、星穴新道も厳しいルートでしたが曲がりなりにも「元一般登山道」です。 しかし今回のルートは踏み跡乏しくマークなど無い正真正銘完全なバリエーションルート!ご興味おありの方は軌跡をダウンロードしてこのルート試してみてください。その厳しさが十分お分かりいただけるかと思います。「なにこれ!こんなルート簡単ジャン」と言われる方には大いに笑っていただいて結構です。 私的には今回の山行においては体力面の余力は十分ありました。山行後妙義の縦走行けといわれれば間違いなく行けましたし、前日も表妙義縦走一本こなしています。しかし言えるのはただそれだけ、それ以外の面で私の行けるバリエーションルートとはこの辺りが限度なのかもしれないと悟った一日でした。 最後に帰宅後に頭を過ぎったマンガ「頭文字D」からの一節を引用させていただいて〆ます。 「妙義の谷は深いぜ」「せいぜい命だけは大切にした方がいいぜ」 …はい
旧国民宿舎から篭沢をスタート
御殿と風穴稜(中央に風穴)
ここで一般路を外れ烏帽子沢に
ワクワク感で武者震いがとまりません
いきなりチョックストーンの洗礼
右から巻いてみます(正解などありません)巻き方検討中
結局ここを登り詰めるしかありませんでした いきなり厳しかったです・・
その後も何の変哲も無い落ち葉の下に微かな踏み跡を感じ取りながら進みます
紅葉一切気にかけてませんでした(´Д`;)
この辺り見た目の印象よりは歩きやすかったです
巻いてクリアの場合はずっとこんな感じ(笑)
この辺りで異変に気づきました「先生の後を追ってはいけない!」
先生は…
中央突破!
後を追ってはいけないと分かったらこうするしかありません、3者3様の登りかた(笑)
滝の上から目線
あんぱん休憩中
何気なさそうなこの辺りの滑沢から先ががキツかったー
そのまま登り詰めるか尾根に登るか見極めています
尾根へ!
稜線が見えてきました… テンションMAX
最後はこんな急斜面を登りつめてやっと稜線(一般登山道)へ…
赤岩の南末端に出ました、次はこのピークを目指します
やっと視界が開けました
裏庭(笑)を通過します
ネタショットを撮影していたら「身体硬い!」と言われてしまいました… 「Yes!」
しばし休憩して…
ここから赤岩登頂チャレンジです。
ロープ確保して頂いた途中の急斜面!
四苦八苦して北西端の尾根に登りつめるとそこは目もくらむ断崖!ここまで撮影の余裕一切ナシ!
この辺りに立ちました(^^;)))
10cm右は断崖絶壁! を一瞬歩きました(^^;
このアングルで烏帽子岩を撮影できるプレミアム感!
手前のピークに一人残って撮影係の役目…
お返しショット
これはまた違うピーク
赤岩のピークは4つくらいありましたか…
おびただしい高度感❗
何度かピークのアップダウンを繰り返してここが南端のピーク
すさまじい高度感のなか登頂記念撮影を…
撮られていた!
目が… 死んでいます…
自撮りも… 失敗しています
でもだいまんぞく!
縦走路以外で本日初めて目にしたテープ… もはや何の意味もありませんでした(^^;
次はあちらの西大星ピークを目指します…💦
ホントに目指すのか…😓 ここからの西大星へはおそらくネット初出ルートです👌✨
今日は心なしか丁須が小さく見えました ここから藪の断崖を下りました 新ルート開拓の瞬間です
こんな立った斜面を下りて・・ ちなみに先頭ひでやん(…😓)
ここで初の懸垂下降
これぞバリエーションの真骨頂! 踏み跡感薄すぎです(困)
はっきり言って崩落後なんて下りたくない、ひでやん飛ばしすぎ😡!
びびりmarkun最後尾の図😂
この悪魔!
先生は前回ここで西大星から赤岩への登頂を断念したそうです、断念が相当です
ルート検索中
今日はクマより妙義の谷の方がコワカッタ
落葉はこんな感じ 膝まで埋まるようなことは無かったです
ちょっとしたフェースをクライミング
これまたプレミアム感 左:先ほど登頂した赤岩 右:烏帽子岩 このアングルだと中央の七人星が分かりやすいですね
天然のロープ?を使います!
天然のあぶみ?を使います!
落石をかわしています(>_<、) ヒムロック風
で、登ります
西大星のピークへは最後の最後クライミングしなければなりません。
言わずもがなですがロープ・鎖はありませぬ
ぎゃー びびりmarkun最後尾
余裕のおとこ
西大星ピークから赤岩と烏帽子岩のプレミアムショット 登ったところは普通撮影できませんが連登ならではの撮影です
こっちは北峰?本日は未踏
ピーク自体は藪で地味でした
この岩の上立つ?
余裕ですねー
私はここまでにしておきました
撮影係に徹します
表妙義
懸垂で下ります
支点はこんな感じ
余裕v
下ると聞いてやっと余裕が…
お行儀わるくてスミマセン、歯を食いしばらないようにするためよく舌出してます
さらにもう一回懸垂
ここは懸垂が正解、いや絶対懸垂
うん
ここはクライムダウンとのこと… け、けん・・
すべk… (;へ:)
一応書き加えますが急斜面です、かなりの
西大星から鍵沢への下りでやっと少々のテープが出現
ここで鍵沢(一般道)へ合流
さすがの潤沢なマーク類!
いままで一般道で何気なく見ていたケルンは実はバリエーションルートへの取り付き(一部ですが)を示していたんですね