活動データ
タイム
18:55
距離
24.4km
のぼり
2361m
くだり
2426m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る10/2-3は日光の女峰山から男体山を縦走する日光表連山縦走に行ってきました。途中、志津避難小屋で1泊しますが、志津避難小屋ではほとんど水が出ないと言われているため、女峰山手前の一里ヶ曽根独標の先の水場で炊事用に1人2リットル、個人用に1人1〜2リットルの水をくんで運ぶことにしました。自宅を出たときは小屋泊用の食料や寝具等を入れて17kgだったザックは水が増えたため20kgになり、重たいザックを背負っての登山でペースは上がりませんでした。 10/1(金)22時に草加駅に集合し、メンバーの車で日光霧降高原の駐車場(1347m)まで入る。駐車場で仮眠後、10/2(土)朝4時に起床し、5時15分頃にまだ暗い中から行動開始。キスゲ平から1445段もの長い木道の階段を上って、6時前に小丸山(1601m)に5時50分頃到着。木道の階段の途中で朝日が昇り、明るくなってきた。朝早い時間だったが、小丸山までは登山者ではない観光客も数名いた。小丸山から赤薙山(2010m)に7時15分頃到着、赤薙奥社跡(2203m)に8時半前に到着、一里ヶ曽根独標(2295m)に9時20分頃に到着と、標高が高くなるごとに紅葉した木が増え始める。 展望のよい一里ヶ曽根独標から下っていくと途中水場の標識があり、北側に数分行ったところの沢に差し込まれたパイプからきれいな水が出ていたので、予定通り1人3〜4リットルの水をくむ(今晩と明日朝の食事用と翌日までの行動用に)。一気に重くなったザックを背負って、痩せ尾根を経由して女峰山(2483m)に11時半前に到着。 女峰山への登山道では、軽そうなザックをもった登山者に何回か抜かされる。女峰山は霧降高原からのピストン往復でも標準タイムで9時間以上かかるため、他の登山者は皆軽装ですばやく登っていく。1泊2日で女峰山に登る人も大多数は女峰山から少し南側に下りた唐沢避難小屋(2243m、10分ほど降りると水場あり)に宿泊するが、私たちは翌日の男体山の登山口となる志津峠の志津避難小屋(水場なし)に宿泊することとしたため、重い水を背負って長い行程がまだまだ続く。 女峰山から痩せ尾根を通り、専女山(2284m)に11時50分過ぎに到着し、帝釈山(2455m)に12時過ぎに着く。振り返ると女峰山のピークが三角形にとがって見え、かっこいい。帝釈山から森の中の道を通って富士見峠へと下山するが、あまり人が歩かない道らしく、道は幾重にも枝分かれしていて若干わかりにくい。富士見峠(2036m)に13時15分頃に着くが、すでに計画より約1時間ほど遅れていて、計画通り小真名子山と大真名子山(山頂直下に梯子場があり)に登って志津峠をめざすと、志津避難小屋に着く頃には日が暮れるのではないかと恐れて、小真名子山と大真名子山はカットして、富士見峠からは歩きやすいが曲がりくねった長い旧林道を歩いて志津峠(志津乗越とも言う)まで行くことにした。途中、旧林道からは登ってきた女峰山ー帝釈山の稜線が見えて、美しかった。 16時過ぎに志津峠(1785m)に到着し、南に入るとすぐ立派な志津避難小屋(1795m)があり、16時10分頃到着した。志津避難小屋は、私たち4人以外にも登山者1名とキャンパー1名(外にテントを張り、荷物だけ避難小屋に置いていた)が利用させていただいた。なんとか明るいうちに夕食(牛丼と味噌汁)を作り終えて、食べたら、その日の疲れのためか、18時半過ぎには皆眠ってしまった。 翌日10/3(日)は朝4時に起きて、朝食(アルファ米のカレーピラフなど)を作って食べた後、5時15分に志津避難小屋を出発する。志津峠から男体山への登山道は、1合目から9合目まで白い標識が立っているが、やはりこの道を上る人は少ないらしく、道は倒木で塞がれていたり、幾重にも枝分かれしていてわかりにくい。所々でザレ場にでて横を通るたびに展望が開け、昨日登った女峰山や大真名子山が背後に見える。南の二荒山神社から男体山に登る表参道がひたすら急坂でザレ場も何度も超えないといけないのに比べると、北の志津峠から男体山に登る裏参道はそれほど急坂もなく登りやすいと感じた。9合目から男体山山頂まではgほとんど標高差がなく、女峰山、太郎山、尾瀬・燧ヶ岳、日光白根山などの展望を楽しみながら、快適に歩けた。 午前7時45分頃、男体山山頂(2486m)に到着し、まだ朝早いため誰もいない山頂を独り占めしながら、軽い食事を取ったあと、中禅寺湖を下に見ながら、表参道を下山し、二荒山神社中宮祠を経て、中禅寺湖畔にある二荒山神社前バス停(1271m)に到着し、11時49分の東武バスに乗って東武日光駅まで移動した。運転手の方には東武日光駅から霧降高原に行くバスに乗って霧降高原駐車場まで車を取りに戻ってもらい、運転手が車とともに東武日光駅に戻ってきた後、全員で日光駅前にある日光ステーションホテルクラシックで入浴し(大人一人700円)、草加への帰路についた。 女峰山から男体山と長い行程を重い荷物を背負っての登山でしたが、あまり人と出会わない静かで楽しい山行でした。
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