朳差岳~飯豊の洗礼を浴びる 10/10/2021

2021.10.10(日) 日帰り

 紅葉稜線を楽しむのは先週までで、そろそろ会津の山々を登りたいと思っていたのですが、先週の焼石の紅葉が強烈でその余韻が冷めず、もうちょっと紅葉の稜線を歩きたい。そんな思いで、日曜のお天気を調べてみると、どうやら飯豊付近は雲が薄そう。でも流石に飯豊の主稜線を日帰りで歩くのは無謀。そこで、最近フォロワーさんの素敵なレポも上がっていた北飯豊の杁差岳を目指しました。  体力への懸念から、これまで足の向かなかった飯豊連峰でしたが、噂に違わぬ素晴らしさ。特に、長い長い急登を頑張った後に一気に視界が開けるあの絶景。尾根同士が複雑に絡み合いながら、主稜線へ合流していくそのダイナミックさ本当に最高です。稜線上の紅葉は絶頂期は過ぎていましたが、それでもその美しさには息をのむほど。  しかし、飯豊連峰。甘くはありませんでした。計画では頼母木山付近まで主稜線を歩く予定でしたが、ひどい脚つりに悩まされ、杁差岳先の湿原などをのんびり堪能して、ピストンで帰ってくるのが精一杯!まさに飯豊のキツい洗礼を浴びました。  私ほどのレベルで、この界隈を日帰りすることは危険だし、改めて慎もうと思いました。いつか泊まりでゆっくり歩きたいと思います。  下山後の温泉は、奥胎内ヒュッテの入浴時間が16時までだったので、帰り道で看板を見かけた小国温泉の松風館へ。@300円でリーズナブル。しかも鉄分豊富でとっても暖まる。時間が遅かったのかほぼ貸切でした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー さて、ここからは、自分の反省点であり、かつ長いので、スルーで。 今回、前半の早い段階(標高1100m付近)から両脚の内ももにつりそうな症状が発生 その後主稜線に出て、サプリを補給したものの、朳差前衛の鉾立峰へ登る時に同じ部位がつって歩行不能に。そこで5分程度身体を休めた。その後は、ゆっくり誤魔化して歩けば進める状態になったので、両脚の痛みを感じながら、主稜線をゆっくり歩きながら杁差の先の長者平まで行き、大石山までなんとか戻ってきた。ただ、強烈な暑さのせいか、軽い頭痛も感じるほどになっていた。 大石山から本格的な下山開始。脚をおろす度に、内ももに強烈な痛みが走り、時々攣ったりしながらも、とにかくゆっくり歩くことと、ピーク毎に休憩をとりながら進む。しかし、残り5kmあたりの急降下時に、ついに内もものつりが治まらず進めなくなる。歩いてもつる、伸ばしてもつる、曲げてもつる、と急降下の真ん中で進退窮まった状態に!私の荷物の重い部分を妻のザックに移しもらいしばらく休憩。しばらくして、ようやっとゆっくりではあるが進める状態に。そして、なんとか明るいうちに駐車場へ。ともかく無事に帰れたのは良かった! さて、自分なりに今回の原因をいろいろと考えてみた ①そもそも体力不足 ②ミネラル分を中心とした補給不足・熱中症の初期症状 ③睡眠不足による疲労(23時過ぎ起床、運転4時間弱でほとんど寝ていない) ④急登の耐性不足なのに、前半の急登でのスピードの出し過ぎ まず、①は最近20km程度歩いても強い疲労感はないので、これはないと思う。③も毎回の話。ただ、慢性疲労になっている可能性はある。④は、延々と急登が続いたものの、前半かなり段差に気を遣って歩いていたつもり。ただ、最近朝日連峰などの急登を歩いていなかったので、急登への耐性が不十分であったにもかかわらず、自分の体力を過信して、スピードが速くなっていたかもしれない。一番の原因は、②であろうか。とにかく登山口序盤から延々と急登続きのみならず、気温の急上昇で汗がだくだく。内ももの違和を感じたときは700m以上の標高差を上がり、約2時間半が経過していたのに、スポドリは、いつもの感覚での補給にとどまり、200ml程度しか減っていない。また、つりを感じ始めているのに、いつも応急措置用に持参しているテーピングを利用しなかったのも反省点。いったい何のための応急セットなのか? 今後、累積標高が大きく、急登が連続する山を登る際には、補給の取り方(特にスポドリはもう1本持参して、登り段階で1本消費するほどの補給が必要)、脚攣りに効くという芍薬甘草湯の持参、急登時のペースなど、今回の教訓を活かして行きたい。 水分:スポドリ(1200ml、但し、前半の消費少ない)、水(1000ml) ジェル:2時間半後(ヒドノ峰)、食事:5時間後(鉾立峰)、コーヒーB:7時間後(鉾立峰) 疲労度:高(酷い両脚内ももの足攣り)

