気をつけよう! 大普賢岳

2021.10.10(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 3
休憩時間
1 時間 35
距離
6.5 km
のぼり / くだり
872 / 871 m
1 2
27
24
42
36
50

活動詳細

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今日は某ツアーに参加。 初めての大峰山系の大普賢岳へと。大阪からマイクロバス🚌で出発!。8時前に出発し、途中、小休憩を入れて、10時過ぎに和佐山キャンプ場に到着。10時30分から登山開始。なんと登山開始地点が既に1,146mもある。少し肌寒いが、気持ちのいい天気。登山口に6月に大普賢岳を目指し、行方不明になった方の情報提供の依頼の掲示板があった。ガイド曰く、王道ルートじゃない登山道で遭難したとのこと。今日は王道ルートだが、それにしたって、やっぱり気をつけないとダメな山だと気を引き締める。最初はガイドさんもツアー参加者の中に久しぶりの登山の方もいるかもしれないとかなりゆっくり進む。しばらく登ると、稜線に出た。更に長いトラバース途中にいくつもの洞窟もどきがある。ここで高僧が修行するそうだ。有名な笙の窟で、昼食を取った後、いよいよ大普賢岳名物の鎖場、梯子のオンパレード。実際、この鎖場、梯子が無ければ、ロッククライミング出来ない素人では大普賢岳を登れない。誰が作ってくれたか分からないが、有り難いことである。 日本岳のコルまで来ると、完全にガスってきた。山頂では晴れていたらいいが、期待薄かも…。因みに日本岳や小普賢岳には登っていないが、山頂100mルールだろうか、YAMAP終了後にピークハントしたことになっていた。 そんなこんなで、やっとのことで大普賢岳の山頂まで登ったが、ガスガスで全く眺望無し。残念! 30分くらい居ただろうか。少しガスが晴れた瞬間を写真に撮ったが、またガスが出てきて、下山開始時には霧雨となった。さて、帰りは登ってきた梯子や鎖場を降りることになる。しかも雨で濡れているので慎重を要する。いくつか梯子、鎖場を降りた後、雨が本降りになってきたので、特に危険でない登山道で皆がレインウェア、ザックカバーを準備していた時に事故が起こった。ツアー参加者の1人がものすごい勢いで山の斜面を滑落したのだ!結構な角度だったが、運良く登山道から10m過ぎのところで止まった。大丈夫だろうか?ツアーガイド2名が慌てて、しかし慎重に斜面を降りて行った。しばらくして、滑落した参加者がガイドに支えられて斜面を登ってきた。足は大丈夫のようだが、肩を強打され、痛みがあるので鎖骨骨折の疑いがあるとのこと。他の参加者も心配そうにしていたが、足が大丈夫で良かった。ヘリも来れない狭い登山道では足だけが頼りだ。これからまだ鎖場、梯子が続くので、そこは、ガイドがサポートしながら、かなり慎重に下りた。笙の窟で腕を三角巾で処置し、ゆっくりと下山。何とか登山口まで到着。 今まで自分が登山して、滑落など想像もしていなかったが、実際、つまづいたり、バランスを崩したり、誰にでも滑落の危険性はある。今日は最悪の事態は避けられたが、今後、登山する際、自分自身気を引き締めようと改めて思った。生きて帰ってくるまでが登山。本当におつかれ山でした。

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