赤星山・豊受山  目標達成とその後のミス

2021.10.03(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 43
休憩時間
47
距離
11.0 km
のぼり / くだり
1344 / 1343 m
3 42
1 24
1 49

活動詳細

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他の方の活動日記を見て、赤星山と玉簾の滝を初めて知る。すぐに行きたいと思ったが4kmで1100m登る山に登れるか、いまいち自信が持てなかった。私がそれなりの年齢で体力的にもガタ落ちだからだ。 それから、自分なりに準備を進めた。毎日の筋トレ。出来うる限り山に登った。 ある方の助言で赤星山と同じような傾斜であろうと思われる山を選んでみたりもした。緊急事態宣言中は市内の山に出かけてみた。 そして、ついに今日を迎える。全国的に有名なすごい山ではないけれど、一応自分の今年の目標の一つ。緊急事態宣言も明けている。職場にも文句は言われない。 登山口に到着した時、すでに満車だった。しかし、簡単には諦められない。確認すれば奥に止めれそうな場所を発見、なんとか駐車できた。準備を整えていざ出発。 他の方の活動日記でみた風景が次々に出てくる。橋、、見た見た、いくつもあるんよねー。苔むした岩や透き通った清流があってー。機滝、紅葉滝、布引滝、次々に現れる滝をクリアして、そしてついに玉簾。 しばらくぼーっと眺めてました。偶然が重なってできた自然の芸術。たまたま、岩があって、たまたま苔が生えて、そして水がたまたま苔を流してしまわないような量で流れて。。 しばし眺めた後は写真を撮りまくる。水音が気持ち良かったので動画も撮りました。 来て良かった。マイナスイオンもたっぷり浴びたし満足満足。 しかし、この時、後から来る悲劇を私はまだ知るよしもなかった。 その後、赤星山山頂までの道のりは私にとっては修行。ひたすら続く登り。瀬戸内から見る屏風のように立ち上がる山に登るというのはこういうことかと。 私は左膝が悪い。これまでも負担がかかれば痛みが出た。なので昔、登山に数度連れて行ってくれた先輩に教えてもらった言葉を心の中で繰り返す。「急がない。静加重、静移動。」何度も何度も繰り返す。1人の男性に追い越された後も、軽い足取りで降りてきたご年配の方や子どもを含めた家族連れの方とすれ違った後も心の中で繰り返す。ここまで来るともはや呪文やな。そう考えながらボチボチ登る。そんなこんなでようやく山頂に到着。山頂には追い越して行った男性とご夫婦、女性3人組が先着されていた。3人組の方はみなお元気で笑い声なども出ていて、この人たちここまで来て凄いなと感心してしまう。 山頂からの眺めは少し霞がかかってはいるものの瀬戸内の絶景。ひとしきり写真を撮り、昼食を食べる。 さて、これからどうするか。豊受山に予定通り行くべきか。しばし考えたが、膝に痛みは出ていない。時間的にも大丈夫だろう。行ってみることにした。 この後、事件が発生する。 事件1、豊受山への分岐が分からず、違う三角点に到着。急いで戻るが、分岐の道を今来た道と勘違いし再び素通り、YAMAPの地図で確認するがよくわからない。そりゃそうだ、道を一つ見逃しているのだから。行ったり来たりしているうちに第2の事件が発生する。 事件2、道がわからなくなり、再度地図をスマホで確認して、左のショルダーハーネスに取り付けたポーチにスマホを入れる。しかし、この時、先ほどまで充電していたバッテリーのコードがきれいに格納できていなかった。つまりはスマホはバッテリーに上に乗った状態だったのだろう。動き出すと同時に左胸付近から何かが落ちる。スマホだと瞬時に判断できた。かつて野球部員だった私はキャッチしようと左手ですくいあげる。だが、、、私の左手は落ちるスマホにさらに回転をつけて跳ね上げるのだった。悲しいことにスマホは本来落ちるべきだった場所とは違うところに着地した。そして、枯葉をカサカサ鳴らしながら斜面を転がり落ちるのだった。私は祈る。止まれ!止まれ!。。。止まった。なんとか止まった。 幸いなことに、下には建物があった。 建物まで降りて考える。鳴らせばいいよな、場所わかるから。いや、そもそもどうやって鳴らす?私はソロよ。 誰か他の人が来るかな?来たら頼んで鳴らしてもらおう。しかし、来る保証はないな。 祈りました。迷惑メールでも良いから今受信して! ひとしきり考えて、結果、大捜索を始めました。おそらくこの辺で止まっただろう場所を中心に。枯葉に埋まっているかもしれないので枯葉をかき分けつつ、見逃してはいけないのでしらみつぶしに。 見つかりました。小さな木の根っこのとこに。半分枯葉に埋もれて。黄色のスマホケースでよかった。それなりに目立っていたから。見つかったので良かったが、ここで少しタイムロス。 さて、豊受山に行くかどうするか?戻って来たスマホで地図を確認。ここからだと5分でいける。行きましょう。 スマホ落下事件で視点が変わっていた。わからなくなった道もすぐに見つかる。程なく山頂に到着。しかし、ここで気持ちが平静に戻る。ここから、帰るのに他の方の日記では2時間かかってたよね。私は膝が悪い。負担をかけないように努めてトロトロ降りるのがベストと、この登山のための準備で発見もしていた。しかし、今日、トロトロペースで降りるとどうなる?日が暮れてきて暗くなりませんか?怖くありませんか? ゾッとした。膝、痛くなるかもしれません。だけど、そんなこと言ってはいられません。決めました。努めて急いで降りる。静加重、静移動?関係ありません。下山の呪文は、「暗くなる前の最大限の無理」に決まりました。急ぎました。自分なりに。 膝痛は出ました。しかし、なんとか明るいうちに下山。途中、日が当たらなくなると夕方の山って本当に暗く感じるんですね。 満車だった駐車場はさみしくなっていました。 長々とになりました。今回は、目標の滝と山に登れたという喜び。そして、その後の失敗。両極端を経験することになってしまいました。今回の正解は、赤星山からすぐに下山だったのでしょう。今後は、気をつけたいと思います。 ただ、登りも下りも、手が加えられている登山道で大変ありがたかったです。段差が整えられていたり、ロープがあったり。帰りに急げたのもそういう整備があったからです。どなたがやっているのか分かりませんが本当にありがとうございます。 今後は無理をせず余裕をもって取り組むことを心に決めた登山でした。

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