金時山 公時神社から周回

2021.10.24(日) 日帰り

活動データ

タイム

05:26

距離

5.8km

のぼり

620m

くだり

631m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 26
休憩時間
1 時間 32
距離
5.8 km
のぼり / くだり
620 / 631 m
1 28
44
18
46

活動詳細

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接待登山ウィーク DAY2 勘の鋭い方であれば、題名を見ただけでお気付きのことでしょう。 そう、お待ちかねの高校時代の同級生が再登場です。 ワクチンも大体行き渡って来たので、これからは次のステージに進んでいかなきゃいけませんね。感染者数も減ってきているので、夏前からの計画通り、同級生とそのお友達を連れて、登山レベルとしては初級者向け、複雑な思惑が絡み合った人間関係としては上級者向けの登山に出かけました。本日は秋のゆるふわ登山部(部員1名)に仮入部2名が加わり、3名体制となります。 例のごとく、栃木くんだりから代々木上原と駒場東大前へ、危険な狼が夜明け前からお迎えに上がります。実際は近場の実家に泊まっているので大した労力ではありませんが、迎え送り狼としては頑張った感を出す為に、「わざわざ栃木からありがとう!」と言われた際は、「お、おう!」とサラッと返すつもりでしたが、無駄に硬派な狼は「実家からだから大したことないよ」とすかさずカミングアウトしてしまい、得点の機会をみすみす逸します。 数ヶ月前から心配していたのは車の座席割り。日頃から鍛えていない人にはとにかく体力を温存しておいて欲しいものの、女友達が集まれば黙って寝てくれる訳がない。かといって、友人と遊ぶ時は99%電車に乗って東京近辺の私は、人を乗せての運転というよりは、運転しながら会話することが年に数回しかない為、あまり慣れていないません。しかも私は映画の待ち時間(昭和?)やレストラン等では面白い話はしますが、寡黙で聞き上手な男性に魅力を感じるので、出来れば静かにしていたいタイプ。また、他人を乗せる時はいつにも増して責任を持って、しかも繊細なアクセル&ハンドルワークを繰り出して、眠りに吸い込まれるような運転を心がけているので、二人からの会話をどこまでシャットアウト出来るかが重要なミッションとなります。激しいトライアングルトークはなんとしても避けたいので、女性二人には後部座席に座ってもらい、勝手に盛り上がって欲しいと願っていましたが、1人ずつピックアップしていくのに最初に乗った同級生が後部座席から座る訳ないよな。と自分の浅はかさに苦笑い。対抗策として、助手席には彼女たちが寝やすくする為に用意した毛布やひざ掛けを置き、助手席への乗車を見事にブロック!したつもりでしたが、座席がどうだろうが女性二人が揃えば黙っている訳などなく、朝の5時からトライアングルトーク全開という前途多難な幕開けとなりました。トホホ。。。 実はこの同級生、ラテン系のハーフ(お父様がスペインとブラジルの血を引いており、BS1の登山スペシャルによく出てくるモデルの仲川希良さんによく似ています)なのも影響しているのか?私とは全く?反対で、めちゃ明るくて元気で、しかもみんな一緒に楽しんじゃおうよというタイプ。今回の登山も前日の友人も誘って4人で行こうよと提案されたました。しかし、既婚者でもある友人は私と二人きりで登山の厳しさや魅力、NFL、ワインといった男の会話がしたかったようで、仕事や住んでるところや出身の話など、初対面あるあるのしょーもない上辺トークを休みの日までしたくないということで、断られた経緯がありました。 駒場東大前から20分位経過、用賀から東名に乗った頃でしょうか。やはり友人の選択は間違っていなかったと後悔し始めていたところ、二人とも運動会や遠足前の小学生と同様に遅くまで寝付けなかったとのことで、「失礼だけど寝させてもらうね」と奇跡の大逆転。DJ G2Gとしてはダメ押しの如く、マライアのバラードメドレーに繋いで最後のお手洗い休憩所の足柄SAまでぐっすり眠っていただきました。 ※私は自分が運転する車で寝てもらえることを最大の喜びにしています。