然別湖五山巡り(南白天東西アタック)

毎年この時期になると鹿が発情期を迎え、非常に活動的になる。山では雄鹿の遠吠えが響き渡り、道路には至る所で車に飛び出して来そうな姿を目撃する。 今年鹿との接触事故で大変な思いをした私はトラウマになってしまい、どうも夜間の運転は気が向かなくなってしまった。いや、歳のせいかも知れない・・・ そんな出不精になってしまった私は隣町の然別湖五山(南ペトウトル山、白雲山、天望山、東ヌプカウシヌプリ、西ヌプカウシヌプリに挑戦してきた。 正直、１日で全部回れるか分からなかったが、ダメなら途中でやめることもできる安全な挑戦だった。 (南ペトウトル山) 数年前、倒木だらけであったが、大変良く整備されていたのには驚いた。紅葉は終わったが、木の葉が落ちて遠くまで眺望が効き、最高の条件に恵まれた。 (白雲山・天望山) 平日なのに多くの登山者で賑わっていた。 この山は入門者やビギナーには最適で、整備・景色・コースタイム・下山後の足湯や温泉等良いことづくしだ。 天望山も手軽ではあるが、部分的に枯れた笹などで歩きにくい箇所があった。東雲湖へ下るとナキウサギの岩場や素敵な風景が広がるが、今回は時間の関係でパス。 (東ヌプカウシヌプリ) ここは全国的にもナキウサギで有名になってしまった。１時間もかからずに高確率でナキウサギを観察できるともなれば人が押し寄せるのも無理もない。 マナーを守っていつまでもナキウサギの楽園であって欲しい。 ここも時間の関係でパス。 (西ヌプカウシヌプリ) 数年ぶりに来たが、まれに見る長い直登！ 流石に体力も悲鳴をあげ始めて何度も「しんどいなぁ｣の独り言。特に急斜面は足元もフラットなので、アキレス腱が伸びたままだ。 偽ピークの台地は癒しの空間。その後倒木だらけの登山道を少し下ると岩場を登り樹林帯の山頂だ。格別な達成感！ あれだけ辛かった登りの急登はあっという間に下山して暗くなる前に無事にこの日の山行を終えることができた。 還暦にはハードだったなぁ(笑)