足慣らしのための丹沢・鍋割山

皆さんの足慣らしに、鍋割山から塔ノ岳への周回で出かけた。 予報は、晴れから曇りであったが、鍋割峠に上がった頃に雨がぱらついた。 その後、雲の間から青空が望まれることもあったが、塔ノ岳方面は雲に覆われ、 小丸から下ることにし、鍋割山で大休止。 あとは下るだけという心持ちで出発するが、小丸へは下っての登り返しがある。 そして、たどり着いた小丸には訓練尾根への下降ルートを示す標識はなく、 「道が荒れて危険、遭難多数」的な表示があった。 通行止めではなかったが、長くて辛いだろうが安全な大倉尾根か、危険な 訓練尾根かの選択で、前者を採用する。 小丸の次は大丸、アップダウンを経て、大倉尾根との合流点。 時間が惜しいので、塔ノ岳は省略し、あとは大倉尾根をひたすら下るが、 相変わらず長い。 登山口に着く頃は、日はとっくに暮れて、ナイトハイク模様となってしまった。 前夜は、満月の夜であった。 せっかくなので、私だけ前泊し、満月を愛でる。 誰もおらず、本当のソロであった。 ただ、観月には方角を良く把握しておく必要がある。 三方が山に囲まれた沢筋では、月が見られるのは夜も更けてからであった。