大崩山へ

家にあったパンフレットを見てたら大崩山が九州最後の秘境と紹介されていたので行ってきた。 車中泊前提で考えて用意していたのに、20分ほど走ったところで忘れ物を思い出し引き返すことになった。お湯が必要なのに熱源忘れるとは‥ 3時頃に到着し即座に寝袋に入ったのだが、エアマットが体に合わず腰が痛い。さらに天井に椎の実が落ちてきて金属音がするのが気になって全く寝れない。睡眠ログ見たら浅い眠りが1.5時間だけだった。 6:30から用意を始め7時過ぎにいざ入山。 いつも登る山に比べ、大きな岩があり雰囲気が違う。ワクワクしてた。 ゴウゴウと水が流れる音がしていて、渡渉できるのかなぁ？など考えて歩いていた。 山荘を過ぎて湧塚ルートへ。 気にしていた祝子川を渡るところにきた。このときにYAMAPのすれ違い音が鳴ったが、周りに人はいない。どこにいるのだろう…。どこから渡ってよいのか分からず辺りを見ていると、岩が濡れているところを発見しジャンプ。無事に渡れた。 急になるところで先行グループに追いついた。ストックが邪魔になるので片付けて登り始める。先を譲ってもらい調子よく登っていたら、ゴンッという音とともに目眩がした。 勢いをつけて登った先に岩があることに気が付かず、思いっきり頭突きをしてしまったようだ。かなり痛いがやってしまったことは仕方ない。。 しばらく進みふと左手をみると赤く汚れていた。赤いところなんてあったかな？と考えると、頭を拭いたのを思い出した。改めて触ってみるとかなり赤い。ここで出血してるのに気がついた。緊急セットとか持ってないし、ティッシュをあてて帽子で抑えておくかと作業していたら、先程のグループの方が追いつき、消毒液、絆創膏を分けて頂いた。ありがたい。 袖ダキ展望所手間で寄り道したりしつつ、無事に袖ダキに到着。正面の小積ダキ、断崖の渓谷に圧倒された。寄り道しなくても良かったやつだ。迫力が全く違う。 その後も岩場や尾根を歩く。この足元が崩れたら、踏み外すと死ねるな、と常に気をつけていた。 上ワク塚に到着し正面のはしごを登ろうとしたが、固定されておらずその先の岩をすり抜けるのが怖かったのでこのルートは断念し、フィールドメモでみた鎖とロープの方に行くことに。こっちも岩を直登するので簡単ではないけど登りやすい。 その後、山頂に向けて尾根道を歩く。思ったよりも体力を消費していて特に腰が痛い。この辺りで改めてストックを使い山頂を目指す。 山頂付近で昼休憩を取る。天気が良いが強風で寒かったので温かいラーメンが美味い。残りお湯を水筒に移し、この時点で500ml程度の水分だけになった。坊主尾根に向けて出発。 坊主尾根方面に進み、小積ダキ手前で先程のグループの方に追いついた。小積ダキ展望所でも一緒になった。強風のなか岩の先端に立っていてすごい。見てるこっちが怖くなった。 崖をトラバースする部分は、ワイヤーをしっかり握れば写真で見るほどの恐怖はなかった。それでも足を踏み外せば即死確実なので安全ではない。 このルートは、ハシゴ、ロープの連続だった。ハシゴを設置した人、ルート作った人に感謝しつつ下りる。それ以外も斜度がきつく、木の根や岩を足場にして下りていた。腰だけでなく足も疲れてきた。 ようやく下りも終わり渡渉ポイントに到着。多分ここだろうというポイントから渡ってみる。 1歩2歩と進み、次の足を乗せた瞬間、ツルッと滑って右膝まで水没した。靴の中までずぶ濡れに。想像以上に滑る。さらに慎重に歩くも、今度は左も一瞬落ちてしまった。しかも左脛をぶつけており、ズキズキ痛い。 山荘を越えたところで水がなくなったが、無事に登山口に到着。 想像以上にダイナミックなルートだし、絶景もあって非常に楽しめた。怪我は不注意なので次は気をつけたい。緊急セットを持っていくようにしよう。 頭の傷は、1.5cmほど切れていた。脛は3cmほどの擦り傷。布越しの怪我なので砂が入っていないことが幸いだった。 ーーーーーー ■朝飯 おにぎり：1個 プロティン：1杯 ■山での食料 水：500ml お湯：600ml BalancePower：2箱 おにぎり：2個 カップ麺：1個 ーーーーー 国土交通省の水位データ https://www.river.go.jp/kawabou/pcfull/tm?itmkndCd=4&ofcCd=11521&obsCd=101&isCurrent=true&fld=0