中岳・木曽駒ヶ岳(西駒ヶ岳)・宝剣岳

2021.10.18(月) 日帰り

活動データ

タイム

05:27

距離

4.9km

のぼり

509m

くだり

507m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 27
休憩時間
2 時間 7
距離
4.9 km
のぼり / くだり
509 / 507 m

活動詳細

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当初予定していた仙丈ヶ岳はバスの平日ダイヤがタイトであることと私の足に懸念事項が生じたことから、目的地を急遽木曽駒ヶ岳に変更した。コースが短いため登頂は容易と思われ、人気の観光地ではあるが平日なら空いているのではという希望もあり、天気予報も午後から晴れそうであった。 当日のメンバーは4人。駐車場到着時にはすでに登山者の列ができており、始発には間に合わなかったがバス、ロープウェイの臨時便で待ち時間もそこそこに千畳敷駅へ。ロープウェイからは南アルプスと紅葉を眺めることが出来たが車内は明らかに密であった。駅を降りた先に広がる千畳敷は壮観であった。その千畳敷を登り、乗越浄土に達した頃から猛烈な風に吹き付けられ、風景はガスに包まれていった。 朝の駐車場の時点で肌寒く持ち物にダウンを追加したが、吹き荒ぶ風の中体感温度は氷点下、道中では立派過ぎる霜柱や可愛らしい樹氷がお出迎えしている。10月18日、山頂付近にはすでに冬が到来していた。中岳を越えて辿り着いた木曽駒ヶ岳の頂上では他の多くの人々と同じく岩陰に隠れて少しでも風を凌ぐ他なかった。手も耳も鼻も空気に晒せばあっという間に体温を奪われ凍りついた。一時山の気まぐれか霧の一部が晴れ雄大な伊那谷の景色が眼前に広がった。そして私は自分の調子が悪くないことに気がついた。 登山に非日常を求めるなら絶景も発狂しそうな寒さも濃霧も御馳走の一種に変わりない。もちろん生還することは前提。こっそりテンションの上がっていた私の意見を容れてくれ、グループは宝剣岳経由組と往路を戻る組に別れ、私は若きSさんと宝剣岳に向かった。そこからは「やばい」「寒い」「恐い」を連呼し想像の倍以上ハードだった岩の登り下りを堪能した。もし晴れて見晴らしが良かったら足がすくんでいたんじゃないかと思うほど簡単に落っこちそうである。途中姿を見せたオコジョと雷鳥かもしれない謎の鳥が難所に花を添えてくれた。千畳敷駅で2人と合流しロープウェイとバスで菅の台バスセンターへ。 やはり4200円も払うと筆が走ってしまいます。2度目の西駒でしたが登山というよりは観光地とみせかけての人智を超えた寒さと宝剣岳のゴリゴリの岩場。大変満足いたしました。ただ、天気をなめてはいけませんね。 懸案事項 ・ストーブの着火パーツが破損。修理できるか? ・防寒装備はほぼ完璧だったが強いていえばかっこよくはなかった。

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