秋の小さな大冒険 爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳

2021.10.11(月) 2 DAYS

活動データ

タイム

16:49

距離

21.8km

上り

2496m

下り

2576m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 19
休憩時間
1 時間 16
距離
8.6 km
上り / 下り
1532 / 543 m
12
3 42
42
4
13
38
DAY 2
合計時間
9 時間 30
休憩時間
1 時間 7
距離
13.1 km
上り / 下り
957 / 2033 m
1 3
39
40
27
15
5
28
2 31

活動詳細

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私は大抵自分に甘いので、下山してきたら大いに自分を誉めて、存分に甘やかすのが常だけれど、今回は最大級に誉めた。よく頑張った、私。 そもそも、扇沢から鹿島槍ケ岳の計画を立てたのは私なんだけど、その段階で正直、鹿島槍ケ岳は行けない可能性の方が高いなぁ、と思っていた。目的地は冷池山荘まで。鹿島槍ケ岳は眺めて、いつか行けたらいいねと話のネタにして、行ってもいない鹿島槍ケ岳のピンバッジ買って帰ってくるつもりだった。冷池山荘という何と読むのかいまだに正解が良くわからない山荘に泊まって帰ってくるだけで十分だと思っていたんだけど。 1日目、3つのピークを持つ欲張りな爺ヶ岳を踏み超えて、冷池山荘に着き、寒風吹きすさぶ中、ブロッケン現象で遊んだり、あっという間にぬるくなる珈琲をすすったりしながら、地図を広げて山のど真ん中にいることに興奮していたら、とことこちゃんが「明日行っちゃいましょうか鹿島槍ケ岳」と言う。私は「うーんどうだろう」と返す。 寒さに負けて、小屋に入りストーブに当たりながら、手ぬぐいやバッチを物色している時にも、「せっかくだから、行っちゃいましょうよ鹿島槍」と、トコトコちゃんはニコニコ言う。 これぞ、ザ・山小屋ご飯、みたいな夕食をいただいて部屋に戻って、ごそごそしている時にも、トコトコちゃんは言う「明日何時に起きたらいいですかね、鹿島槍」 もうこの辺で、覚悟を決めるしかない。ヤツは行く気である。人間こうなってしまったら、それを諦めさせるのは至難の業だ。もはや、心は麦わら海賊団の船長くらい冒険へのワクワクが溢れている。ということで、明朝は4時出発のため、19時前には就寝。 2日目、時間との戦い。目標は、今日中に帰阪すること。荷物は小屋にデポって、身軽になっていざ出発。 思っていたほど荒天ではなく、いかんせん真っ暗なので、周辺がどんな様子かはさっぱりわからないが、順調に歩く。東の空が分厚い雲に覆われながら、不思議な赤さと明るさで照らされるのを、まずは布引山の山頂で見届ける。 そして明るくなると、とたんに突き付けられる現実。これから向かう場所が霧に覆われて真っ白だった。そうだとは思ってたんだけど、やはり突き付けられるとちょっと残念。鹿島槍ケ岳の姿を確認できぬまま、息を切らしてゆっくり登る。どこかで、少しくらいは景色が広がるのではという期待を胸に抱きながら。 ところで、こちら側から登る限り鹿島槍ケ岳には槍ヶ岳要素は全くない。急登をジグザグと登っていくだけだ。手をつくところさえない。槍ヶ岳というからには急峻な岩場を想像していたのですが、右足と左足を交互に踏み出したその先に山頂が。朝6時、記念すべき登頂。誰もいないし、何も見えない。山頂標識に抱き着いて、もはやそれだけが頼みの綱とばかりに、標識と写真を撮りまくる。雨も降っていないので、寒いが震えながら山頂で朝ごはん。うーん、ちらし寿司が五臓六腑に染みる。なぜ、温かいお茶を用意してこなかったのかと心底後悔する。 景色がないなりに十分に楽しんだ山頂であったが、しかし、試練は下山にこそあるもので。まずは鹿島槍から冷池山荘へ。まっしろで景色のない道をザクザク下る。山荘で荷物をピックアップして、目指すは種池山荘なのだが、これがこの2日間で最もきつかった。爺ヶ岳は3つのピークを有する欲張りな山であることは前述のとおり。つまり、3つの山を超えていくわけで、霧の向こうにうっすらと出でる登り坂に怒りさえ湧いてくる始末です。超えなきゃ帰れないから、超えますけどね。憎い爺め。種池山荘から柏原新道は相変わらず長く、滑って転ぶこと3回。這う這うの体で登山口にたどり着いた自分を、心の底から労いました。 無茶ぶりとも思われた鹿島槍ヶ岳でしたが、終わってみたら無事予定より早く下山でき、恐らく神様の使いに違いないと未だに思っているのですが、へとへとで足を引きずって歩いていたところを見るに見かねた親切な方に、お風呂に連れて行ってもらった上に、松本駅まで送ってもらいました。大変お世話になりました。 自分がいまできることを、確認できた感慨深い2日間。とことこちゃんのガッツと好奇心がなければ成しえなかった2日間でした。ありがとう。また、楽しいと限界のギリギリを責める山旅行きましょう。疲れたけど楽しかった。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 初めて降り立った扇沢からスタート。大阪からのアクセスは抜群です。駐車場もいっぱい。
初めて降り立った扇沢からスタート。大阪からのアクセスは抜群です。駐車場もいっぱい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 柏原新道スタート。これがもう、長いのなんの。
柏原新道スタート。これがもう、長いのなんの。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 麓の紅葉はまだこれから。
麓の紅葉はまだこれから。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 秋晴れの良い空と赤いナナカマドと笑顔。
秋晴れの良い空と赤いナナカマドと笑顔。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 種池山荘が見えてきたよー!まだまだ遠いけど。
種池山荘が見えてきたよー!まだまだ遠いけど。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 登ってきて、針ノ木岳が綺麗に見えました。次は、針ノ木から種池山荘までの稜線を歩きたい。
