活動データ
タイム
03:56
距離
7.8km
のぼり
481m
くだり
488m
活動詳細
すべて見る今日は晴天に恵まれて、心地よい山歩きとなりました。 当初の計画通りに、林道を男鬼(おうり)峠まで走り、峠の登山口から歩き始めて、イブキ、イワス、比婆山を経て、比婆神社、比婆大神山門まで降り、市道を峠の駐車場所まで戻る、というコースでした。 ただし、計画(予定)と思惑(現実)の違いがしばしばありました。 まず、峠に到着したのに、米原方面への林道をそのまま進んでしまいました。さすがにカーナビでコースを逸れたとわかり、しばらく走ってUターン。で、今度は比婆神社方面への、車幅警告音が鳴りっぱなしという狭い狭い市道に入り(この市道を下った先の男鬼の集落はすでに廃村で、その先は通行止め。手入れが行き届いていないのも無理からぬことかな)、比婆大神山門まで下ってしまいました。さすがに予定していた山からのハイキング降り口まで車で来てしまったのですから、間違いは一目瞭然。山門でYAMAPのGPSをチェックしたらやはり間違いなく!間違えたことを確認。しかも、峠からの市道では、山門に至るまで5ー6回、狭い道に張り出した木の枝などの手前で車を止め、枝などが車体をこすらぬよう、持参した剪定ばさみでカットする手間暇がかかりました。最初から登山口をYAMAP-GPSで確かめておけば、まったく不必要な手間でした。 こうして、ご丁寧に2度も車で無駄な走りをしてしまったわけです。やれやれ。 ついで、準備を整えて、イワスへの登山口の案内のある登山道に登りました。赤ルートの一つだったからです。ただ、しばらくすると、これは今日予定していたYAMAP赤ルートとは別ルートで、このまま進むとどんどん予定の道から逸れてゆくことがわかり、引き返して登山口に降りました。3つめのミス、です。 すぐ下に林道があり、これが今日の予定の赤ルートでした。この林道はくせもので、降ろして間もない登山靴でも、3~4回ズルッと滑ります。舗装路でコケが張り、しかも前日の雨で濡れているせいでしょう。この時は慎重に歩きましたが、あとで痛い目に遭うことになろうとは! 計画と現実の違いの4つめは、折角準備していたグリルドチキンのおかずを忘れてしまったこと。レンジでチンして粗熱を取るため別置していたのがいけなかったです。この歳になると、あれこれのものごとを意図通りに実行することが難しく、今朝もその問題が出てしまったです。これはもうやむを得ざる失敗かな。 5つ目は、今回は予想とは違い、林道歩きが過半もあって、やや単調なハイキングになったことです。とくに比婆神社からの下りのつづら折れがすべて舗装林道だったのは意外でした(意外すぎて?、この林道はほぼ画像に撮っていません)。山門から峠までは車で経験したので、帰路が長い長い舗装林道の登り坂となるのはわかっていましたが、まさか神社からもそうだとは、予想外でした。 にも拘わらず、今日の山歩きは全体としては楽しい山歩きだった、とは思っています。 最初の舗装林道から非舗装林道を上り、イワスとイブキとの分岐でイブキへ進む道は完全な山道です。概ね赤ルート通り辿れましたが、山頂近くになると、ルートのまま進めず、ルートの左右を繰り返しS字を辿って登ることになりました。まあしかしこれは、登れば必ず山頂にたどり着くのがわかっていての、いわば楽しみながらの右往左往でした。 イブキは眺望なし。画像に収めてすぐ引き返しました。引き返すときも何回か右往左往でしたが、往路ほどではなかったです。 分岐をイワス方向に。このルートは小岩の多い非舗装林道でした。住友セメント多賀鉱山の跡地まではそれほどの距離ではありませんでした。鉱山跡は広々としていて歩きやすいでしたが、跡地の底部からの眺望はいまひとつ。 そこで、山頂を目指して登りました。この道は尾根までつづら折れ、尾根まで上がると気持ちの良い道です。 稜線を進むと、山頂の標識にたどり着きました。 