種池山荘手洗い専用 戻る 次へ

百高山37座達成・爺ヶ岳(中峰)・鹿島槍ヶ岳(南峰)・五竜岳の写真

2021.10.16(土) 11:06

種池山荘手洗い専用

この写真を含む活動日記

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13:37

24.8 km

2933 m

百高山37座達成・爺ヶ岳(中峰)・鹿島槍ヶ岳(南峰)・五竜岳

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 (長野, 富山)

2021.10.16(土) 2 DAYS

冷池山荘を滑り込みで予約し、近くの山々に登ってきました。キレット小屋に泊まれたら、もっと余裕のあるプランになったでしょうが、キレット小屋はすでに営業終了しており、五竜山荘に泊まっては時間的にとても無理そうだったので、冷池山荘にしました。そして、冷池山荘もこの日が最終営業日。 初日はゆっくり9時に扇沢から登り始めます。それでも冷池山荘には15時前に着く見込みですので余裕です。稜線まで登ったら種池山荘が出迎えてくれました。種池山荘もこの日が最終営業日で、閉める準備をしていました。そこから縦走して冷池山荘に向かいます。途中のピークは爺ヶ岳です。爺ヶ岳からは種池山荘と冷池山荘両方を一望できます。 冷池山荘はこの日が最終営業日で、閉めのキャンペーンとしてドリンク無料券を配っていました。ビール・ポカリ・コーヒーから好きなもの一点と交換できます。結局どれも飲まないものばかりだったので、私はその券を返しちゃいました。 冷池山荘では水1㍑券をもらい、その券を使って水補充ができます。夕食後水を補充しようと思ったら、確かにもらったはずの水1㍑券がどうしても見つからず、かなり焦りました。山で水は命ですから。結局見つからなくて仕方なく受付に相談したら、新しい水券をくれて無事水を補充することができました。受付のお姉さんありがとうございます! 翌日は冷池山荘出発で鹿島槍ヶ岳・キレット小屋・五竜岳を経由して白馬五竜高山植物園まで来るロングコースです。植物園からはゴンドラで下りるので最終ゴンドラ時刻に間に合うために早めの3時半に出発しました。 運悪く夜から雨が降り始めていて、気温も低下し、それに風も強く吹いていました。この雨が結構厄介でかなり苦しめられました。まず手袋に雨水が染みてきて手が凍ってきました。登山靴は前回の穂高連峰岩場縦走でボロボロになっていて(買い換えると言ってこの時はまだ買ってない)、剥がれて穴が空いたりして、靴にも雨水が染みてきて足も凍ってきました。まだ出発してたった1,2時間くらいの出来事です。 鹿島槍ヶ岳に登ってから、流石に手足が凍ってきて寒すぎて引き返そうかと一度考えましたが、それでも今年のラストチャンスに五竜岳まで制覇したい自分がいて、そのまま縦走することにしました。鹿島槍ヶ岳〜五竜岳間は日本三大キレットの一つである八峰キレットです。それに天気はさらに悪化し雨から雪に変わり、吹雪になっています。この状況で八峰キレットを縦走するのってかなりいかれていたなと、後になって思いました・・・ 吹雪の中での岩場縦走は、一言でいうと大変です。何が大変かって、岩場に雪が積もるとまず滑るし、それに足場が分からなくなるから。特に岩場登りは滑って滑ってなかなか登れなくて苦労しました。そして、岩場を横切る場面でも神経を使いました。キレットで滑り落ちたらその結果は火を見るより明らかで、絶対落ちたくなかったです。それに手は岩を掴めないと登れない状況でどんどん濡れていくし、雪が積もってきているので足もずっと濡れっぱなしで、最後まで乾くことはありませんでした。なんとか五竜岳に着いた時は半端ない達成感を感じました。五竜岳からは普通に稜線を歩くだけで良かったです。 五竜山荘を過ぎてからは西遠見、大遠見、中遠見、小遠見とやたら遠見山が続く尾根を歩きます。不思議なことに標高はそれほど変わらないのに、このコースは全く吹雪かず穏やかでした。冷池山荘〜五竜山荘までの尾根が西側からの強風を受け止めているので、そこから東側は安泰ということでしょうか。 そういえば、雨でも平気で使える手袋はないのかな?