登ってきて、針ノ木岳が綺麗に見えました。次は、針ノ木から種池山荘までの稜線を歩きたい。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 この頃は、ケルンを積む元気もまだありました。
この頃は、ケルンを積む元気もまだありました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 すこしガレている道。危険箇所と呼べたのは、ここくらいでは?
すこしガレている道。危険箇所と呼べたのは、ここくらいでは?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 気をつけて歩きました。気を付ければ、何てことない。
気をつけて歩きました。気を付ければ、何てことない。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 お花のように見えるけど、お花かな?爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も花の百名山なので、また、違う季節にチャレンジしたいですね。
お花のように見えるけど、お花かな?爺ヶ岳も鹿島槍ヶ岳も花の百名山なので、また、違う季節にチャレンジしたいですね。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 長かった柏原新道がようやく終了。種池山荘到着です。
長かった柏原新道がようやく終了。種池山荘到着です。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 お昼のラーメン。
お昼のラーメン。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 青空の中、爺ヶ岳に向かって出発。
青空の中、爺ヶ岳に向かって出発。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 何かの赤い実。たくさん残ってました。あまり美味しくないのかな?
何かの赤い実。たくさん残ってました。あまり美味しくないのかな?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 鹿島槍ヶ岳。このときは綺麗に見えてました。
鹿島槍ヶ岳。このときは綺麗に見えてました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 立山、劔は残念ながら、山頂付近の雲がとれることはついぞなく。それでも、良い景色です。
立山、劔は残念ながら、山頂付近の雲がとれることはついぞなく。それでも、良い景色です。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 爺ヶ岳到着!
爺ヶ岳到着!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 うーん、絶景。
うーん、絶景。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 三脚セッティング中。
三脚セッティング中。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 山頂は貸しきりで、二人でいっぱい写真を撮りました。
山頂は貸しきりで、二人でいっぱい写真を撮りました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 バラバラ。息が合わない二人。
バラバラ。息が合わない二人。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 このあたりから、鹿島槍ヶ岳も雲に覆われ出しました。
このあたりから、鹿島槍ヶ岳も雲に覆われ出しました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 今日のお宿に到着。スタッフさんめっちゃ親切でとても良い山荘でした。また行きたいです。
今日のお宿に到着。スタッフさんめっちゃ親切でとても良い山荘でした。また行きたいです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 着いて、荷物置いて、景色見ながらコーヒータイムにしようと思ったら、はっきりくっきりブロッケン現象で、めっちゃ浮かれました。
着いて、荷物置いて、景色見ながらコーヒータイムにしようと思ったら、はっきりくっきりブロッケン現象で、めっちゃ浮かれました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 寒いけど、小屋に閉じ籠るのは勿体無い。いっぱい着て、震えながら満喫。
寒いけど、小屋に閉じ籠るのは勿体無い。いっぱい着て、震えながら満喫。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 小屋から爺ヶ岳。あれを歩いてきたんだよね。しみじみ感慨深いけど、翌日あれをまた登る羽目になる。
小屋から爺ヶ岳。あれを歩いてきたんだよね。しみじみ感慨深いけど、翌日あれをまた登る羽目になる。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 スタンプ中。小屋のスタンプってどこに押せば良いんだろうと常々思ってたら、地図に押してる人を発見して、さっそく真似しました。
スタンプ中。小屋のスタンプってどこに押せば良いんだろうと常々思ってたら、地図に押してる人を発見して、さっそく真似しました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 朝食をお弁当にしてもらっての、ちらし寿司。
朝食をお弁当にしてもらっての、ちらし寿司。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 何故か夕飯の写真が残ってなくて、翌朝です。4時。予定通り出発。
何故か夕飯の写真が残ってなくて、翌朝です。4時。予定通り出発。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 頑張ろう、私。
