活動データ
タイム
11:40
距離
18.3km
のぼり
3001m
くだり
1267m
活動詳細
すべて見る空木平避難小屋泊で中央アルプス縦走です ※毎度の事ですが、長文で写真も無駄に多いので、何もすることがないお暇な時にどうぞ🙇 【1日目:駒ヶ根高原スキー場→空木平避難小屋】 勤務明けで駒ヶ根高原へ 買い出しとか諸々準備して11時頃に到着 駒ヶ根高原スキー場の駐車場へ駐車しました 駐車場は広いですがトイレはありません この日は数台駐車されていただけでした 天気は予報が外れた感じの曇天☁️ 気温はこの時期にしては暑いくらい 曇天の方が歩きやすく感じました 駐車場から登山道へ 林道終点の登山口までCT1:30 ウォーミングアップと思って歩きます 林道終点にはトイレがあります この時期のこのルートで水場は期待できません 春夏なら小屋前の沢が最高の水場です でも秋には涸れているはず そして駒峰ヒュッテも木曽殿山荘も営業終了 なので2日分の水を歩荷しました 当然酒も妥協せず🍺🍷🥃 なのでザックの重さはテン泊並みになりました💧 登山口へ向かう林道古城線は今年度通行止め でも詳細不明ですがこの日は解除されていました 部分的に通れるのか? 計画される方は事前に駒ヶ根市観光課にご確認を 林道終点からタカウチ場辺りまでは遊歩道的な道 とても歩きやすいです 紅葉は色付き始めって感じで見頃はまだまだでした 池山はスルーして最短ルートを歩きます その先も遊歩道ルートへ 池山小屋の水場は水量豊富でした ここの水場は通年使用可能か? それとも前日の降雨のお陰か? マセナギ辺りまでは快調に その先の大地獄小地獄の迷尾根はちょっと苦戦💦 梯子と鎖が連続する痩尾根の岩場 重たいザックが原因ですが💧 名前とは裏腹に迷う危険は感じません 滑落転倒は要注意です 大雨で崩落した箇所もあるので慎重に でもちゃんと応急処置されていました マセナギの標識に蕭ノ笛山への分岐があったけど… 蕭ノ笛山って登山道があるのか? 藪山じゃなかったっけ? ヨナ沢の頭を過ぎると比較的楽になります 空木平分岐を過ぎると程なくして空木平避難小屋です 計画より早く到着することができました お花畑な空木平もこの時期は草紅葉に ナナカマドも既に落葉しちょっと寂しい景色です 紅葉最盛期なら絶景だったと思います 小屋前の沢は案の定の涸沢 小屋裏の沢には細やかなせせらぎが 前日の降雨のお陰か? 水場としては当てにできません 出ると評判の空木平避難小屋… 同宿がいるかいないか いたら心強いけど気も使う 結局貸し切りとなりました(笑) 身支度整えて先ずは🍺 小屋前で空木岳を眺めながら 日が傾くと途端に寒くなります なので一杯だけで小屋の中へ でもビールはよく冷えました 貸し切りなので遠慮なく店を広げて晩餐に 最近お気に入りの缶詰アヒージョです 具材を追加しつつちびちび飲みました 夜空は雲一つない満天の星空 でも月齢7.7日の半月が明るくてちょっと残念でした でも仄かな月明かりの空木平は美しかったです 空木平は圏外(au)なので晩餐後はさっさと寝ます 19時には就寝してしまいました 噂の空木平避難小屋心霊現象 ラップ現象がすると 実際に体験できました💧 シーンっとした夜の空木平 聴こえるのはオコジョの鳴き声だけ …と思ったら唐突に「バキッ」「ミシッ」 それも頻回に そして音も大きく小屋に響く これか💧 これは家鳴りですね 木造建築特有の 実家で聞き慣れています 小屋の造りの特性か音が思いの外響くので驚きますが でも心霊現象ではなく自然現象です ラップ現象じゃなくて家鳴りにも慣れ熟睡できました 【2日目:空木平避難小屋→千畳敷駅】 2日目は空木岳山頂でご来光を観賞 そして千畳敷まで中央アルプス主稜線を縦走 空木岳⇔檜尾岳は未踏区間なので楽しみです! 未明に目覚めのんびり身支度 同宿がいないので遠慮なくバタバタと 月が傾き真っ暗闇の中でヘッデンスタートしました 空は満天の星空で天気は良さそう 風はやや強く木々がざわざわと 気温はこの時期にしては不自然な暖かさ 手袋とかの防寒具は不要でした ルートを外れないように慎重に歩き駒峰ヒュッテへ 涸沢を登るルートは暗闇だと歩き難いです 振り返って眺めるマジックアワーが癒しでした 駒峰ヒュッテ辺りでヘッデン不要の明るさに 夜明け前に空木岳登頂です 空木岳 標高2,864m 日本百名山 信州百名山 二等三角点「駒ヶ根」 問答無用の名峰です 夜明け前の山頂 誰もいません 眺める景色は360°の大パノラマ 西風がやや強いけど凍える寒さはなし 最高の山頂を貸し切り独占です👍 