シロップ7 福岡県 岩石城(がんじゃく)2021-10-19

2021.10.19(火) 日帰り

活動データ

タイム

00:35

距離

249m

のぼり

24m

くだり

28m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
35
休憩時間
28
距離
249 m
のぼり / くだり
24 / 28 m
36

活動詳細

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田川郡添田町で一仕事終え、ふと山の方を見ると天守閣らしき建物。 記憶にない天守閣だったので、なんちゃっての模擬天守であることは確実。 思わず、地元のお得意さんに「あれ、城ですよねえ」と質問すると、 2、30年前に建った城で、今は何もないとの事。ちょうどお昼休みだし、 行ってみる事に。Googleマップを信じて車で細い舗装路を登る事10分ほど、 完全な登山道に達し、行き止まり、途中で尋ねたお年寄りの言ってた 「すぐこの上」という場所まで戻る事に。車を降り少し上ると立派な石 「岩石城 添田町埋蔵文化財センター(美術館)」の表示がありました。 城内?には御殿と天守閣を模した2つの建物。 車で登る途中では、山登りを楽しむお年寄りに、何人かすれ違いましたが、 ここは全くの無人。天守閣は3階建て、石垣がくり抜かれていて奥にエレベーターと階段が 。鉄筋コンクリート造りの完全な模擬天守でした。エレベーターホールはB1で1階が美術館。 2階が収蔵庫3階が展望室。早速、3階に。上がるとありました、各地の天守閣の写真。 微妙に現存12城のうち写真は7城のみ、他は地域もバラバラ。 手に入った写真を並べた感がありました。隅には絵による眺望図。 学校、図書館の掲示は分かるものの、老人ホームの建物表示は、他に建物がないからか? 窓の向こうは山々なので、その紹介が欲しかった…。 その思いで、アルミサッシの掃き出し窓を開けると、 晴天の下に広がる山々の気持ち良い眺望。 「爽快。仕事途中でなければなあ…」 1階の美術室にはお約束の鎧甲冑、刀剣と地元作家の絵画が。 エレベータの扉が開くまで、美術館とあるから素人の絵でも 飾っているのかなと全く期待していなかったので、鎧には「おっつ、やるな」という感じ。 なんでも鑑定団に出た鎧らしく、鑑定額幾らかはありませんでした。 城の歴史を語るものが何もなくモヤモヤしていましたが、 展示の中に説明文が、「1157年平清盛、岩石城と築き大庭平三景親を置く」とありました。 何と平安時代の城!! 後で調べて分かったのですが、実際の城は更に山の上の方にあるようで、 Googleマップは車指定にしていたので、車で行ける直近を示したものでした。 戦国時代は大分の大友、山口の大内の取り合いが続き、 豊臣秀吉が九州征伐の際の見せしめの城として3,000人のこもる城を数万で攻めたという、 悲しい血生臭い実戦の城でありました。 訪れた建物は1991年に建てられたもので、 天守閣横の御殿風なのに窓の間から鉄骨の筋交いが見えていた建物は 健康センター(体育室?)のようなものでした。今は中を覗くことも入る事も出来ませんでした。 町のHPにも城の下の社会福祉協議会の建物しかありませんでした。 体育室は使われていないのかもしれません。 帰宅して城の本で確認すると「日本の名城古城事典」にも「あやしい城」にも記載があり、 特に「あやしい城」では、以前、福岡県にあるのでチェックしていた城でした。 あまりにもイメージが違っていたので思い出しませんでした。 緊急事態が明け、外出、出張が出来るようになって初めての楽しい出来事でした。

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