活動データ
タイム
09:51
距離
26.0km
のぼり
3001m
くだり
3002m
活動詳細
すべて見るお天気は下り坂ですが北部よりも南部の方が崩れは遅いとのことなのでこの週末は南アルプスに向かいました。 奈良田を起点にして白峰南嶺北部を周回します。 奈良田には夜中の1時半頃に到着し、少し仮眠してから3時に出発しました。 景色の良い稜線らしいですが、展望がきくのは日の出から数時間くらいと想定して早めの出発です。 まずは、奈良田湖に架かる吊橋で対岸に渡ります。 要所に笹山への道標があるので問題なく登山口まで進めました。 笹山登山口からは急斜面の登りが始まります。 登山道に入ってから不明瞭な部分は少なく、目印のピンクテープも多いです。 急な尾根道をどんどん登っていくと、水場への分岐点があります。スタート直後で水分は豊富にあるので通過します。 標高が上がると霧の中を進むようになりました。 まだ標高2,000mに満たないし低層域の雲の中に入っただけで、上部は晴れていることを祈りながら登ります。 急坂をどんどん上ると霧が晴れてきたので展望への期待が膨らみます。 5時を過ぎると徐々に空が明るくなってきました。 日の出を見れたら良いのですが、樹林帯が続くのでなかなか展望の開ける場所がありません。 少しでも展望の良い場所を探して急斜面を急ぎ足で登ったのですでに足が重いです。 結局展望のきく場所はなく、日の出は樹林の隙間越しに見ることになりました。 太陽の横には富士山が美しい姿を見せています。 また、北方向に目をやると北岳が三角錐のかっこいい姿で眺められます。 結局、笹山の山頂まではすっきりと展望を見れる場所はありませんでしたが、山頂からは360度の素晴らしい景色が眺めることができました。 南峰はハイマツに囲まれていますが、視界を遮るほどの高さではありません。 笹山という名称から笹原を想像してましたが、まったく違いました。 展望は北峰の方が優れています。 展望を存分に楽しんでから縦走を開始します。 お天気は下り坂なのでこれから雲が増えてくるはずです、急ぎ足で先に進みます。 白河内岳へはいったん樹林帯まで下ってから 登り返します。 登山道部分のハイマツは切り開いていただいて いるので藪漕ぎすることなく進めます。 白河内岳の登り返しにかかると再び森林限界を 越えて展望が開けました。 岩がゴロゴロした広々した山頂部分です。 白河内岳からの展望も素晴らしいです。 しかし、周りの山にガスが出始めているので 先を急ぎます。 この先はすべて森林限界以上の尾根です。 素晴らしい展望の中、天上散歩気分で 楽しく歩けるルートです。 ただ広々した尾根なので視界がない時には 注意が必要でしょう。 大したアップダウンもなく大籠岳に到着。 少し下って広河内岳への登り返しにかかります。 北岳や塩見岳にもガスがかかりはじめました。 風が強くガスの流れが速いです。 農鳥岳が見えたり隠れたりしています。 100mほど登り返し広河内岳山頂に到着です。 歩いてきた稜線を眺めながらランチ休憩。 正面には雲海と富士山が望めます。 大門沢下降点まで下りましたが、時間も早いので 農鳥岳を往復することにしました。 農鳥岳へはいかにも高山の縦走路な雰囲気です。 残念ながら頂上からはガスで北岳や間ノ岳方面の 景色が見えませんでした。 先程まで見えていた富士山には雲が纏わりついて 富士山形をした雲に変わっています。 反対に塩見岳はガスがはれて姿が見えてきました。 それでは奈良田まで長い下りの開始です。 大門沢下降点まで戻り稜線から離れます。 しばらくは樹林帯の急下降です。 最近は登りで使ってばかりの道でしたので 下りは短く感じました。 大門沢の音が近づいてくると急下降が終わり 傾斜が緩まります。 その後は大門沢を左手に見ながら下っていきます。 大門沢小屋でおにぎりを食べながら少し休憩。 まだまだ先は長いです。 この先はゆるやかな下りが多いです。 途中何度か沢を渡りますが木橋があるところや 飛び石で渡る場所もあります。 吊橋を渡るとすぐに取水口の施設があります。 河原の先の堰堤を右岸から越えて森山橋を 渡るとすぐに林道に出ます。 林道を下って開運隧道の入口横で 県道南アルプス公園線にでます。 あとは早川沿いに県道を進み奈良田に戻りました。
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