朝とは違い、結構雲が出て来ており、遠景もややかすみ気味ではあれ、前回の茶野の時より、遠くを見通せました。ここで素晴らしい眺望を楽しみ、すこし早めでしたが、着替えをして昼食にしました。 遠望の画像は沢山撮ったのですが、ここでは絞り込んだ画像だけをアップしています。 前回茶野から帰宅して登山帽を洗濯したのですが、その時、オニヤンマを外した記憶がありません。どうやら、茶野下山の途中、気づかぬうちに安全ピンが外れてオニヤンマを落としてしまったようです。そこで、登山中も昼食時も蚊取り線香だけが頼りでした。ともあれこれで、虫の被害がなく、ラッキーでした。 ゆっくりと昼食を摂り、たっぷり遠景を楽しんだのち、比婆山方向へ進みました。途中、峠への山道の分岐があり、その先に猿がいました。さらに鉄塔や高取山分岐を経てのち、山道を比婆山頂まで進みました。ただ、山頂付近で標識を確認できず。標識のある位置は己で思っていたより手前だったかもしれず、その意識がなかったので、標識を見落としたかもしれません。 山頂を下って比婆神社へ。神社は事前に画像をみて想像していたのとは違い、意外にこじんまりとしていました。 神社からは、実はイワスの手前まで引き返して、そこから山道を最初の登山口(最初に間違えたところ)まで降りることを考えていました。そこも赤ルート表示がありましたし。また山門からの舗装林道歩きがかなりの距離だということは、車で走ってわかっていましたから。 しかし、結局、そうはせず、神社を下ることにしました。しかし、鳥居の先をまっすぐ下に降りるのかと思っていたら、そうではなく、右に折れて舗装林道を進むのがYAMAP赤ルートでした。やや退屈な、それでいて結構急なつづら折れの林道下りです。 しかも、つづら折れが終わって山門までまっすぐの林道を降りる途中、足が滑って仰向けにひっくり返ってしまいました。朝、舗装林道が滑りやすいことを体感していたのに、そのことをすっかり忘れていて歩きが雑になってしまっていたためです。幸い怪我は両肘と左の手のひらの軽症で済みましたが。 これに懲りて、その後は慎重に下り、また山門から峠までの登りでは、できる限り轍のない真ん中の苔の生えたところを歩くように心がけました。 峠に戻り、汗だくの衣類を全部取り替えて帰途に。結果としては、やはりイワス前分岐から山道を峠まで降りるのが正解だったです。先に記した5つ目の思惑違いを噛みしめる思いでした。 今回は、登りはじめが10時頃、駐車場所に戻ったのが14時直前で、およそ4時間の歩きでしたが、イワス山頂で50分ほどくつろいだので、歩き自体はそう長時間ではありません。とはいえ、万歩計は13800歩強になっていました。まあ帰宅後の疲れ具合から判断すると、やはり高取山までの往復は無理だったようです。 ヒル下がりのジョニーや蚊取り線香が効いたのか、湿った道が多かったにも拘わらずヒル被害はなく、虫の被害もなし。蛇にも遭わず(気づかなかっただけかも)。熊鈴が鳴り響き続けで熊にも出遭わず、でした。そして、峠の登山口から登山口までは(最後に峠の市道分岐で運転席の中年男性と立ち話をした以外)誰にも会いませんでした。 高取山(男鬼入谷城跡も)、比婆山、イワスには、実は、比婆神社山門からのつづら折れ舗装林道を神社まで車で上がれば(駐車場所もあり)、あとはラクチンで歩き回れることがわかりました。これは今回足で稼いだ事実発見です。思惑違いの数少ない利点かな。そしてラクチンで回るのは年寄り向きです。 ただ、イワスは再訪したいとはいえ、高取山まで足を運ぶのはどうかなあ、それよりもっと他の魅力的な山があるだろう、と思ってしまいますね~。高取山には悪いのですが。 今回はイワスからの眺望がすべて、という印象です。素晴らしい眺望を堪能しつつ、ゆっくりゆったりくつろげたのが、とてもよかったです。
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