巻機山 〜 牛ヶ岳 桜坂駐車場からピストン

2021.09.25(土) 日帰り

活動データ

タイム

05:36

距離

11.7km

のぼり

1424m

くだり

1421m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 36
休憩時間
19
距離
11.7 km
のぼり / くだり
1424 / 1421 m
5
7
48
1 24

活動詳細

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少しずつ紅葉が始まっている模様。 他の方の活動日記を見ているととても良さそうなので、 巻機山と苗場山をハシゴして天空の楽園巡りをしようかなと。 下の方に書いてますが、モチベーション低く、3時過ぎに高崎を過ぎてから雨がち。 ガスガスなら新潟観光でもしようかなと、PAで6時半まで寝てしまいました。 車を走らせると北の方は少し日差しが見えたので、7時過ぎに駐車場へ到着。 第四駐車場で、あと数台という状況でした。 豪雪地帯の群馬、長野、新潟の山と言えば心の準備も出来ているというもの。 一般的な方だと2時間半くらいでしょうか。 グッチョングッチョンドロッドロツルッツルの悪路が永遠と続きます。 降りのことを考えて気が滅入って苦笑いの連続です。 せめてもの救いは無理やり登るようなところがなく、一歩一歩着実に足を運べるところか。 しかし、そこを乗り切ると巻機山には天空の楽園が待っています。 そして美しい紅葉と幻想的な池塘に全てを許せてしまいます。 そして後に現れる標識のない or 文字が消えてる山頂で再度苦笑い。 もう少し晴れ間が見えると最高なんでしょうね。 それでも十分楽しめました。 山頂は風も強いのでそそくさと下山開始。 奥穂西穂縦走に向けて、命を懸けて一つ一つのステップを刻んで来たこともあり、 少なくとも一年半以上、尻餅を付いたり転倒をしたことがありません。 しかも何一つ満足していないので、集中力ギンギンは継続中。 コケる怖さがなしというか、こんなとこでコケてたまるかという気持ちが湧いてきてしまい、 思いっきり攻めてしまいました。 登山口には悪路の罪滅ぼしに汚れ落とし用の洗い場が5、6個ありますので、 安心して靴やズボンを汚しながら登山を楽しんでいただければと思います。 素晴らしい名峰、次回はもっと晴れた秋に訪れたいと思います。 来週、再来週と紅葉がどんどん見頃になるでしょうから、 しばらくは巻機山と苗場山は眼が離せませんね。 日曜日の予報がどんどん悪化して来ているので、ソッコーで帰宅を決定しました。 途中でツーリングのバイクで賑わっているおにぎりやさんを発見するも、 美味しいお米をカレーで汚してしまうという大失態を起こして心残りだったので、 実家の両親に5kg、5,800円の新米を送っておきました。 最後に。 先週の奥穂西穂縦走で自分の力だけでは命を守れない領域(間ノ岳のガレ場のこと。馬の背とかロバの耳とか有名なところは実力を出すまでもないです。)、 すなわち運に身を委ねる領域を経験してしまった為、無茶苦茶軽いPTSDのようなものになっております。 あんまり出かける気にはならないものの、このまま続くと登山止めちゃいそうだなと。 私は登山を通じて健康が保てることで、心置きなく美味しい食事やお酒を楽しめたり、 心を磨いたりすることが出来るので登山を続けていますが、 皆さんのように自然や山が好きな訳でもないし、絶景もかなりどうでもよくなっているので、 いつ止めても惜しくもなんともありません。 ただし、私がサッカーをやりたい時にいつでも出来る人と場所がないのも事実。 しかもサッカーはそろそろ身体がついていかなくなりますし、先がないですよね。 結局、他に選択肢がない以上は登山を続けざるを得ないので、気力を振り絞って遠征に出かけました。 一瞬、燃え尽き症候群かなとも思ったのですが、 奥穂西穂縦走は行けて当たり前ですし、これまでの精進の方向性、量、質が 間違っていなかったことを証明することだけが目的だったので、 踏破することによる達成感や満足感は全く期待していませんでしたし、 終わった後もそういう気持ちは1ミリたりともわかなかったので、やっぱ違うよなと。 では何が原因なのか? 誰もが想像するような切れ落ちた稜線とか急角度の岩場とかで 落ちる気はさらさらない(落ちようがないくらい訓練してきた)し、 怖くもない(怖く思わないように訓練してきた)し、 その辺は自分の力で充分に命を守れる領域なので、そんなレベルの話ではありません。 やはり衝撃だった間ノ岳の降りのガレ場(前回日記の91枚目)が原因なのかなと。 今にも落ちそうな50~500kgはありそうな岩が重なったガレ場を、 しかも落石が集まってくるルートの真ん中を約40~50m降らなくてはいけませんでした。 写真のところは岩壁に隠れたところから撮っているので、 そこまで恐怖感はありませんが、どんな大きさの岩かがあるところかは理解できると思います。 どの岩も浮石が重なっているだけなので、自然に落ちてくることは充分考えられます。 切れ落ちた稜線や急角度の岩場の岩場で死ぬ確率が万に一つ(0.01%)、億一つ(0.001%)のレベルとすれば、 このガレ場は千に一つ(0.1%)から百に一つ(1%)くらいありそうだなと。 危険予知能力の低い方には理解できないでしょうが、ここはそういう領域でした。 縦走中に話した方は皆さんこのガレ場が圧倒的に危険だったと仰ってました。 今後行くかもしれない山でこのような場所があるのは鋸岳くらいかなと思うので、 いつもの登山には全く関係のない話ですが、しばらくモヤモヤが残りそうです。

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