運転が下手過ぎて疲れ切って寝てしまった可能性もありますが、基本的には安全でスムーズな運転に信頼を置いてもらえたということだと思うので、最初に「私は寝てもらって全然かまいません。安全に登山することが一番なので、パワー蓄える為にいくらでも寝ちゃってくださいね~」とお願いしています。もちろん登山がなければ「寝るなり、ビール飲むなり好きにしちゃって~」とお願いしています。 ちなみにこのお友達は同級生が働いている会社の元同期(その後お友達は転職)。私は休日に仕事の話を自分からしないし、人には聞かないので、女子二人の会話を聞いている限りではお互い雑誌の編集者な模様。今では少しマシになっているようですが、新入社員時代から何日も会社に泊まるのは日常茶飯事で本当に大変そうなお仕事なようです。ここまで厳しい仕事だからこそ、同期の絆が深い(戦友な)んだなぁと納得しました。 7時前に公時神社の駐車場へ無事到着。本日も登山を楽しいと感じてもらう為の接待登山なので、ドリンク、軽食、補給食、防寒着、その他もろもろは私が準備し、荷物も当然全て持ちますが、食事は山頂のお茶屋さん頼みなので、大した重さでないのが幸いです。 さて、いよいよ登山開始です。ここからは私が垣間見てきた男女の奇妙な登山スタイルの話を一つ。男女の登山模様を星の数ほど見て来た私として絶対にやらないと決めているのが、男性が先に進み数分ごとに後ろを振り返り、(結果的に)体力のない女性を急かすというスタイルの登山です。自分もそのうちバテるくせに、女性を必要以上に疲弊させてた挙句、いざという時に女性を助けられない位置にいる。こんなふざけた登山があるのかと、長らく疑問に思って来ました。いくら簡単な登山道だろうが、熟年夫婦だろうが、「別々に登るくらいなら一緒に来るな」、それ以前に「女性を守れないようなら登山に誘うな」って話ですよね。 今回は最初の5分だけ先頭を歩いて、初心者でも止まらずに歩き続けられそうなペースをレクチャーし、残りは後ろから二人を助けられそうな距離感を保ちながら登りました。もちろん「一見助けられそう風」を装っているだけで、二人のお尻が目当てだったのは言うまでもありません。 朝早く、人も少なく、マイペースでゆっくり登れたので、疲労はあまりなく、無事山頂へ到着。あまりの絶景に二人も大喜び。1週間前から天気予報はどんどん良化したものの、最低気温はどんどん下がるばかりで、なかなか心配させられましたが結局10℃弱でほぼ無風。山頂で止まったり、風が強いと初心者は辛いと思って準備して来たダウンも全く必要ありませんでした。まずはお写真タイム。たくさん二人の写真を撮ってあげた後は金時茶屋でお目当てのきのこ汁を楽しみました。しかしメニューが凄い!カレーにラーメン、おでん、お汁粉と至れり尽くせりですね。私は下山後のお蕎麦も楽しみにしていたので、なんとかきのこ汁とおにぎり1個で我慢しました。きのこ汁はお出汁が効いてとても美味しかったです。寒かったらもっと身体に沁みるのかもしれませんね。これを食べちゃうと、この山だけは料理を作るのはヤボだなと思いました。 そしてここからが本日のメインイベント、この日の為に購入したコーシーセットを使ってのおもてなしタイムです。金曜夜に家でビクビクしながら火が付くか試してみた甲斐があり、無事点火!毎年恒例のグランピングでも大好評のスタバのインスタント(コーヒー、カフェラテ、カフェモカ、キャラメルラテ)に、セブンのワッフルを合わせて楽しんでもらいました。女子二人は「もう、涙出そうなんだけど~!」と喜んでくれて、とても美味しく飲んでいただきましたが、山頂でのコーラすら美味しく感じなくなった私には家で飲む方が美味しいなと。。。こんな(このバーナーを使う)ことは最初で最後になるんだろうなと感傷に浸りながら、普遍的な登山の楽しみ方を皆さんと楽しみました。まあ、どうせなら豆から挽いて、もっと美味しいのを作っても良いのかもしれませんが、あんまり頑張ってる姿を見せるのも気を遣わせちゃうので、この程度で調度良かったのではないかと思います。 さて、ここからが本番、初心者の鬼門となる降りです。1年半以上転倒していない降りマスターとしては、いくつも教えてあげたい技術があるものの、身体が出来ていなかったり、経験が少なかったりする人に教えて直ぐに効果が出るものなど皆無。足の運び方や足場の選び方だけレクチャーして、先頭を交代しましたが、やはり初心者は段差の奥が見えにくい、想像しにくい降りで正しい道を見つけるのが難しいようで、私が先頭でペースを作ることにしました。