浅間山の隣の穴場で癒やされる 高峯山・水ノ塔山・篭ノ登山(東篭ノ登山) 2021-10-3

ここのところ緊急事態宣言等もあり、近場のリピート登山ばかりだったのだが、久しぶりに新規開拓の山へ。 人があまりいなくて眺望が素晴らしいという条件で探そうとしても今の時代にはなかなかに難しい。そこで以前から気になっていた高峰山、東篭ノ塔山はどうだろうかと閃いた。何しろすぐ隣には天下の名峰、浅間山御大が控えている。秋の行楽シーズン、さらに休日とは言え、みんな浅間山に吸い寄せられて、こちらにはあまり人がいないだろうという計算だ。 案に違わず、足を踏み入れた高峰山の登山道にはまったく人の気配がない。しかし、視界には常に富士山、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスの姿が飛び込んでくる。そして少し歩けば北アルプスまで。なんでこんなに人がいないのだろうと不思議でならないほどの絶景のオンパレード。素晴らしい森も相まって感情が昂ぶっていく。 勾配もゆるく、良い気持ちのまま高峰山山頂へ。この世のものとは思えない眺望。登山口から1時間もかからずこの絶景に出会えるとは。青い空の下、世に名高いスターマウンテンたちが私を出迎えてくれた。 その後、一度高峰温泉の方に下りて、水ノ塔山、東篭ノ塔山へ。こちらはさきほどまでのゆるゆるハイクとはうってかわり、傾斜があり岩ゴロゴロの本格セクションも。しかし絶景はそのまま。絶景ばかりに目を奪われず足元に十分注意する必要がある。 東篭ノ塔山山頂にはさすがに人がいたが、山頂が広いためゆっくりできた。スターマウンテンたちを見ながらのランチ。なんて贅沢な時間だろう。 それでも今日のハイライトは高峰山だ。静かな森と絶景を独り占めしたいのなら、ぜひあなたの登山計画に高峰山を加えてほしい。あまりに簡単な山なので物足りないかもしれない。それなら篭ノ塔山、さらに池の平や三方ヶ峰や湯の丸山に足を伸ばせばいいだけのこと。だが歩き終えたあとに、あなたの心を占めるのは高峰山で目にした風景、耳にした静けさだろう。 おしまい。 ※駐車場情報→6時15分の時点でビジターセンターの駐車場は満車。高峰高原ホテルの駐車場も残り4台くらいだったので、休日に行くなら早起きは必須だ。がんばってほしい。 ※山頂気温15℃微風。行動着→メリノウール半袖、ロングパンツ。休憩時はアームカバー装着。