一度で良いから見てみたかった涸沢の紅葉

涸沢の紅葉を一度で良いから見てみたくて、計画した。 テントを担いで涸沢まで行く自信は無かったが、YAMAPの投稿や、ギリギリの体力で夏に蝶ヶ岳に登れた経験から、チャレンジしてみることにした。 初めは、徳沢や横尾に一泊してから登るつもりだったが、YAMAP投稿やYouTube動画を見ていて、涸沢の上も覗いてみたいとか考え、涸沢テント2泊の計画を作成。 『おばちゃんも穂高に登ってる！』シーンを動画で見て、体力と相談しながら、なんとも言えない響きの『ザイテングラート』を登るチャレンジを思いつき、慌ててヘルメットも購入。 1日目 沢渡駐車場を6時発のバスに乗ることができたが、切符購入だけでも長蛇の列にビックリ。 上高地バスターミナルを7時に出発して、一眼レフカメラ込みの約15kgの荷物を背負って徳沢、横尾を経由して、登山道に。 横尾までの平坦な道は、バックパックの重さも辛くは無かったが、登山道に入ると、徐々に足への負荷が大きくなり、ふ〜ふ〜言いながら登る。 徳沢から蝶ヶ岳の登山道よりは傾斜が楽だと自分に言い聞かせながら、登り、美しい樹林帯と山の景観、そして後半に見えてきた紅葉🍁から、力を貰って、なんとか涸沢に到着。 流石の美しさ！ 一度、自分の目で見てみたかった涸沢ヒュッテの吹流しのあるテラスからの景観。来てよかった〜！ でも、疲れた〜。もうダメ！ （NHK-BSの取材陣が大勢来ていて、カメラ準備やリハーサルをしている様子を見ることができた。） 2日目 早朝、天気も良く、有名なモルゲンロートを見ることができた。良かった〜。 昨晩は、疲れでひたすら寝ていた。紅葉も見たし、翌朝はこのまま下山しようかとか考えていた。 朝になると何とか体力も回復し、ヘルメットも買ったし、穂高山荘まで行ってみるかと思い、登ることに。 ダメだったら帰ってくれば良いし。 でも、涸沢から見る穂高山荘は、メチャメチャ高いところに有るし、本当に登れるのかしら？ テントなどは全て涸沢に置いて行けるので、荷物は軽く、年齢の近い登山者の後を追いながら、ゆっくり登った。　 ザイテングラートも、何とか登ることができた！ 穂高山荘到着。奥穂高岳も登れないことはな気がしたが、涸沢までの下山で、クタクタになって、明日も疲れが蓄積して、クタクタで帰るのでは、何のために来ているのか分からなくなるので、今回は、ここまでで、楽しんで涸沢まで戻ることに。 この時間に戻れば、まだおでんとビールが飲めるだろうし。(^^) 3日目 昨晩は、夜中にトイレに起きると、満天の星！ スマホに星の写真を撮るアプリを入れてきたので、写真を撮ってみることに。撮った後の画像処理のソフトは、まだ設定していないので、とりあえず、写真だけ撮ってみることに。 朝になると、曇天。今日はモルゲンロート、ダメかなと、テントの中で、ゆっくりしていると、テントの外から『赤〜い！』という声。慌てて外に。 昨日とは違ったモルゲンロート。雲の合間から入る朝日に照らされる山は、昨日よりも赤い気がした。 いい写真が撮れました。 もう、思い残すことはないと、朝ごはん食べて下山した。