鯖街道

　若狭の海産物を食べたいということで鯖街道を歩いてきました。鯖街道は若狭と京都を結ぶ街道のことで、昔より多くの海産物が京の都へ運ばれきました。その中でも鯖が多く運ばれていたことから鯖街道と呼ばれています。鯖街道は複数あるのですが、今回は、鯖街道の中で最も古いルートとされる針畑越えをしてきました。針畑ルートはほとんどが舗装路となっていますが、根来坂のように、当時の景観が残っている場所もあります。 　コースは舗装路や林道がメインなので全体的には歩きやすかったですが、一部道が不明瞭な場所もあります。また、道中コンビニや自販機はほとんどないので途中で尽きることがないように慎重に登山計画を立てました。 　京は遠ても十八里。歩いてきたからこそわかるこの言葉。今ほど整備されていない中海産物を担ぎ歩き通した昔の人は本当に凄いですね。昔のことに思いを馳せながらの山行は本当におもしろかったです。 コース詳細 ・出町柳〜鞍馬駅 　前半は川沿いを歩いてき、後半や山沿いを歩いていきます。鞍馬の街並みは風情がありました。コンビニや自販機も多くあります。鞍馬駅〜久多上の町(25km)まで自販機は無いのでここで補給しました。 ・鞍馬駅〜花背峠 　鞍馬街道を400m高度を上げながら歩いてきます。花背峠からの京都の夜景はとてもきれいでした。トラックの往来もそれなりにありました。 ・花背峠〜大原大見町 　整備された登山道を歩いてきます。道も明瞭でした。石がゴロゴロしているので怪我しないように慎重に歩きました ・大原大見町〜久多下の町 　大原大見町から京都府研修管理棟までは舗装路を歩きます。そこから先は200mほど登っていきます。一部道が不明瞭な場所があるので歩く際にはご注意を。オグロ坂峠から久多下の町までの下りは道がつづら折りでかつ道が不明瞭な場所もあるので、登山アプリで現在地を確認しながら慎重に進みました。倒木で登山道が塞がれている所もあるので、渡る際には谷側に落ちて滑落しないように慎重に渡りました。久多下の町に降りると自販機があります。小浜の町に降りるまで(30kmほど)自販機が無いのでここで補給しました。 ・久多下の町〜大倉谷出合 　約18km舗装路を歩いてきます。道中の集落は風情がありました。 ・大倉谷出合〜根来坂峠登山口 　約400mほど高度を上げます。登山道と舗装路を歩いてきます。登山道は整備されていて歩きやすかったです。当時の面影が残っている場所もあり、歩いていて楽しかったです。 ・根来坂峠登山口〜小浜(起点) 　舗装路沿いを下っていきます。ここまで50km歩いているということもあり、足がしんどかったです。