活動データ
タイム
10:52
距離
11.7km
のぼり
1199m
くだり
1207m
活動詳細
すべて見る私の父は2年程前から百名山を目指しています。その父が行く先々で出会った複数の方から「鳥海山は素晴らしい山だった」と聞いたそうです。 それを知った私は「じゃあ俺も行きたい!」と言い、「じゃあいっしょに行くか、来年の紅葉の時期に!」と父が言って決まったのが約1年前。父にとっては百名山80座目であり、東北最後の一座です。 実家の茨城を父が車で出発し、途中の栃木で私を拾い、山形の登山口で前乗り車中泊の予定でした。 が、まず9月にアクシデント。 父は9月、北海道に残っていた7座を一気に制覇するため、フェリーで自車を北海道に持ち込み、10日間ほどの遠征(全て車中泊)を 行っていました。ところが最後の利尻岳を目指す途中、稚内で エゾシカに激突!! 利尻岳を諦めて茨城に帰ったものの、車の修理は鳥海山の山行に間に合わないことに。 すると父は、 「代わりに軽トラで行く。いざとなれば幌をかければ後ろで寝られるから大丈夫だ。」 さすがだ。 思えば今年の春も近畿、中国、四国、九州の残り7座を一気に制覇する9日間2900km単独車中泊の旅を完遂した68歳の父。 気合いが入っている。 かくいう私も軽トラも面白そうだなと思ってしまう物好きです。笑 前日はできれば早いうちに出発したかったものの、私の仕事がたてこんでたので結局栃木を出発できたのが午後7時30分。何回も休憩したので何やかんや10時間近くかかって登山口に着いたのは午前5時過ぎ。 時間無いので、徹夜状態ですぐ朝飯食ってスタートです。 はい、序盤からもう、素晴らしい山であることが確定しました。笑 すぐに高木が無くなります。 標高1300mくらいで森林限界といっていい状態じゃないでしょうか。 たぶん環境的に厳しいからなんでしょう。 常時抜群の見晴らしが確保されます。 個人的には木が生えててもそれはそれで楽しみがあるんですが、晴天も手伝って本当に気持ちよかった。 振り返るたびに紅葉!青空!庄内平野! そして日本海! 見事なクワドラプルアタック。 何度も足を止められました。笑 だんだん紅葉は見えなくなりますが、見晴らしはずっといいのでとても気持ちいい。 山頂の伏拝岳や七高山からの大展望も文句無しで素晴らしいです。 しかし、最高点、新山の周辺だけは雰囲気が違います。そこに現れるのは岩の要塞。 無骨です。 岩だらけですが、一つ一つ大きくて安定感があるので、どっしりと構えてこちらを迎えてくれます。 楽しかったですね〜。 なんか不恰好だけどカッコいいというか。 あの感情を表現するなら、それはもはや… トキメキです。笑 大満足です。 しかし、下山の頃になると、徹夜のツケが回ってきます。眠くてしゃーないのです。笑 途中登山道の横で20分ぐらい仮眠しました。 あんまりゆっくりしてると父においていかれるし、日が暮れるし、眠かったのでいつもの植物観察は控え目です。 でもミネカエデやベニバナイチゴなど日本海側ならではの樹木を見つけられました。 それにしても徹夜であったことを差し引いてもなかなかハードでした。 表示された消費カロリー4,784kcal。 同じような距離と獲得標高の山行は今までもありましたが、それらより圧倒的に消費しています。何かしらの要因があるんでしょうけど、ついてきただけで何も調べていない私には全然わかりません。笑 おまけに山行直前になって急遽翌日の日曜日に仕事が入っていました。 下山したら麓の鳥海山荘で日帰り温泉に行きましたが、その後はさっさと帰路に着きます。 午後7時30分出発→途中眠くて高速のSAで軽トラの後ろに幌を張って1時間30分仮眠 →そうこうしてるとやっぱり10時間くらいかかって朝5時30分帰宅。→そっからまた仮眠して仕事に行く という強行スケジュール。 疲れは数日引きずりました。笑 それでも本当に行って良かったと思えます。 鳥海山は確か花の百名山でもあるんですよね。夏とかはルートによってかなり多彩な花を見られるみたいです。 遠いけど、いつかまた時期を変えて、ルートも変えて来たいですね。 今回のは一応鳥海山では一番短いルートだと父は行ってました。 ほぼフルタイムのナイスビュー。 控え目に言って最高の山行でした!
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