もちろん、ちょっと急なところは私が見本を見せてから、下から「いつでも助けられそう風」を装いながらサポートしましたが、スキンシップが必要になるようなところは最後まで訪れませんでしたね(笑) 行動時間4時間、休憩1時間30分、計5時間30分、見事なペース配分で本日もみんなノーコケで無事に登山を終えることが出来ました。幸い軽い疲れはあるようですが、足が痛くなったりしていないようなので、彼女たちには楽しい登山になったのではないかと思います。翌日、彼女たちから「軽い筋肉痛になっちゃた。(せっかく絶妙なペースで登らせてくれたのに)ごめんね」と連絡が来ました(笑) しかし、ここからが接待登山の本番。山は軽め、娯楽は多めが初心者や女性向けには必須の要素、日帰り温泉、食事、お土産とまだまだ気が抜けない時間が続きます。 山の近くの日帰り温泉も私にとっては日常となってしまいましたが、彼女たちにとっては非日常。前回妙義山に行った時は私に気を遣って温泉を早めに出て来てくれたので、「私は眠気防止で長く浸からないようにしているだけだから気にしなくていいよ」と温泉を1時間満喫してもらいました。駐車場から御殿場インターに向けて直ぐにある富士八景の湯。とても清潔感があって綺麗でした。100円ショップで購入したバッグに、小タオル、中タオル、バスタオル、シャンプー&コンディショナーセットを入れてお渡ししましたが、最近はコロナで都会に遊びに行く機会がめっきり減って、洋服も買わなくなったので、高校時代に流行っていたBEAMSのオレンジのショップバッグみたいなのが全然増えませんね。100円ショップでもあの大きさのがなくて困りました。 14時になってきたので、お腹が空いて限界寸前です。お蕎麦屋さんを探しながら坂を降りますが、なかなかお目当ての感じの店はなく、御殿場の市街地に向けて走っていると名鉄菜館という地元の方の宴会や家族行事などでも愛されてそうな大箱の中華料理屋さんを発見。青菜炒め、ホタテとイカのXO醤炒め、麻婆豆腐、海鮮おこげ、坦々麺、ノンアルビールx2本(各自)とお腹一杯いただき、お食事代は彼女たちにご馳走していただきました。このお店だけの為に金時山に登りに来ても良いと思わせるくらい充実したお食事になりました。 お腹が一杯になったところで、道の駅ふじおやまに寄ってお土産タイム。移動中にニュースにもなった東名の事故渋滞、160分を電光掲示板で知る。もうジタバタしてもしょうがないので、ゆっくり帰ろうとなりました。前夜に両親から「どこかの山に行った時に新米があったらまた送ってね」と言われていたので、私は地元のコシヒカリを購入。何も買いたいものがない道の駅も多いですが、ここは静岡、山梨、神奈川の名産を万遍なく置いている感じで良さそうに感じました。 15時半帰宅開始、22時東京着(4時間ちょっとが渋滞による遅れ)、23時半栃木着(笑)と厳しい戦いになりましたが、彼女たちとの楽しいトークは留まることなく、とても充実した一日になりました。 最近は初対面の前にグループラインを作っちゃうことも多いので、最後にお決まりの連絡先交換をするしないみたいなドキドキする瞬間が失われていきています。お付き合いするまでの時間の中での自分と相手の心の揺れ動き(駆け引きはくだらないのでやりませんが)観察を最大の楽しみにしている恋のシチュエーションフェチとしては非常に残念なものがありますね。 さて、今回も中年男女の爽やかで怪しい関係を楽しんでいただけたでしょうか。 私は人間関係において「来る者は拒まず、去る者は追わず」のスタンスを大切にしているので、自分からは何も言わないようにしていましたが、お友達の方から「是非また連れて行って欲しい」という有難いリクエストがあったので、素直にお応えしようと思います。 私が真の目的はなんなのか?同級生なのか?お友達なのか?はたまた次に紹介してくれるお友達なのか? 来年の春でしょうかね?彼女たちの次回の登場を楽しみにしていてください。 ちなみに同級生からは港北のセンター北とか南に(ある程度の大きさの)ベルリンの壁があるらしいから一緒に行こうと誘われたので、近々行ってみようと思います。もちろん登山じゃないのでノーアップです(笑)

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