活動データ
タイム
11:02
距離
28.9km
のぼり
2725m
くだり
3433m
活動詳細
すべて見る初めて日帰り白峰三山に挑んだのはおととしの誕生日。 連続3000m峰の縦走でライフを使い果たし、大門沢をゾンビ状態で下ったものの温泉は営業時間終了。車がガス欠で帰れなくなったのでJAFを呼んでいる間に奈良田のバス停併設のトイレでパンツ一丁で水浴びし、トイレから出てきたらタクシー待ちをしていた田中陽希さんに遭遇という、濃密な日だった。 今回はヤマレコユーザーのbotchiさんとのコラボ企画。botchiさんは今年の塩見・蝙蝠の登りでぶち抜かれて以来リスペクトしており初コラボが実現した。広島在住で平日は普通に仕事しているのにここ4年間で百名山・二百名山・三百名山を制覇したという、何を言ってるか分からないレベルの超人。僭越ながらYAMAPユーザー代表としてヤマレコ界の超人と対峙した。 今回の目標は明るいうちに下山して、奈良田温泉女帝の湯に入ること。女帝の湯はWEBで調べると18:30が最終受付らしい。 5:30奈良田始発バスで広河原に向かい歩き始めた。最初は人混みを抜くために早足で駆け上がる。御池小屋から本格的な急登となったが、この辺りまではbotchiさんと全く同じペースで気持ちよく登ることができた。 肩の小屋より上では足が思うように動かなくなり少しペースは落ちたが気合で北岳に登頂。 北岳山頂からは次なる間ノ岳が信じられないくらい遠くに見え、農鳥岳に至っては道中の凸凹が激しくて到達できる気がしない。が、北岳山荘まで降りると間ノ岳は割と近くには感じてくる。中白根山までの急登を登って間ノ岳にも到達した。 間ノ岳を少し進むと眼下にはある意味最大の難関、農鳥小屋が見えてきた。 農鳥小屋では他の登山者が農鳥オヤジの説教を受けていた。 「こんな時間に大門沢に行くやつは大バカだ!!」 我々大バカはオヤジの説教に心の中で「ありがとうございます」とつぶやき説教しているオヤジを盗撮して次なる西農鳥に向かった。 農鳥小屋から望む西農鳥は壁のようにそそり立っている。危険個所は特にない白峰三山周回だが、マインド的にはここが一番心の折れ所だと思う。この急登個所でbotchiさんにかなり差を付けられた。前日には笠ヶ岳・弓折周回を9時間でやってきたという彼女のどこにそんな力が残っているのか? ここは歩幅小さく地道に歩いて西農鳥に登頂。そこから農鳥はビクトリーロードだった。 農鳥からは恐れていた大門沢の下りだが、4時間の下りで飽きはくるものの絶望感はなく明るいうちに歩き切ることができた。 目標としていた奈良田温泉女帝の湯に行ける!と思って意気揚々と温泉の玄関をくぐると、「受け付けは17:30までなんです~」 時計は17:40。すぐに出るから頼むから入れてくれと懇願して2年越しに温泉に入ることができた。 ヤマレコ界の超人には予想通り稽古をつけてもらうような形になったものの、2年間で自分の成長も実感する山行だった。が、やっぱり大門沢は向こう2年はもういいかな...
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