活動データ
タイム
19:49
距離
51.6km
のぼり
4701m
くだり
4642m
活動詳細
すべて見る※登山日は10月18日になります。 昨年の紅葉🍁縦走が忘れられず、登山休眠期中ずっと頭に焼き付いてた中宮道。 次に登るときは同じ時期に同じ道を、 息子が無事出産した報告巡礼を兼ねて、2021年のラストは石川が誇る白山🏔と決めてました。 仕事の間隙と重なった奇跡的な雨間の天候☀️ 2日後には積雪始まるのでワンチャン狙います。 天候⤴️と反比例するように下がる気温⤵️ 雪山装備持ってないので不安はあったけど、前日までの雨☔️に降雪☃️マークは無し。 天候は、日の出過ぎあたりまで下層雲☁️、日の出🌄は雲海かガスか。 一里野側から登る場合、最低大汝峰まで行かないとモルゲンは見れないことは昨年の経験から分かっていた。 別山登頂も念頭に、日の出🌄が見れるがどうかでコース取を変えるため、昨年より早い時間に出発🏃♂️ 泣いても笑っても、これが今年最後の登山です😭 -------------------- ▼index ・美女坂ノ頭から先は地平線Endress夜景🌃 ・凍結❄️登山でタイムロス ・日の出🌄は山頂ではなくアルプス展望台へ ・今年最高のサンライズ🌅 ・南竜は美しい渓谷 ・別山は赤牛岳 ・樹氷に輝く山 ・中宮道は最強下山道 ・無限紅葉🍁はダメだった ・今年もホワイトロードラスト4.8キロを残し強制退去 -------------------- 以下は今後の思い出、記録参考を兼ねた長文です。 苦手な方は飛ばして、写真眺めて下さい🙇♂️ -------------------- 〜ナイトハイク〜 今年もハライ谷登山口から加賀禅定道を登山開始🥾 どの駐車場も🚙はゼロ。 未踏の楽々新道からの登りを考えたけど、1年前の不幸が頭をよぎり、夜景が見える昨年と同じ道へ。 調子のいいペースで進んでるが、しかり場分岐あたりから濡れた下草で裾が張り付き、靴の中が濡れ始める。 奥長倉避難小屋を境に笹に霜が降り始め、美女坂ノ頭を登り始めた頃には、霜で真っ白な世界になった。 しばらくうっすらとガスってたが、美女坂登り切ると月明かりが照らす雲海と晴れ渡る夜空🌌に。 日本海側の水平線に夜景🌃が立ち並ぶパノラマロードがこの先延々と続きます。 びしょびしょになった裾も放射冷却で完全に凍り、擦れあうたびに乾いた紙袋のような音を立てている。 おかげで保温効果抜群になり、張り付いて冷え込みかけてた足元は逆に暖かくなってきた😅 アクエリアスも1時間ほどでシャーベット状に変わっていく。 登山道は凍結、霜だらけの下草で摩擦が無くなり、なんでもない緩やかな斜面が危険ロードに変貌し、まともに歩けない。 下り坂では体育座りのような格好で靴の裏を使って滑り台のように進めたり、重心落とすと安定したので中腰のまま歩いたり。 七倉山抜けるまで、登攀以外はそんな状態で進めたので大幅にタイムロスします。 早めに出発して正解だったけど、軽アイゼンくらい買っておけば良かった😣 四塚山への登坂中に後ろを振り返ると、山中に人工的な光が🤣🔦 この登山道をこんな状況で登ってくる変態が他にもいるとは(笑) やはり、今日の天気は見逃せないのだろう。 嬉しかったけど、急速で追いかけてくるお化けじゃない事だけを祈ります😨 (本当にそう思ってしまうんですよ😂) 七倉山を過ぎて夜景🌃はもう終わりかと思ったら、今度は正面から福井の夜景🌃が見え始める。 どこまで行っても夜景見えるってすげーな❗️ 大汝峰で夜景を眺めたかったけど、岩場に関わりたくなかったので巻く。 右手を見ると、観光新道あたりの山中にライト🔦が。 白山頂上の御前峰はスルーして展望歩道に向かうと、今度は平瀬道にも複数のライト🔦 四方八方から山頂に向かってくる姿を見れるのって結構面白い笑 登山道が多い白山ならではの景色です。 〜 Sunrise 〜 水平線が赤くなり始めました。この時間は自分にとって特別です。 今回、日の出🌄は山頂・御前峰に向かわず、アルプス展望台に行きました。 なぜかというと、モルゲンは山体も合わせて見るのが最高だから😆 山頂だと尾根しかわからない。 景色を見渡せて雲海の上にも立てる、ここは初めて来たけど絶好のロケーション🌄 日の出を待ってると、下から南竜山荘のkazuhakusanさんらお二人がこられました。 