急登のブナの樹林帯をひいころ登っていきます。

急登のブナの樹林帯をひいころ登っていきます。

急登のブナの樹林帯をひいころ登っていきます。

明るい秋の道、とっても素敵

明るい秋の道、とっても素敵

明るい秋の道、とっても素敵

間近に大石山が。紅葉がとっても美しい。このあたりで既に脚攣りそうな感じになってました

間近に大石山が。紅葉がとっても美しい。このあたりで既に脚攣りそうな感じになってました

間近に大石山が。紅葉がとっても美しい。このあたりで既に脚攣りそうな感じになってました

西ノ峰から大石山。主稜線に出るのが楽しみ

西ノ峰から大石山。主稜線に出るのが楽しみ

西ノ峰から大石山。主稜線に出るのが楽しみ

朳差岳まで続く主稜線を見ながら歩きます

朳差岳まで続く主稜線を見ながら歩きます

朳差岳まで続く主稜線を見ながら歩きます

稜線上の紅葉、まだまだ綺麗です

稜線上の紅葉、まだまだ綺麗です

稜線上の紅葉、まだまだ綺麗です

すでに脚は万全でなく、左の鉾立峰の見るからの急登にビビってます。

すでに脚は万全でなく、左の鉾立峰の見るからの急登にビビってます。

すでに脚は万全でなく、左の鉾立峰の見るからの急登にビビってます。

途中、両脚が攣って大変でしたが、なんとか鉾立峰まで登りました。ここから眺める主稜線、本当に美しい

途中、両脚が攣って大変でしたが、なんとか鉾立峰まで登りました。ここから眺める主稜線、本当に美しい

途中、両脚が攣って大変でしたが、なんとか鉾立峰まで登りました。ここから眺める主稜線、本当に美しい

鉾立峰から西方面へ延びるアゴク尾根。アゴク峰の後の藪漕ぎが大変らしい。きっと上級者だけが許された道なのであろう。

鉾立峰から西方面へ延びるアゴク尾根。アゴク峰の後の藪漕ぎが大変らしい。きっと上級者だけが許された道なのであろう。

鉾立峰から西方面へ延びるアゴク尾根。アゴク峰の後の藪漕ぎが大変らしい。きっと上級者だけが許された道なのであろう。

昼食を食べ終わって、本日の目標、朳差岳へ向かいます。それにしても素晴らしい稜線だ

昼食を食べ終わって、本日の目標、朳差岳へ向かいます。それにしても素晴らしい稜線だ

昼食を食べ終わって、本日の目標、朳差岳へ向かいます。それにしても素晴らしい稜線だ

稜線上の紅葉、予想に反して、キラキラ光る紅葉がとっても綺麗

稜線上の紅葉、予想に反して、キラキラ光る紅葉がとっても綺麗

稜線上の紅葉、予想に反して、キラキラ光る紅葉がとっても綺麗

鞍部から朳差岳方面を眺める

鞍部から朳差岳方面を眺める

鞍部から朳差岳方面を眺める

イブキトラノオかな?まだ頑張ってました

イブキトラノオかな?まだ頑張ってました

イブキトラノオかな?まだ頑張ってました

鉾立峰からアゴク尾根と奥には二王子岳の稜線。

鉾立峰からアゴク尾根と奥には二王子岳の稜線。

鉾立峰からアゴク尾根と奥には二王子岳の稜線。

タカネマツムシソウも頑張ってました

タカネマツムシソウも頑張ってました

タカネマツムシソウも頑張ってました

朳差岳へのビクトリーロード。といっても脚はすでにボロボロ

朳差岳へのビクトリーロード。といっても脚はすでにボロボロ

朳差岳へのビクトリーロード。といっても脚はすでにボロボロ

本日の目標、朳差岳へ到着。こう見てると先に見える湿原が綺麗だったのでこの後ちょっとお散歩

本日の目標、朳差岳へ到着。こう見てると先に見える湿原が綺麗だったのでこの後ちょっとお散歩

本日の目標、朳差岳へ到着。こう見てると先に見える湿原が綺麗だったのでこの後ちょっとお散歩

あれは前朳差岳のある権内尾根でしょうか。こっちの紅葉もパッチワークチックでとっても綺麗

あれは前朳差岳のある権内尾根でしょうか。こっちの紅葉もパッチワークチックでとっても綺麗

あれは前朳差岳のある権内尾根でしょうか。こっちの紅葉もパッチワークチックでとっても綺麗

朳差岳の先の湿原までやってきました

朳差岳の先の湿原までやってきました

朳差岳の先の湿原までやってきました

湿原がみられるとは思わなかった

湿原がみられるとは思わなかった

湿原がみられるとは思わなかった

厳しい稜線の中にあってオアシスのような存在

厳しい稜線の中にあってオアシスのような存在

厳しい稜線の中にあってオアシスのような存在

朳差へ戻ります

朳差へ戻ります

朳差へ戻ります

朳差岳避難小屋と帰りの稜線

朳差岳避難小屋と帰りの稜線

朳差岳避難小屋と帰りの稜線

朳差岳小屋直下の水場。ここまで80mくらい下らなければならない。こんな脚で来なきゃよかった。煮沸推奨みたいだけど私は普通に生水で飲んだ。水場が乏しいことが朳差小屋が人気のない理由かな

朳差岳小屋直下の水場。ここまで80mくらい下らなければならない。こんな脚で来なきゃよかった。煮沸推奨みたいだけど私は普通に生水で飲んだ。水場が乏しいことが朳差小屋が人気のない理由かな

朳差岳小屋直下の水場。ここまで80mくらい下らなければならない。こんな脚で来なきゃよかった。煮沸推奨みたいだけど私は普通に生水で飲んだ。水場が乏しいことが朳差小屋が人気のない理由かな