頑張ろう、私。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 一時間ほどでまずは、布引山ピークゲット。
一時間ほどでまずは、布引山ピークゲット。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 まだまだ、真っ暗。
まだまだ、真っ暗。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 しかし、東の空が禍々しく真っ赤に。
しかし、東の空が禍々しく真っ赤に。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 不思議な空色に見とれてます。
不思議な空色に見とれてます。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 アレが鹿島槍か??と思ったけど、全然ちがいました。
アレが鹿島槍か??と思ったけど、全然ちがいました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 少し明るくなってきたかな? 元気に歩きます。雨が降ってないのが、本当に助かりました。
少し明るくなってきたかな? 元気に歩きます。雨が降ってないのが、本当に助かりました。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 明るくなってくると突きつけられる、真っ白の現実。もう少しのはずー!
明るくなってくると突きつけられる、真っ白の現実。もう少しのはずー!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 着いた⁉️
着いた⁉️
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 着いたー‼️
着いたー‼️
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 槍のポーズ
槍のポーズ
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 それなんのポーズ?と思ってたら、槍で突撃の足軽的ポーズでした。
それなんのポーズ?と思ってたら、槍で突撃の足軽的ポーズでした。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 おりゃー!
おりゃー!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 真っ白だけどもう良いの。達成感でいっぱいです。
真っ白だけどもう良いの。達成感でいっぱいです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 さて、おなかぺこぺこです。ごはんごはん。
さて、おなかぺこぺこです。ごはんごはん。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 寒いけど、うまーい!がんばれるー!!
寒いけど、うまーい!がんばれるー!!
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 三角点もきっちりゲット。
三角点もきっちりゲット。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 下山中に発見。ブレブレだけど、ハクサンイチゲっぽいよ。この時期に??
下山中に発見。ブレブレだけど、ハクサンイチゲっぽいよ。この時期に??
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 雷鳥さん出てこないかなー???とキョロキョロしながら下山してます。残念ながら見られませんでした。
雷鳥さん出てこないかなー???とキョロキョロしながら下山してます。残念ながら見られませんでした。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 冷池山荘に帰ってきて。てるてる坊主さんのパワーのおかげで、雨に当たらずに済みましたよ。
冷池山荘に帰ってきて。てるてる坊主さんのパワーのおかげで、雨に当たらずに済みましたよ。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 シラタマかな?
シラタマかな?
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 基本は真っ白。たまに霧が晴れると嬉しくなっちゃう。
基本は真っ白。たまに霧が晴れると嬉しくなっちゃう。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 さらば爺ヶ岳。つぎは快晴で会いたいです。
さらば爺ヶ岳。つぎは快晴で会いたいです。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 種池山荘で。おなかぺこぺこで、暖かいぜんざいが染みました。
このあと、長い長い柏原新道を三時間かけて無事下山です。
種池山荘で。おなかぺこぺこで、暖かいぜんざいが染みました。 このあと、長い長い柏原新道を三時間かけて無事下山です。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 最後に名古屋で食べたきしめん。きしめん食べる時間がとれたのは、扇沢で車に乗せてくださった方のおかげです。山男は良い人が本当に多いです。この恩をいつか誰かに返せるような私になれますように。
最後に名古屋で食べたきしめん。きしめん食べる時間がとれたのは、扇沢で車に乗せてくださった方のおかげです。山男は良い人が本当に多いです。この恩をいつか誰かに返せるような私になれますように。
鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 最後に、楽しくて楽しくて頑張らせてくれたとことこちゃんに感謝。また行こうね。次は針ノ木岳が呼んでるよー。
最後に、楽しくて楽しくて頑張らせてくれたとことこちゃんに感謝。また行こうね。次は針ノ木岳が呼んでるよー。

メンバー

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