奥又白池～前穂5，6のコル～涸沢

本当は仕事だった、先週末。 紅葉ももうそろそろ終わり、秘境の池のほとりでテント泊して、鍋食べて、涸沢の紅葉を見る、ピークを踏まないルートに行こうという、なんだかまったり楽しそうなakiさんのお誘いに惑わされ、同僚に聞いてみたらあっさり次の週の休日出勤と代わってくれた🎵 ラッキー😃とのこのこ気軽に出かけていった、その行程は、上高地バスターミナル～徳沢～中畠新道～奥又白池～前穂高岳5-6峰のコル～涸沢～パノラマルート～徳沢～バスターミナル。 果たして、その実態は😅 上高地8:30とゆっくりめのスタート。 上高地についてすぐに絵はがきのような美しい穂高の山々が出迎えてくれ、来てよかったーとCさんと喜びあう😆 土曜は微妙かと思ったが悪くない天気で、景色を楽しみつつほぼフラットな道を歩き、徳沢に到着。 新村橋を渡ると人は少なくなるがまだ道は歩きやすく、奥又白谷登山口を過ぎてから少しずつ普通の登山道になってきた。 水はないみたいだが、河原に出て、パノラマコースとの分岐を過ぎる。 目の前にある岩峰、まさかここじゃないよねと思ったら、ここだった😂 それからは、急登に次ぐ急登で、枝が繁ってテント泊ザックは引っかかるし、手を付いて這うようにして進む😭 標高グラフを見てください、25km累積標高2000mと聞くと急じゃないように感じるが、その2/3はほぼフラットでメイン部分では1kmで500mほど登る相当な急登なのです。 ひーひー言いながら登ること約2時間、ようやく斜度が緩くなり、ほっとしつつちょっとした斜面を登ると、いきなり目の前に池が現れた😲 青空を映して空色に染まった池は、想像以上に美しい✨ 池の周りを歩いてテントが張れる所まで来ると、池の後ろには荒々しい前穂高岳の北尾根の岩壁が聳え立っている。 大変だったが、来る価値のある絶景だ😆 池の周りには、10-15張りほど張れそうだったが、この日は私達も入れて4組6張りで混雑もなく、程よい。 テントを張って、鍋や焼き物を食べつつ(主にakiさんとCさん作)、乾杯🍻 頑張った後のお酒と温かい食べ物は、最高🎵 満足して眠りに入った私達は、翌日更なる試練が待っていることを知らなかった、、、(主に私とCさんが)。 翌日、外に出るとすでに空は明るくなっていた。 やがて朝日が登り、赤く染まる前穂高岳とそれを映す池は、神々しいまでの素晴らしさ✨ ここで私のスマホが不調で、いきなりベラベラ喋りだしたりしなければ、感動の涙を流していたかもしれない😅 その後も不調は続き、カメラのズームが出来なかったのが、痛恨😭 テントを撤収して、昨日通ったトラバースを北尾根方向に進むが、行き先はどんどん足元が崩れるザレや藪急登。 地図に線すらないルートで、途切れ途切れの踏み跡や読み込んで来た軌跡を頼りに相談しつつ、なんとか進んでいく。 昨日は急だが体力があればなんとかなったが、今日は格段に難度が高く、まずルーファイが肝。 さらに草を掴んだり岩を掴んだりしつつ、不安定な急斜面を越えていかなければいけない。 足元が崩れ落ちるかも迷うかも感がリアルで、トータルでは大キレットあたりよりよほど大変なのではと思う😅 イメージに惑わされて、気楽に来てしまって、後悔、、、はしなかった😁 天気は最高で、青空の下で迫力ある岩壁を目の前にしつつ難所を越えていくのは、大変だけど楽しくて😆 最後にコルに乗り上げて、目の前に前穂5峰や吊り尾根、奥穂高岳がどかん❗と現れた時には、言葉もなく感動した。 今は地震の影響で北尾根が登れないそうなので、他に誰もいない特等席で絶景を眺めつつ朝ごはん❓️を食べて、涸沢へ。 ガレガレ斜面だが途中まではつづら折れに道があったが、地震の影響だろう、下の方はそれもなくなり、一面に石や岩がゴロゴロした斜面になっていた。 結構大きい石も動くので、注意して進み、ようやく涸沢到着。 今までの状態とは別世界のような、明るく平和な雰囲気。 紅葉は終わりかけだがまだ残っていて、流石の眺望を楽しみつつ飲んだビールは、最高に美味しかった😆 帰りはパノラマコースで帰り、狭いし急な所もある破線ルートだが、この日は道があるって素晴らしい、足元が崩れないって歩きやすいと思えた😅 徳沢でコーヒーソフトも食べて、無事上高地に下山。 臨時のバスが出て、さほど待たずに帰れた。 思っていたイメージを越える難路だった、奥又白池から前穂高岳北尾根の5,6のコルを越えるルート。 しかし、青空や前穂を映す神秘的な池や、目の前に聳え立つ氷壁の舞台となった岩壁の迫力、荒々しくも美しい穂高の山々、、、目にした眺望も、想像以上の素晴らしさでした✨ 一緒に困難を越え、そして美味しいごはんを作ってくれた、akiさん、Cさん、ありがとう😉