水場から戻るって見上げると空と素敵な草原

水場から戻るって見上げると空と素敵な草原

水場から戻るって見上げると空と素敵な草原

稜線の紅葉が美しい

稜線の紅葉が美しい

稜線の紅葉が美しい

鉾立峰への登り返し。

鉾立峰への登り返し。

鉾立峰への登り返し。

鉾立峰から眺める飯豊の主稜線。素晴らしいの一言

鉾立峰から眺める飯豊の主稜線。素晴らしいの一言

鉾立峰から眺める飯豊の主稜線。素晴らしいの一言

この主稜線を辿っていくと北股岳や飯豊本山の方に行くんだよね。いつかのんびり歩いてみたい。そんな夢をみさせてくれる素晴らしい稜線

この主稜線を辿っていくと北股岳や飯豊本山の方に行くんだよね。いつかのんびり歩いてみたい。そんな夢をみさせてくれる素晴らしい稜線

この主稜線を辿っていくと北股岳や飯豊本山の方に行くんだよね。いつかのんびり歩いてみたい。そんな夢をみさせてくれる素晴らしい稜線

西俣の峰の方かな?素晴らしい色づき

西俣の峰の方かな?素晴らしい色づき

西俣の峰の方かな?素晴らしい色づき

拡大

拡大

拡大

主稜線がとにかく美しい

主稜線がとにかく美しい

主稜線がとにかく美しい

同じような写真ばかり

同じような写真ばかり

同じような写真ばかり

頼母木小屋。ここもいつか泊まってみたい

頼母木小屋。ここもいつか泊まってみたい

頼母木小屋。ここもいつか泊まってみたい

大石山付近の紅葉

大石山付近の紅葉

大石山付近の紅葉

大石山から眺める頼母木方面への主稜線。今日、ここを歩きたかったな~

大石山から眺める頼母木方面への主稜線。今日、ここを歩きたかったな~

大石山から眺める頼母木方面への主稜線。今日、ここを歩きたかったな~

一本踏み出す度に痛みが走るけど、振り返ってみるこの景色になんとか癒やされる

一本踏み出す度に痛みが走るけど、振り返ってみるこの景色になんとか癒やされる

一本踏み出す度に痛みが走るけど、振り返ってみるこの景色になんとか癒やされる

光が作る芸術本当に美しい

光が作る芸術本当に美しい

光が作る芸術本当に美しい

ようやくキツイ急な下山が終わり、のんびりロードを歩きます。陽が傾き、美しい光景を見ながら、この日の余韻に浸ってます

ようやくキツイ急な下山が終わり、のんびりロードを歩きます。陽が傾き、美しい光景を見ながら、この日の余韻に浸ってます

ようやくキツイ急な下山が終わり、のんびりロードを歩きます。陽が傾き、美しい光景を見ながら、この日の余韻に浸ってます

なんとか帰ることができました
お決まりのプハー

なんとか帰ることができました お決まりのプハー

なんとか帰ることができました お決まりのプハー

急登のブナの樹林帯をひいころ登っていきます。

