三峰山、平倉峰 福本ルートから、ゆりわれ登山口へ降る

2021.10.20(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 47
休憩時間
52
距離
7.9 km
のぼり / くだり
771 / 716 m
1 5
1
21
19
29
12
1 16

活動詳細

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急に寒くなった。今日は晴天との予報で、久しぶりに三峰、平倉峰方面に登ろうと思い立った。いつもの福本コースへ向かうが、その先、数年前に崩落して通行できなかった林道の修復も終わっており、ゆりわれ登山道の利用もできる模様。 今日は思いのほか風が強いし、空模様もはっきりしない。登るにつれ気温も低い。下界での気温20度であれば標高1200mではおよそ12、3度ということだろうし、風があれば体感温度はもっと下がる。そんなことくらいは分かってはいるのだが、2、3日前まで日中は暑いほどであったから何か実感がない。 登につれ尾根越しの北西風が吹き下ろしてくる。風が木々を揺さぶり、雲はすぐ頭上を走り抜けていく。いつもは賑わう八丁平には人影もない。花もなく、紅葉には中途半端で、霧氷もないこんな時期の三峰山は、季節なりの素晴らしい景観を見せてくれるが、わざとこの時期を選ぶ人も少なかろう。実際、今年はそれらしい紅葉時期もなく、ブナもカエデもすでに葉を落としている。夏の長雨だったりが祟るのだろうか。 あまりに寒く、遠望も早々に山頂から平倉方面へ。今日は少しその先までと思っていたが強風に凍える状態で無理はしない。平倉のピークからその先の小ピークまで足を伸ばし、いずれ栗ノ木岳から縦走するのも良いと文字通りの夢を見ながら帰路へ。 八丁平の灌木に風を避けて昼食とする。ラジオをつけると阿蘇が噴火したとのニュース。人に被害が無いと良いのだが… 帰路はゆりわれルート。さっき花は無いと書いたが、まだヤマハハコには出会うことができた。もともとドライフラワーみたいな花で(?)花期が長い。さすがにトリカブト(カワチブシ?)は花も残り僅かで、実が黒熟し始めている。 急な南斜面を下っていくが、吹き下ろす風が強烈だ。やがて植林帯になると、杉の木は揺さぶられて驚くほど曲がり、枝が擦れて大きな音をだす。ゴーっという山の音だ。こんなに地響きのような音を聞いたのははじめてで、胸が締め付けられるような、恐怖感とも言える感覚を抱く。 なにやらほうほうの体で降り、やがて登山口へ。ここから30分足らず歩いて福本登山口である。依然風は強い。もう晩秋では無く初冬なのだ。

動画

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