活動データ
タイム
08:34
距離
17.0km
のぼり
1180m
くだり
1179m
活動詳細
すべて見る2021年10月6日(水) ・ピッシリ山(1031m) ・道北の山 天塩山地 ・25000分の1地形図「ピッシリ山」 ・一等三角点 点名「比後岳・ピッシリダケ」 ・蕗の台コース ・駐車帯 約4~5台 方向転換不便、要注意 ・曇り時々晴れ、時に雨、霰と目まぐるしく変化 ・熊の痕跡あり ・登山道は一級国道並みの歩きやすさ なかなか足が向かなかった道北の山々のひとつにピッシリ山がある。 道北の山で天塩山地と北見山地がある。 その天塩山地の三大1000m超峰の一つ、主峰「ピッシリ山1031m」を筆頭に同じ稜線の熊岳「1025m」、やや南に位置する三頭山「1009m」の三座しかないマイナーな山だ。 ルートこそ異なるが、かなり昔の残雪期、山スキーで挑戦したが、悪天候に阻まれ、山頂を踏めずに撤退していた。 北海道百名山の一つ、何故かピッシリ山はまだ踏めずにいた。 いつ登る⁈ 今でしょう… ということで、朱鞠内湖北西側の蕗の台コースから登ってみた。 前日残業終えて、前夜22時過ぎに自宅を出発、幌加内道の駅に真夜中の2時半頃に着き、2時間ほど仮眠し、蕗の台登山口を目指す。 現在、母子里ゲートがある道々688号線まわりからしか、登山口行けません。 最短で行けるはずの朱鞠内キャンプ場側からのダート林道は通行止めでした。 ちなみに、ガソリンスタンドですが、幌加内町には2軒ほどありましたが、その先の朱鞠内、母子里ゲートまでは、ガソリンスタンドは無かったと思います。 燃料補給に注意が必要です。 「ピッシリ山登山口」の標識から良く整備された3キロほどのダート走り、林道終点が登山口です。 登山口にはすでに先客が… カムロードのキャンピングカーで来ていたご夫婦だ。 前夜から車中泊していたという。 登山口付近は、4〜5台ほどの狭い駐車スペース、方向転換がしずらいのがネックかと思う。 朝7時スタート、いきなり滝の沢川を渡渉してから本格な登山が始まる。 増水でもしない限り、飛び石伝いに登山靴だけで渡れます。 初っ端、急登から始まるが、すぐに緩やかな道を少しずつ標高をあげながらの登りだ。 途中左手にミズナラの朽ち果てた巨木が登山道の行手を阻むように鎮座していた。 実に見事な巨木だが、朽ちていて途中からポッキリ折れて痛ましい。 支笏湖のミズナラの巨木に次ぐ、私の中ではNo.2に数えるほどの立派な巨木だった。 さて、その後も延々と続く緩斜面の道… 過ぎゆく秋の落葉の絨毯… とても足に優しい気がする。 朝露に濡れたカラフルで毒々しいベニテングダケが綺麗… 途中、ロープ場があるが、滑りやすいので下山時には使えそう。 ロープ場も過ぎ、今度は急登が続く… 途中、朱鞠内湖を見下ろす事ができる場所がある。 4合目・展望台と称するらしい。 ある情報によると、この展望台には標識があったらしいが、今回この山行では、残念ながら見つからなかった。 その後、もうひと踏ん張り頑張れは、最初のピーク 釜ヶ渕岳(925m)に着く。 三角点と山頂標識がある。 テンクラAの今日の天気は、晴れたり、雨が降ったり、ガスがかかったり、時に霰が降ったりと目まぐるしく変化する。 釜ヶ渕岳山頂からは、稜線のアップダウンの登山道がピッシリ山まで続いている。 ここまで登山道がしっかり見えている山は珍しいと思う。 そして、この稜線は、なかなかの登り返しがありそう。 膝の調子は良くなりつつあるものの、実に5ヶ月ぶりの山行で足腰に不安を覚えていたが、実にスローペースでの山行となった。 釜が渕岳から、次なるピーク、熊岳へと向かう。 そこに辿り着くまでに、何度も登り降りを繰り返しながら、展望の良い絶景の稜線歩きが続く。 この山行唯一、細尾根で危険な場所であるが、突風でも吹かれなければ特に問題になることはないと思う。 熊岳から一気に最低コルまで下り、あとは緩やかな道をひたすら歩くと、やがて三角点を抱く広い山頂に黄色い山頂標識が立つ、ピッシリ山に辿り着く。 木の山頂標識もある。 周囲を見渡せば、大雪の山々、暑寒別の山々が見え隠れしていた。 残念ながら、離島の秀峰利尻山は見えなかった。 そういえば先日、礼文島の花の写真家でエッセイストの杣田美野里さんが66歳という若さで、闘病生活の末、お亡くなりになり、とても残念でした。 さて、いつものように山頂でマッタリとランチにしようにも、少し肌寒いので、軽く済ませて、下山開始… まず、熊岳への登り返し時、いきなり霰の洗礼を受ける。 まぁ〜雨よりはいいかなと思う。 熊岳からの下山時、左手方向には幻想的な虹🌈がかかっていた。 この虹🌈、天候不順がなし得る技とでも思いたい。 晴れ雨霰と実に変化に富む楽しい山歩きです。 振り返れば、遥か遠くにピッシリ山が見送ってくれていた… 再び歩いてきた稜線の道を何度も何度もアップダウンを繰り返しながら、釜が渕岳を得て、一気に下山して無事に今日という日の山行に終止符をうつことが出来た。 天塩山地の主峰、ピッシリ山への道は、なかなか登りごたえのある素晴らしい山でした。 おしまい… 終始、スローペースのため、山行タイムは参考になりません…悪しからず。
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