秋の涸沢,パノラマコース2017

2017.10.12(木) 2 DAYS

注意情報

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チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 7
休憩時間
55
距離
3.6 km
のぼり / くだり
609 / 266 m
1 12
2 3
DAY 2
合計時間
4 時間 21
休憩時間
51
距離
5.8 km
のぼり / くだり
147 / 989 m

活動詳細

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朝から雨の中、雨具を着けて出発。雨のためか、人通りは少ない。徳沢まで快調に飛ばす。徳沢のテントは10張程度。本谷橋は仮橋だがしっかりして問題ない。涸沢から降りてくる団体がいくつもあり、何度も立ち止まる。ガレ場もしっかり整備されていて危険はない。頭上からの落石だけ注意して通り過ぎる。横尾から涸沢手前まで紅葉がきれいで、数は少ないが、ナナカマドの赤が美しい。涸沢ヒュッテでラーメンとおでんを戴く。雨の中なので余計にうまい!穂高岳山荘を目指したが、ガスが立ち込め、足の疲労もあってペースダウンしたため、予定を変更して涸沢小屋に泊めていただいた。お客は9名。1部屋に3名とゆったり過ごせた。 二日目も雨、明日まで雨、雪などの天気予報のため、下山を決める。ただ、往路を戻るのは残念なので、当初の計画通り、パノラマコースを通る。Youtubeで何人もの映像を拝見しているので、見覚えのある道だ。事前にルート確認できるのはありがたい時代だ。屏風ノコルまでは、よく整備されており、注意したいところにはザイルがつけられている。小屋の皆さんに感謝しつつ、3点支持を確実に守って、滑りやすい岩場や根を慎重に通り過ぎれば問題ない。屏風ノ耳を目指したが、吹き上げてくる強風がかなりきつく、夏場なら気にしないが、寒さがきつくなってきたので自重して賽の河原で引き返す。わずかに涸沢ヒュッテが見える程度。穂高の稜線は全く見えない。新村橋に向かって下山を始めたが、慶應尾根までの2つの沢のうち1つめが増水して、慎重に渡る。慶應尾根を乗り越して、奥又白沢出会いの前の狭い沢がひどく増水して、通常の渡渉点は通れない。白波を立てて轟音がしており、ひるんでしまう。エスケープも引き返すことも困難なので、気を取り直して、沢を登って渡渉点を探す。30mほど登って、何とか渡れそうな箇所を見つける。荷物を先に投げられる幅ではないので、荷物を背負ったままで慎重に渡る。対岸の岩に足を掛けて全力で登り切り、何とか渡れた。まだ、渡れる水量でよかった。岩場は何とかなるが、沢の増水は何ともできない。安堵と反省しつつ、皆さんには雨天時のこのルートは、お勧めしない。奥又白沢出会いは広い沢で渡渉は問題なかったが、増水していたので、右岸沿いの沢の中のルートを水流とともに下る。慰霊碑を通り過ぎ、サルが何匹も出てくるので心配しながら新村橋に到着。結局、徳沢ロッジまで、何度も多くのサルにお目にかかった。目を合わさないようにして無事下山した。 最終日は徳沢から上高地に戻り、懐かしい田代池、大正池を散策した。

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