最果てのレッドブル

1年前、水晶岳から見た北アルプス最深部の光景は、自分の短い登山歴の中で最も感動した景色だった。その更に奥の赤牛岳は、当時自分には到底無理だと思った。しかしこの1年でトレーニングと経験を積んできた、今ならきっと行ける。赤牛岳行こう❗️ リミットを水晶岳8時、赤牛岳10時に定めて出撃。予定通り水晶岳に8時に到着。さぁ、赤牛岳行こうか❗️ 赤牛岳への稜線では、照りつける秋晴の太陽の暑さを、荒涼とした秋風が冷ましてくれて、最高に気持ち良い❗️そして何より、右手に野口五郎、正面に赤牛岳、左手に黒部五郎と巨大な薬師岳がずっと見え続ける、最高の景色❗️これは裏表銀座に勝るとも劣らない、素晴らしい縦走路だ❗️ しかし赤牛岳まで稜線は往復10km程度なのに、キツい。事前情報では「過去1番のキツさ」「心折られる」「絶望する」噂に違わぬキツさ。個人的に理由を考察するが、①ほぼ全編岩、ガレ、ザレ、アップダウンの歩きにくい道②照りつける太陽に対して遮るものが何もない③2,500m超の高山帯を12時間以上行動する事による高度障害。特に③には、後々まで苦しめられた😰 最果てのレッドブルは、至高の稜線に名を連ねる素晴らしい縦走路だった。同時に、そのハードさも過去最高のものだった。特に日帰りは、そのテの趣向の方にしかオススメ出来ませんw絞り尽くされます😉