渡渉に始まり藪藪藪だらけの大変な尾根でした。 出だしの吊り橋は床板が完全に抜けていたので、吊り橋手前右側から河原におり(ロープ有)、渡渉後対岸の緩い岩のあたりから取り付きました(踏み跡、色褪せたピンクテープあり)。 雨量観測所までは蜘蛛の巣だらけですが明瞭な道で、何も困ることはありません。ここはサッサとこなした方が良いでしょう。 雨量観測所から先は所々踏み跡を見失い、傾いた木の藪漕ぎに難儀します。 踏み跡やリッジを辿ろうにも、木が隙間なく茂っていると、藪の薄いところに行きたいのが人情というもの。しかし下手に逃げると斜面の藪漕ぎを強いられるので後悔することもしばしば。 カモシカ岩は他の記録を参考に左から巻きました。 この辺りから熊の痕跡が多数あり緊張します。 滝沢峰の周辺は尾根の左側にテントを張れそうな草っ原が何箇所か出てきます。 小桜の池を目指していましたが、全く進まず、滝沢峰ピークをすぎ1280mあたりの尾根の横(北側)を少し降りたところで幕営しました。 2日目はまた後ほど
立ち入り禁止の先へ行く
朽ちた橋
橋の手前、右から河原に降りる(虎ロープあり)
対岸の岩場に向かって渡渉
この岩から取り付き(赤テープあり)
道はしっかりしていますが蜘蛛の巣だらけ
雨量観測所。ここから藪の始まり
障害物レースかな?
もはや踏み跡なんて無い尾根
藪から体を出せる貴重な場所
まだまだ遠い…
カモシカ岩のあたりは熊の痕跡がちらほら
中々進まない…明日下山できるのか…
小桜の池は汚い
ここも飲めなさそう。この辺斜面がしっとりしており、急斜面のズルズルの藪漕ぎを強いられました。
一息つける貴重な場所。そろそろ藪はお腹いっぱいだよ…
藪再開
石楠花が一番ヤバい
崩壊地はキワを歩けます。
ガレ
2峰から見えた藤七の池。2つあるうちの一つは綺麗で飲めます。もう一つも綺麗だけど、オタマジャクシがいたため止めました。
2峰の下りは鎖とロープ有。 木も足場もしっかりしているので急だが怖くはない。
藤七の池の水。念のため濾過中。やっとありつけた水。ガブ飲みしました。
藤七の池から先はワサワサ笹藪。足元を見れば道があるので迷いません。ただし笹藪をかき分け続けるため腕がやられます。
背丈以上ですが、木の藪より100倍楽。グングン進みます。
山頂まであと少し…だけど疲れました
ようやくたどり着いた門内岳から登ってきた尾根を眺める。感無量。
門内小屋は無人。水を補給
たもぎ小屋にはお客様
ナイターとなりましたが無事下山しました
おかげさまでこんな足になりました