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秋にまみれる穂高散歩の写真

2021.10.09(土) 10:48

この写真を含む活動日記

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26.4 km

2272 m

秋にまみれる穂高散歩

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 (長野, 岐阜, 富山)

2021.10.09(土) 2 DAYS

例年には無い突発的繁忙期到来で屈辱の徹夜や辱めの休日出勤など乱発している10月 私の中の欲求が日増しに肥大して行きます。 そんな金曜日の午後、後輩Sが問うて来るのです。 「〇〇さん、週末は山行くんすか?」 いゃ〜わからんね。決めてないねぇ 「俺、飲んだくれしに金沢行くんすけど行き帰り乗って行きます?」 あぁ〜飲みに金沢ねぇ〜 え!遠くない?軽く飲みに行く感じて言ってるけど… そーなると、埋もれていたチャクラが開くわけですねぇ〜 終電迄に仕事にキリがつくんだから不思議です。 寝ずに向かって、am5:00沢渡バスターミナル着、am6:45上高地バスターミナル着。 眠くはない。 チャクラが開いているからだろう。 アドレナリンも手伝っているはずだ… 昔の記憶を掘り起こしつつ進みます。 ……重太郎さん、頼みますよ…私の記憶よりキツく感じるんですがぁ… 紀美子さん、重太郎さんへも言いましたが、想像より疲れるですが… そんな事をボヤきつつ、例の滑落動画を思い出し、確かに残雪でノーマルで上がるのは無謀だわ、とかあれこれ考えていたら山頂の輪郭が… 奥穂山頂とーちゃーく!人多ぉ!! ここに来てガス来たぁー!視界悪ぅー! こーなると急いでチェックインだ!って事で穂高岳山荘へ向けキック&ダッシュ!(気持ちだけね) 流石に人気の山小屋です。 高密度です。 YouTubeでご活躍のあの人、Twitterでお見掛けするこの人などなど、何かの大会でもあるかの様に秋の北アルプスに人が集まるわけですね。 さっさと幕営し、チップスターと黒ラベル。 堪能なんてする間も無く吸い込まれていきます。 目で飲んだのか?ってくらいの速さで飲み終えます。 すかさず2本目と思いましたが、大人です。 年齢的にも大人の中の大人です。 ぐっと我慢して、着替えて午睡を貪る事にします。 風の音で自然に目が覚め、外を見ると漆黒に染まり始める常念と蝶ヶ岳が横たえています。 少し寒い。 むしろこの寒さを求めていた。 それはね、シナモンとシロップを加えたホットワインが美味しくなるから… 1品目、ビールと明太子煎餅、北野エースのビーフジャーキー 2品目、白ワインとスモークサーモン、スモークたこ 3品目、乾燥野菜と鳥ササミを加えたスパイシーキーマカレーをブイヨンで味を整え、早茹でペンネを投入したキーマペンネ 後はチョコとナッツをポリポリしながら赤ワイン。 標高3000m付近で酔っ払う。 上原ひろみを聴きながらさらに酩酊… am3:00起床。 2つしかない眼では捉えきれない星空。 トイレついでに無心で星を眺めます。 奥穂方面の山肌は、登り始めてる猛者達のライトが眩い星座を形成しています。北斗七星の様です。 ほんの少し東の空が薄明るくなり始めます。 サッと食事を済ませ、撤収します。 御来光。 オレンジの閃光。 モルゲンに参加中です。 こんな時って無感情になるんですね。 言葉や感情を思考するくらいなら少しでも体感していたい。そんな感じだと思います。 本当、素晴らしかったです。 am6:30山行開始。 涸沢岳を越え北穂高岳を目指します。 絶景と切り立った岩稜帯を全身で体感。 本当に幸せだなと体の芯から思います。 山って自分の生死感ラインを不確かに感じさせる魅力があるとしみじみ感じます。 抜群の天気も相まって、北穂高岳山頂からは360°の眺望! 八ヶ岳、雲海、あの山この山、全て捉えることが出来ます。 強行して良かったなと、しみじみ…(良い事ではない) それでは後輩の迎えに間に合うように下山開始です。 秋の涸沢は私的には渋谷スクランブルと似ています。 みんな素敵な表情で景色を眺め、テラスでくつろぎ、幕営し、紅葉と山容を浴びる。 楽園ですね。 下山路も滝汗を流し涸沢を目指す登山者の気持ちがわかります。 涸沢から横尾迄は景色や森を愛でつつのんびり歩き。 横尾からは少しギアを上げて上高地バスターミナルを目指します。 上高地山岳リゾート、やっぱり凄いですね。 目が飽きません。 今秋の北アルプスはこれにて一旦終了かなと思いますが、テント泊するには気持ちの良い寒さの到来。 もう少し企んでみます。冬山の前に、 ※ダラダラとくだらない事を書いています。お目汚し失礼致します。また、読まれた方はお疲れ様でした。笑