明るい秋の道、とっても素敵

間近に大石山が。紅葉がとっても美しい。このあたりで既に脚攣りそうな感じになってました

西ノ峰から大石山。主稜線に出るのが楽しみ

朳差岳まで続く主稜線を見ながら歩きます

稜線上の紅葉、まだまだ綺麗です

すでに脚は万全でなく、左の鉾立峰の見るからの急登にビビってます。

途中、両脚が攣って大変でしたが、なんとか鉾立峰まで登りました。ここから眺める主稜線、本当に美しい

鉾立峰から西方面へ延びるアゴク尾根。アゴク峰の後の藪漕ぎが大変らしい。きっと上級者だけが許された道なのであろう。

昼食を食べ終わって、本日の目標、朳差岳へ向かいます。それにしても素晴らしい稜線だ

稜線上の紅葉、予想に反して、キラキラ光る紅葉がとっても綺麗

鞍部から朳差岳方面を眺める

イブキトラノオかな?まだ頑張ってました

鉾立峰からアゴク尾根と奥には二王子岳の稜線。

タカネマツムシソウも頑張ってました

朳差岳へのビクトリーロード。といっても脚はすでにボロボロ

本日の目標、朳差岳へ到着。こう見てると先に見える湿原が綺麗だったのでこの後ちょっとお散歩

あれは前朳差岳のある権内尾根でしょうか。こっちの紅葉もパッチワークチックでとっても綺麗

朳差岳の先の湿原までやってきました

湿原がみられるとは思わなかった

厳しい稜線の中にあってオアシスのような存在

朳差へ戻ります

朳差岳避難小屋と帰りの稜線

朳差岳小屋直下の水場。ここまで80mくらい下らなければならない。こんな脚で来なきゃよかった。煮沸推奨みたいだけど私は普通に生水で飲んだ。水場が乏しいことが朳差小屋が人気のない理由かな

水場から戻るって見上げると空と素敵な草原

稜線の紅葉が美しい

鉾立峰への登り返し。

鉾立峰から眺める飯豊の主稜線。素晴らしいの一言

この主稜線を辿っていくと北股岳や飯豊本山の方に行くんだよね。いつかのんびり歩いてみたい。そんな夢をみさせてくれる素晴らしい稜線

西俣の峰の方かな?素晴らしい色づき

拡大

主稜線がとにかく美しい

同じような写真ばかり

頼母木小屋。ここもいつか泊まってみたい

大石山付近の紅葉

大石山から眺める頼母木方面への主稜線。今日、ここを歩きたかったな~

一本踏み出す度に痛みが走るけど、振り返ってみるこの景色になんとか癒やされる

光が作る芸術本当に美しい

ようやくキツイ急な下山が終わり、のんびりロードを歩きます。陽が傾き、美しい光景を見ながら、この日の余韻に浸ってます

なんとか帰ることができました お決まりのプハー

この活動日記で通ったコース

足の松尾根登山口-えぶり差岳 往復コース

  • 11:17
  • 18.1 km
  • 2131 m
  • コース定数 48