活動データ
タイム
18:31
距離
18.3km
のぼり
1779m
くだり
1781m
活動詳細
すべて見る今シーズン20本目、今年最後の沢登りは河童さんと二人で群馬遠征。「天国のツメと地獄の下山」と称される、東黒沢~ナルミズ沢。 0日目 7時間ドライブののち駐車場で前泊。車中泊がちょうどよい気候。 1日目 曇り☁️時々晴れ☀️ところにより霧雨☂️ 入渓地点は駐車場からすぐ。堰堤を越える巻き道から明瞭な踏み跡で東黒沢へ降りる。 しばらく歩くとハナゲの滝へ。大きさに圧倒されるが普通に歩いて登れる。 その後出てくる滝も、簡単に登らせてくれるか、泳いで取りつくところや厄介なところは全て明瞭な巻き道がある。あまり体を濡らしたくないため、巻けるところは全て巻く。30mロープ2本持って行ったが一度も出さず。ボルダリングがヘタな私もお助け紐3~4回とダッコ1回(沢の下降時)で乗り切れた。 東黒沢を登り詰めたら思ったより短い距離で丸山乗越へ到着。乗越から少し下ると細い水流が現れ、伝っていくとウツボギ沢へ降り立つ。ウツボギ沢を少し下ってナルミズ沢へ出合う。こちらは東黒沢と雰囲気が異なり、川幅が広くスケールが大きい。ナルミズ沢を遡行して大石沢出合へ。先客がいたので少し戻って幕営。14時過ぎ。 夕方雨がパラついたが、焚火もいい感じに燃え、冷えた体が温まる🔥いつもの沢泊は大人数でワイワイ、焚火を囲んで話が尽きないが、今回は夫婦二人。四六時中一緒に居るので焚火を囲んだところで特に新たな話題がある訳でもなく、まったりした時間が流れる。これもまたいいね。寒くて寝られるか心配したが、今回はタープではなくテントだったこともあり、薄いシュラフ1枚で熟睡できた😴 夜は星が見えた。 2日目 曇り☁️時々雨☔️ところにより晴れ⛅️ 4:30テントから出て焚火の種火が残っていたので再度点火。朝食をとりゆっくり準備をして6:30出発。 斜度がキツくなってくるので滝が増えてくる。ナルミズ沢もだいたいの滝が登れるか、容易に巻ける。 程なくしてツメに差し掛かるが、生憎ガスガス😢天国のツメを楽しみにここまで来たのだが、うーんこれはただの地獄へのアプローチ!?いやいや、天国ってきっとこういう幻想的な風景でしょう、なんて慰め合う(笑) 草紅葉が見事だったので、晴れていたら息をのむ美しさだったかと。奇跡的に晴れてくれるかも、という淡い期待でしばし時間を潰しながらゆっくり登るが、結局晴れる事なく9:30頃稜線へ上がってしまった。 稜線へ出たとたんに強風🌀ガスも濃く、振り返ればあるはずの大烏帽子山もまったく見えない。踏み跡頼りに背丈ほどの笹を漕ぎながら稜線を辿る。濡れた体に風が当たりとにかく寒い。歩きながら体が震える。(めんどくさくてカッパを出さず💦)京都は夏なのにここはもう初冬だ。指先のあいた沢グローブで指先がどんどん冷えて感覚が無くなる。途中で思い出して焚き火用に持ってきていた軍手を付けると、なんとも暖かい!暖かいだけでなく、笹漕ぎがしやすい!今更ながら軍手凄いな👏時々眩しいほど赤く紅葉した木々が現れ、晴れた日にこの稜線を歩いたらどんなに天国だろーと思いを馳せる。景色は残念だが、あーだこーだお喋りしながらひたすら歩くのもまた楽しい。稜線に出る前に食べ損ねたのでお腹が空いてたまらない。立ち止まると寒いが、少し斜面に入って笹の中に腰を下ろすと風が遮られて暖かく、しばし休憩して1回目のお昼ごはん。ホワイトアウトの中、地蔵ノ頭手前でルートを外れてしまった。事前に地図をしっかりみていなかったため。反省😞 軌道修正して最後の急登を熟し、11:30頃ジャンクションピークへ立つ。 ジャンクションピークで装備を解き、靴を履き替えて、あとは一般道を下るのみ。下ると言っても白毛門まではたくさんのピークを越えていく。ここにきて、目の不調が顕著に出てきた。斜視で距離感覚が掴めず下りで足元が見えない。ずっと前から苦しんでいる症状で来月手術を予約しているが、一般道の下りなら大丈夫だろうと甘く見ていた。このルート朝日岳から車まで標高差1200m、その間にたくさんのピークもあるため、岩場や根っ子の激下りが連続する。河童さんに先に歩いてもらい、都度振り返って足の置場や高さを指示してもらう。とにかく時間がかかるし、手に頼って歩くため手首も痛い、膝も痛い。結局一般道に出てから予定より2時間余計に掛かって車にたどり着いた😅 下山中は「もう山引退する」と泣き言を言っていたのに、帰ってくるともう楽しい思い出に変わる。今回のルートも、「一度は歩くべきルートだけど、二度は要らないね!」なんて道中話していたのに、やっぱり晴れの日にまた歩きたい!とすでに思っている自分がいる(笑)不思議だぁ~😂 以上、夏の終わりではなく、冬の始まりを感じた沢旅の健忘録。
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