清八山・本社ヶ丸・角研山・鶴ヶ鳥屋山・カンバ沢ノ頭・羽根子山・高川山

7月の高尾山〜陣馬山の往復山行の前に購入した地図を見てから、 “本社ヶ丸” が何故か気になって名前の独特な雰囲気に惹かれて、いつかは登りたいと思い、登るなら鶴ヶ鳥屋山と高川山も含めた縦走と決めて今回の山行を決行。 本社ヶ丸、登山口の防鹿ネットを開けて入る瞬間は、何となく人が立ち入って良いものかと、ちょっとした緊張感を感じるのは、素人ながらの感覚でしょうか… 清八山〜本社ヶ丸からの富士山の景色は、百蔵山や扇山から見た富士山とは違い、大きく存在感がありました。 鶴ヶ鳥屋山を無難に下山し、高川山へ至る地図上では破線ルートになっている、老人ホーム脇から入る近ヶ坂峠へ向かうルートを選択。 近ヶ坂峠までは迷う事なく到着するも、そこから鍵掛峠までのルートをいつの間にか外れてしまい、7月の単独山行2回目の“伊豆ヶ岳の黒歴史”が頭をちらつきながら、もがきながら軌道修正するのに無理な直登をしたせいで、 「このまま寝てしまいたい」 と思える限界ギリギリの疲労感。 何度も引き返そうか逡巡した結果、ちょっとした意地で高川山を目指して、無事に日没前には下山する事が出来ました。 そして今回の山行の感想は、 【過ぎ去りし本社ヶ丸、右を振り向けば富士山、苦難の破線ルート】 高川山を無事に下山した時は、安心感と達成感と夕暮れ前の空の色味と山行が終わってしまう物悲しい気持ちとが入り混じって、何だか感傷的な気持ちになりました。