珈琲を飲みつつ夜明けを待ちます 暫し待つこと5:55頃 北岳の辺りから待望のご来光が 良い夜明けとなりました 山頂で朝食済ませ念願の縦走へ 東川岳→熊沢岳→大滝山→檜尾岳→濁沢大峰→島田娘 登って下っての繰り返し 歩き応えのある縦走です 先ずは東川岳を目指します 東川岳 標高2,671m 東川岳へは先ず木曽殿越へ激下ります 約360mの激下りです 鎖のある岩場ルートもありなかなかスリリング 結構楽しめました 木曽殿越には木曽殿山荘 この日は早朝から小屋閉め作業中 ヘリが往復していました 最後は小屋番さんが乗り込んで小屋は無人に 木曽殿山荘は足早に通過です 木曽殿越から約170mを登り返して東川岳に登頂 脚休めする場所のない急傾斜を一気登りです💦 東川岳の山頂は空木岳同様の大展望 間近に眺める空木岳が秀逸か? 一休みしました☕ お次のピークは熊沢岳です 熊沢岳 標高2,778m 東川岳と熊沢岳は標高差約100mの距離約2㎞ 素敵な稜線歩きだけどCTは1:50 中央アルプス主稜線は大体こんな感じ 歩き応えのある登降の繰り返しです 花崗岩の巨岩が立ち並ぶ熊沢岳山頂 大展望なのは言わずもがな なかなか素敵な山頂です 花崗岩の上で一休みしました☕ お次のピークは檜尾岳です …の前に大滝山です 熊沢岳を下ると・2680辺りで鎖の岩場ルート 大岩の間を通り抜けます 高度感はそれ程でもないです 下って登ると大滝山の山頂でした 大滝山 標高2,708m 檜尾岳展望台の大滝山 標識はありません 気が付いたら通り過ぎていました💧 そして檜尾岳へ 檜尾岳 標高2,728m 三等三角点「梯子樽」 縦走一区切りの檜尾岳 ここから先は以前歩きました 圧巻の大展望を眺めながら一休み☕ 歩いてきた稜線を一望し満足します でもまだ先は長いです💧 お次のピークの濁沢大峰へ 濁沢大峰 標高2,707m 檜尾岳の山頂から鞍部へ約200mの激下り そして約170mを登り返し 難所の鎖場を越えると濁沢大峰の山頂です 南北に長い花崗岩ゴロゴロの濁沢大峰の山頂 眺めは素晴らしいです ここでも一休みします☕ そして最後のピークの島田娘へ 島田娘 標高2,858m 島田娘へはまた下って登って 鞍部へ約100m激下ります そして約240mを登り返し ザレた花崗岩の登りです ここが正念場です💦 登り切ると宝剣岳とサギダルの頭が目の前に 遠くに眺めていた宝剣岳が目の前です 遥々歩いてきた感があります 島田娘の山頂は標識がなく山頂感が薄いです 南から眺めると登り応えのある立派な山容 北から眺めると縦走途中の小ピークって感じです ちなみに名前の由来は雪形からだそうです 島田髷を結った娘の姿に見えるからとか 大展望の島田娘ですが極楽平は目と鼻の先 山頂は通過して極楽平まで下りました 極楽平で千畳敷を見下ろしながら一休み☕ 後は千畳敷へちょっと下るだけ 暫し感慨に浸りました 登山者疎らな極楽平 縦走中もスレ違う登山者は数えるくらい それが乗越浄土八丁坂には人影多数 千畳敷駅からはロープウェイ臨時便の放送 激混みか? 千畳敷の紅葉は既に草紅葉でした 一気に下りそこそこ賑わう千畳敷駅へ 駅で一休みして13時発のロープウェイで下山へ🚡 ロープウェイとバスはちょっと密でした 大きなザックで申し訳ない🙇 菅の台BSで下車し駐車場まで舗装路歩き 季節外れの暑さで最後の最後が難所でした💧 約10分歩き汗だくで駐車場へ帰還 無事に下山しました 檜尾岳⇔空木岳は歩き残していた稜線なので、いつ歩こうかとずーっと機会を狙っていました。 南駒ヶ根⇔越百山の間も歩き残しているので、本当は木曽駒ヶ岳から越百山までの主稜線を一気歩きしたいところですが、それはちょっと贅沢だしソロ一泊では無理な計画なので今回の行程になりました。 この時期の中央アルプス縦走は、小屋と水場が期待できないのでそれなりの装備を背負うことになります。 そして地形図で見るよりも細かな登降が多く、鎖や梯子の連続するちょっと危険なルールもあります。 トレランみたいな軽装じゃなければCT通りの時間がかかると思います。 なので縦走される際は無理せず余裕のある計画にしましょう。 じゃないと日没後も歩くことになったり、水の残量を心配しつつ歩くことになります。 空木平避難小屋の沢はこの時期水場としは期待できませんし、檜尾避難小屋の水場も同様です。 心霊現象は心配しなくても大丈夫です(笑) 紅葉にはちょっと遅かったけど、天気に恵まれて期待以上の素晴らしい縦走となりました!
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