【ダウンサイジング】北八ヶ岳縦走（蓼科山~白駒池）

今回は、ヤマッパー仲間のTakeakiさん、そのご友人のけんたろうさんと三人で、飛び石連休に有休を付けて、蓼科山から麦草峠を越えて権現までの八ヶ岳完全縦走、三泊四日。 Takeakiさんの発想力に脱帽しつつ、惹かれ参加しました。 Day1：蓼科山登山口~蓼科山~大河原峠~二子山~二子山ヒュッテ（テン泊） Day2：二子山ヒュッテ~天狗の露地~大岳~北横岳~（七ツ池）~三ツ岳~雨池山~雨池峠~縞枯山~茶臼山~大石峠~麦草峠（麦草ヒュッテで昼食）~丸山~高見石小屋~白駒荘~青苔荘（テン泊） Day3：後述 報告： 一般に北八はたおやかで女性的、対して南八は荒々しく男性的などと形容されますが、なんのなんの、北八ヤバい。少なくとも私にはヤバい。 蓼科山の山頂が、編笠山などと同じく巨大な岩石の積み木が積み重なっているのは知っていました。しかし、大岳、三ツ岳いずれも巨石を乗り越えてゆくコース。歩みが遅々として進みませんでした。 ただ、こういう時でもないと北八を真っ向勝負で歩こうということもあまりなさそうなので、良い機会でした。 最高の天気で迎えた第一日目。 山頂・稜線ではやや風が強かったですが、おかげで汗で濡れた衣服も乾き快適にテン泊一泊目を迎えました。 二日目。上述のように大岳までの道のりや、三ツ岳の周回に苦しみました。 茶臼山ののぼりで麦草峠方向からいらした女性登山者の方に「茶臼の天望台は絶景ですよ」と勧められ、いわれるがままに。雲多めでしたが、北アルプスや昨日登った蓼科山の天望を楽しめました。 高見石小屋を経由し、青苔荘着15時。私の足が進まず予定より二時間遅れました。 夕刻車座になって夕食をとり、明日は3時起き4時出発で早々に消灯。 三日目朝4時前。パッキング完了した状況で、脱落を決心しました。おそらく過労によっての体調不良。本縦走計画のメインイベントの一つ、南八主脈縦走路踏破を目指す本日の行程、完遂できないと判断しました。幸いお二人も受け入れてくださり4時半に二人を見送りました。 タクシーで帰るにも麦草峠は携帯がつながらなかったので（＊コース情報にて後述）、麦草ヒュッテの朝食が始まるころまでこのまま青苔荘テン場で座って待機。 6時半、麦草ヒュッテでは電話を貸してくださり、無事タクシーを呼ぶことができました。 その後。 三日目夕刻、Takeakiさんらが無事に展望荘に着いたこと、下山口を天女山から観音平に変えたいこと連絡を受けました。 もともと、天女山駐車場に私の車をデポしておく計画だったので、私は脱落しても、四日目下山時の彼らの回収を買って出ていたのです。 四日目。雨の中12時半に彼ら二人をピックアップ。 満身創痍と思いきや不敵に笑顔で返す彼らに、タスネスの差を思い知りました。 無事帰ってきてくれて安心しました。 今回、新たにけんたんろうさんとご一緒。若さと鍛錬で余りある体力を持ちながら山登りに正面から向き合い、縦走道具を自分のアイデアで整理整頓、ごみの減量・荷物重量減に取り組んでらっしゃいました。20数年前同年配だったころの自分に、爪の垢を煎じて飲ませたい気持ちになるほどの大変な好青年。一緒できて本当に良かった。 コース関連情報： ・麦草峠周辺の携帯基地局： 麦草ヒュッテ内・周辺では携帯はつながりません。 しかし白駒池入口駐車場付近ではつながるとのこと。（アルピコタクシー運転手さん情報。駐車場に唯一の基地局があるとのこと。） ・双子池ヒュッテ： ウェブサイトを見ると「雄池観光の折にはカメラ以外持ち込み不可云々」書いてあり、事前には、私は何のことかよくわかりませんでした。 雄池はヒュッテの水源になっており、汚染を避けるため上記のような制限をしています。 雌池はその周辺にテン場が設けられています。ただ、雌池だってみだりに汚染してはいけないこと言うまでもないですよね。 ・七ツ池： 北横岳ヒュッテには二度ほど訪れたことがありましたが、今回初めて訪問。紅葉がきれいだったぁ。ぜひ写真ご覧ください。 ・青苔荘： 500mLのビール缶を600円でご提供。飲まずにはいられない。 テン場は非常にきれいに整地されています。 テン場代にプラス500円で、木製台座付きテン場を使えるようになりますが、ま、人それぞれですかね。