薬師岳・太郎山・北ノ俣岳(上ノ岳)・赤木岳・黒部五郎岳(中ノ俣岳)・三俣蓮華岳・鷲羽岳・ワリモ...

2021.10.02(土) 4 DAYS

3泊4日で雲の平周回の王道ルートへ。 1日目 折立から太郎平へ登り、薬師峠キャンプ場にテントを貼りました。昼食を摂ってから薬師岳へ登りました。薬師岳へ登る途中、チングルマやウラシマツツジの紅葉が見事でした。薬師岳からは立山連峰から双六、笠ヶ岳(?)などまでがはっきりと見えました。夕方からは雲がかかり夕立?で雹に降られました。冬の気温を想定していたので問題はなかったですが、ちゃんと寒かったです。 2日目 太郎山〜北ノ股岳で朝日を見るため、5時頃キャンプ場を出ました。朝日に照らされる紅葉はより一層美しかったです。その後はひたすら黒部吾郎岳を目指します。景色が良すぎるので写真の撮りすぎに注意です。普段のCTは全く出ませんでした(笑)。黒部五郎岳直前の登りは皆さんさすがに答えた様で、頂上では(そこで出会った方)みんなでお疲れ様〜と声をかけ合いました。頂上直下のカールはチングルマ、ウラシマツツジに加えてナナカマドが見事なオレンジ色に色付いていました。白樺の黄色い紅葉はすでにほとんど散っていて、落ち葉の絨毯が出来ていました。黒部五郎小屋からの登りは笹やハイマツの間をまっすぐ登るので、暑く大変でした。しかし登った先には三俣蓮華岳と紅葉の景色が待っていました。山はよくわかってるなぁ、とこの景色に励まされながら思いました。三俣山荘への到着が15時を過ぎてしまいそうなので、登頂は後回しにして先にキャンプ場へ降りました。テントを設営してから日没のタイミングに三俣蓮華岳に登りました。表銀座〜槍穂連峰大キレットのアーベンロートが素晴らしかったです。 3日目 鷲羽岳でのモルゲンロートを狙い4時にキャンプ場を出ました。山頂でコーヒーを沸かしながら朝日を待っていると続々と鷲羽に登る方々がやってきました。ギリギリ間に合わない方が多くて勿体無いなぁ、と思ってしまいました(笑)。朝早い時間から急登で大変ですが、槍穂連峰のど真ん中から見る朝日は360°の素晴らしい展望なので、ちょっとだけ頑張ることをお勧めします(笑)。その後は水晶岳へ行きました。ワリモ北分岐で荷物をデポしました。ここも稜線上の高い位置ながら紅葉が綺麗で、写真の撮りすぎで非常に時間がかかりました(笑)。この日は雲の平に降りるだけなので気にせず撮りまくりました。雲の平に降りる途中の祖父岳は雲の平を見守る山々をぐるっと見渡すことができ、さらに山頂が広々としたロックガーデンになっているので、ここでのんびりするのもいいなぁと思いました。雲の平にテントを張った後は祖母岳に登りました。何も見えないベンチのみの山頂かと思っていたら、ここでも360°の展望で、爺さん婆さんはさすがだねぇ、なんて思いました(笑)。日の入りはキャンプ場から黒部五郎岳方面(2日目に歩いた稜線上)に沈んでいくのが見えました。ただアーベンロートを狙うのなら雲ノ平山荘か祖母岳あたりにいると、水晶が綺麗に焼けるのかなぁと思いました。 4日目 東京に戻る時間を考え、5時にキャンプ場を出ました。薬師沢への下りが、テント装備の重さによってより一層しんどかったです。ただ水がとても綺麗でした。太郎平への登りはきついのはラスト100m(等高線で)ほどで、それまでは木道があったりの緩やかな登りでした。太郎平へ戻ると2日目に赤々としていたチングルマが茶色く枯れかけていました。秋も終わりだなぁと感じる移り変わりでした。順調に下山し、13時過ぎに折立につきました。下山後は「吉峰温泉 ゆ〜ランド」というところで日帰り温泉に浸かりました。 日付が変わらないうちに東京に着いたので、十分睡眠がとれました。翌日は人混みの電車に揺られながらこの記事を書いています。写真も早く整理しないと。。。