静謐の沼、情念の紅葉 2021-09-25

2021.09.25(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 45
休憩時間
12
距離
6.8 km
のぼり / くだり
435 / 436 m

活動詳細

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前日の恒例行事、 「ねェねェ~明日どこ行くの~?」 「え~と…」 「高原沼巡り?函館山?」 「イクラ食べ放題…まだ部屋空いてるし…朝食会場に一日中居たい…」 「紅葉は今しかないよ!」 「よし、1時出発、高原沼巡り!」 この時期、大雪高原温泉はマイカー規制なのでレイクサイトの臨時駐車場からシャトルバスに乗らなければならない。5時に到着、チケット販売は5時半だが既に数人が並んでいた。始発のバスをGETし6時半の始発バスを準備をしながら待つ。途切れなく到着する車は、舗装された駐車場から奥の臨時駐車場に誘導されている。 日が登り始め、周りが明るくなってきた。 青空だ。 バスは定刻より10分早く出発した。 ザックを抱え、窓の外の徐々に濃密になって行く秋を見ながら期待が高まってきた。 ツアー旅行のとき味わうワクワク感だ。 高原温泉に到着し、ヒグマ情報センターで15分程のレクチャーを受ける。 ”近年にない紅葉です!今年はこの画像より綺麗です!!」 会場がどよめいた。 大雪高原山荘に宿泊している人が、”今回の山荘予約は去年の11月1日、あっという間に満室になった”と… 期待はさらに高まり、いよいよ絶景の旅がスタートした。 朝の光に包まれた紅葉の森を歩く。 感情の季節は終わり、木々は自らの思いを清算すべく、沼の静謐さのなかで、最後に紅く燃える。 燃え尽きたかに見える木はなんと思考的か。 だが、そこに次の芽吹きを待つ姿見つけられたら、なんと情念的に見えることか。 思考は己の感情の為にあるのかもしれない。 全てが美しかった。

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