ようやく人に会ったということもあって、テンション上がりここまでの道のりを熱く語ります。 変態だな〜と言われながらもご本人は心なしか楽しそうだったり🤣 そんな私に、冬の白山登山(スキー)と、転法輪の窟を勧められました。 転法輪について、白山開山の祖と言われる泰澄が修行した場所、歴史は奈良時代まで遡ります。 そんな場所があったとは… 登山道から外れ、今はなき道を歩いていいのかわからないけど、貴重な情報、必ず訪れてみよう。 そんな感じで会話が弾み、とても楽しい一時を過ごさせていただきました😊 そうこうしてるうちに始まるサンライズ🌄 雲海彼方の焼岳と乗鞍岳の間から顔を出し始めた太陽によって、雲に写った反射光が輝き、雲海と白山連峰に降り注ぐ赤い光が陰影を作り出す。 最高すぎる😭 付近の斜面を見渡すと、モルゲンなのか山体の色なのかわからないくらい全体が赤茶けている。 (当時は全体が染まりすぎて思ったより赤くないなーと錯覚おこしてます) この日の🌅は間違いなく今年で1番のサンライズだった。 〜 南竜から別山・御前峰 〜 雲海を照らしながら太陽が登り始めるとkazuhakusanさんらと別れ、南竜山荘に向かいます。 (実はこの後、再開・別れを後2回繰り返すw) 過去に砂防新道から南竜山荘の前を通ったことあるけど、展望歩道からみるこの渓谷は大変美しい場所だと実感する。 南竜ヶ馬場から見る別山は巨大な山城。 サンライズに時間を使ったのでここでUターンするつもりだったけど、アルプス展望台からみた別山尾根が目に焼き付き気になって仕方がない。 うずうずするのでちょっと覗くだけ、と全力で登ってみると、尾根が長い❗️めっちゃ気持ちよさそう。 いやいや逸るな、時間を気にしろ、、 ん?時間を決めればいいのか、行けるところまでだからね、と進んでみたら別山⛰まできちゃいました(笑) やっちゃったよ俺、といいつつ、別山の景色に目を見張る。 障害物がないから御前峰より見晴らしがいい。ここに来るまでの尾根展望も爽快の一言。 一見、南竜側からはなだらかに見える山体も、反対側は険しく切り立つ。 想像以上の絶景が気に入りました😆 白山連峰がこれほど多様性に富む山とは。縦走してここにきて初めてわかることだった。ありがとう別山。 御前峰への登頂を前に、別山神社で一礼🙏 南竜山荘に戻り、エコーラインから南竜の渓谷を眺め、別れを告げる。 弥陀ヶ原はもはや語るまでもない。 室堂を過ぎて御前峰へ登坂中に振り返り、赤茶けた別山を眺める。 今こうしてみると山体が大きくて尾根が長い。御前峰から向かう別山は水晶から向かう赤牛岳のようだ。 岩場は少ないけど南竜の谷が深い。 白山は簡単に登れるイメージしかなかったが、まだまだ踏破したことがない場所が数多く存在する。 これほど大きな山だったとは。 御前峰へ到着。 こんなに道のりが長い御前峰は初めてだった😣(立山周回でも同じこと言ったなー・・) 元来、白山は長大な道を練り歩きたどりつくところ(俺の中の妄想)。 過去に山道を固めあげた偉人への感謝の気持ちも込めて、山頂の奥宮に一礼して、出産報告の巡礼完了です。 サンライズと別山で展望が満足してたので、少し休憩したらすぐに移動開始🏃♂️ ここから後半戦だ。 翠ヶ池は何度みても綺麗です😆 日本で最も美しい火山湖(山の上)、個人ランキング1位の池です。 1年前のきよかわさんとの出会いに少し思いふける。この池は一番だと熱く語ったっけ😅 今度はドラゴンアイを見てみたいな。 大汝峰も行きたかったけど、時間が押してきてるので今日はスルー。 〜 中宮道 〜 大汝峰の脇に立ち、中宮道を眺める。 この道を超える下山道はまだ見たことがない。俺の中で中宮道は最強下山道を誇っている。 正確には登山道なんだけど、ここを(日帰りで)往路に使うのは正気の沙汰じゃない。 ↓理由はこれ ・片道20キロは、一つの登山道がもつ長さとしては長すぎる ・登り返しの数が異常 ・雨、落ち葉で危険な急斜面が多い ・水の補給場所が中間地点のゴマ平のみ(一応中宮側寄りに岩清水取れるところはあるけど、使う機会は少ない) ・崖下側に緩やかに傾斜してるトラバース多し ・通る人がほとんどいない ・エスケープできない でも楽しみも沢山ある。だからリピートした。 