日帰りで雪の塩見岳に挑戦!

2021.10.23(土) 日帰り

活動データ

タイム

14:34

距離

25.8km

のぼり

2605m

くだり

2608m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
14 時間 34
休憩時間
2 時間 24
距離
25.8 km
のぼり / くだり
2605 / 2608 m
2 11
6
35
1 29
1 8
42
1 17
43
5
1 41
34

活動詳細

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日帰りで塩見岳に行ってきました。 往復24km、累計標高差2400mと私としては初めての日帰りロング。 自らの限界に挑戦です。 2,3日前に降雪があり雪の塩見岳だったのですが、事前情報があまりなくどれだけ雪があるのか分かりませんでした。迷いながらチェーンスパイクを選択しましたが、山頂直下では12本アイゼンとピッケルが欲しい雪の付き方でした。 防寒着類は雪山装備で入念に。 水はロングということもあり4Lとポカリの粉。 (結果的に2L程度しか飲まずただの重り) 行動食は1日2日のテント泊並に用意。 カメラは軽量化のために単焦点一本にしました。 前日の夕方に仲間たちと合流して鳥倉へ。 途中談合坂SAですた丼を食べてエネルギー補給!! 首都高で謎の渋滞にはまり、駐車場へは1時過ぎに到着。 2時間ほど仮眠を取り3時半登山開始。 駐車場から登山口までは林道を30分ほど。 登山口から三伏峠までは2時間半ほどで上がりました。すた丼のおかげで調子がいいです笑 2000mを超えたあたりから雪が出始めわくわくが止まりません。 三伏峠からは稜線上にでるため一気に寒くなりました。体温調整をしながら歩きます。 そしてここからは景色が開けて絶景が! でもこれから登る塩見岳がは「遠い!!」 稜線上の雪の付き方はうっすら積もっている程度でノーアイゼンかチェーンスパで十分でした。ゲイターもなし。 本谷山まで一回下って登る道で、「あぁ帰りはここを登るのか…」と思いながらも足を進めます。 このあたりで3名の方に抜かれたのですが、いずれもソロの方でした。 日帰り塩見をソロでやる人って本当に凄いです。体力もメンタルも。 そうこう歩いていると塩見小屋に到着。 小屋の方が小屋閉めの作業をされていました。 開放されている小屋(3畳くらい)に持ってきた水3Lを置かせてもらい、塩見岳にアタック。 水を置くと一気に軽い笑 なんで3Lもここまで持ってきたんだろう。 小屋からは風が非常に強く雪が舞い上がり顔に吹き付けられました。バラクラバも持ってくればよかったな… 山頂直下の岩場には足首よりも上まで積もっておりチェーンスパイクではなく12本アイゼン・ピッケル・ヘルメットが欲しい場面でした。 足を滑らせたら一発で死ねる緊張感の中ゆっくり山頂に向けて鎖場を通過。 トラバースになっているところは足を雪面に蹴り込み、少し露出している岩を掴み通過。 岩場を抜けていよいよ山頂へ。 山頂からは南アルプスの山々が一望。 仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳(たぶん)、農鳥岳(だぶん)、聖岳、光岳 あと富士山も! 雪が積もった山々と稜線が美しくが最高の景色でした。 しばらく景色を楽しんで下山。 かなりの緊張感で登ってきた直下の岩場ですが、下りはより怖かったです。 日が高く上がって若干溶け始めた雪がいやらしく、慎重に慎重に。 雪で隠れた石を落とさないのはもちろんですが、仲間たちと距離を開けて落石対策。 ヘルメットを持ってくれば良かったな… 塩見小屋の前で昼食。 カップ麺が美味しい😋 小屋を出て下山開始をしたのが13時。 最後はヘッデンの予感。 12時間や13時間で下山しきれる人たち半端ない… 行きは下りだった部分が帰りは登りに。 気温もマイナスで寒く、吸う空気が冷たく肺が痛い。吸っても吸っても心拍は下がらずバクバクのまま本谷山に戻りました。 ここでは自分の心肺機能の弱さを改めて実感。 もっともっと鍛えねば。 なんとか三伏峠まで戻り、休憩。 下りはヘッデンが必要そうな時間になってしまったため、用意をしながら行動食を食べて一休み。 下りでは熊🐻の足跡を発見し、その後遠くに熊らしき姿を仲間が発見。同一個体か分かりませんがささっと下山です。 日没後の5時半に登山口まで下山。ここまでくれば一安心。 駐車場までの林道が永遠に続くのではと思うほど、遠いし最後のアスファルトが足に来ました😥 14時間半かかった塩見岳の日帰りが終了!! 自身初となる24kmの日帰りロング。 非常にキツかったですがものすごく楽しかったです。 一人だったら下山できず、山の中で泣いてただろうなぁと体力・メンタルの弱さを感じました。 無事に歩ききれたのは間違いなく仲間たちのおかげです。 ゆっくりのペースに合わせてくれたり、行動食を共有したり、バーナーを持ってきてくれたり、事前に装備の相談をしたり。 そんな仲間たちと歩いて辿り着いた先にある景色は、この日この瞬間だけしか味わえないものです。 本当に一日ありがとうございました🙇‍♂️

動画

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