ビルバオ雪渓の下りで登山者🕵️♂️の方と出会う。こんな所で人と会うと思ってなかったからちょっと嬉しい。お花松原まで行ってこられたようだ。 昨年、kazetomoさんと出会ったデジャヴを感じます。 少しの間楽しい時間を過ごさせていただきました😊 ただ、私が時間気にしてたので、察して気を使わせてしまったのが申し訳なかったです。 気が合いそうだったのでもう少し話をしてみたかった。 先程の🕵️♂️から樹氷が凄いと教えて貰い、ビルバオ雪渓を降ってから振り返る。 枝に張り付いた氷🧊が光を反射して、山全体が輝いている⛰✨ すごい絶景だ❗️ 気温の上昇であちこちからパリパリと氷が割れて落ちていく音が聞こえる。 自然が作り出した芸術が少しずつ崩壊していく様はとても美しい。 お花松原に到着。 春はクロユリ等の花、秋は紅葉🍁を楽しめる。 紅葉は終わっだけど、奥に平瀬道を控えたこの辺りの景色はいつでも綺麗です😊 お花松原を過ぎると展望が開けます。 正面から右手に変わっていく北アルプスを眺めながら、およそ4キロほどでしょうか。延々と気持ちのいい散策路が続きます。 北弥陀ヶ原あたりから、地獄尾根・火の御子峰⛰の全容が見え始める。 この山が見たかった😆 白山から噴き出ているように見える荒々しく岩肌を曝け出してる姿から目が離せない。 西鎌尾根の硫黄尾根に少し似ているけど、なによりもこのネーミングセンス。 国内最難関と言われてるこの山は今も崩壊が進んでおり、信仰深いこの山において神の息吹きを感じるようだ。 昨年は斜面に張り付く紅葉を楽しめたが、今年は既に茶色になっていた。 いつの日かこの山⛰を登ってみたい。 北弥陀ヶ原を過ぎてから登り返しの地獄が始まります。 ゴール直前まで延々と登り降りが続きます。 最初の下り坂が見えた。 ここからだな、と思って斜面みると、降り積もった落ち葉🍂に霜❄️が大量に残ってる😱 天気いいから大概はもう乾いてるんだけど、北向き斜面が全くアカンらしい。 これ、進路方向からして下りのたびに霜付き滑り台になるんか❓しかも1日前の雨でまだぬかるみ残ってます(笑) 嫌だ〜〜😭 時折尻もちつきながらも、時間をかけて進むしかなかった。 中間のゴマ平避難小屋に到着。 お腹いっぱいです👍 中宮まで残り10キロと案内出してる看板に癒されます。 でもまだ最後の楽しみが残ってる。 そう、ここから始まる紅葉🍁縦走路が😆あの景色が頭から離れないのだ。 ワクワクしながらカエデ坂突入🏃♂️ さぁ出てこい❗️無限紅葉🍁 歩くこと5分🚶♂️ まだ出てこない。いけずなんだからっ(;//́Д/̀/) 10分経過🚶♂️ 紅葉がまだ出てこない 15分🚶♂️ 紅葉… あれ❓赤い葉が見当たりませんが😶 よくみると枯葉が目立つ。もしかして遅過ぎデスカ❓😱 肝心のカエデは、緑の葉か、黄色の傷んだ葉か抜け落ちた跡ばかりで、赤🍁がない🤣 ダケカンバは綺麗なんだけど、、 期待してた紅葉爆弾はありませんでした😭 ここからはひたすら林の中、登山道を進むのみ。 広葉樹🌳が多いので、この季節は気持ちがいい。 下山道のあまりの長さと紅葉捉えられなかった逆ギレも少し入って、途中から走ったり🏃♂️ 下山前に日が暮れそうと思ったけど、まだ明るいうちに無事に下山口へ辿りつきました。 ラストに湯谷の渡河完了し安堵すると、登山靴の中から痛みが😣 中宮道でいっぺんにやられたっぽいです。 序盤の凍結もあり、色んな意味で過去1番にボロボロになったけど、最高の達成感でした❗️ 〜 ラスト 〜 ゴールまで残り約5キロ、白山白川郷ホワイトロードを歩いていると、軽トラに乗った管理人らしき人👨🦳から声をかけられる。 👨🦳「どこまで行くんや❓荷台にのれや👍」 ➡︎ またこのパターンですか(笑) ご好意に甘えさせていただきました🙏記録はここで終了です。 もし、スタート地点まで歩き繋げて大汝峰も登頂した場合、 YAMAPの記録で 歩行距離:55.2〜55.5キロ、累積標高:5000m強といったルートになったでしょうか。 今回の山行で感じたこと、 白山連峰は世の中に出回ってる印象をはるかに超える巨大な山だった。 植生や地形の多様性、長大な歴史に埋もれた道、終わりのない道がそこにあった。
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