八ヶ岳全縦 1dayソロ

2021.09.24(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
17 時間 58
休憩時間
50
距離
35.2 km
のぼり / くだり
3994 / 3840 m
11
1
1
15
13
1 6
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9
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21
4
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6
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活動詳細

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やりました、八ヶ岳1day全縦。今年の僕のロングトレイルでのメインイベント。 長野に住む大学生の息子が8月末に夏休み帰省した時に、「帰り送ってやるから、パパの山の送迎してくれるか?」と聞くとあっさりOK。その日から、僕の山活は八ヶ岳全縦に向けたものになりました。 八ヶ岳全縦には条件があります。①アクセス。車2台でデポするか、誰かに迎えにきてもらうしかありません。②体力。相当の体力が必要です。いつでもこれができる体力をキープできるわけはありません。8月末から、扇ノ山、スーパーぶん廻し、赤赤トレイル、全部これのためでした。先週の劔もいい高所トレーニングになった。③年齢。何歳ぐらいまでこんな事ができるのだろう。④気候。寒いのやだ、暑いのもやだ。⑤天気。やっぱり晴れた日がいい。晴乞いします。⑥お月様。どうしても夜出発になりますが暗いのきらい、少しでも月明りのある日に。この日は中秋の名月の3日後。⑦スケジュール。お休み取れなきゃ始まらない。 今回、これ以上ないシチュエーションです。絶対に成功してやる。 八ヶ岳は、20代の若かりし日に何度か経験し、今年の1月にも阿弥陀岳南領に行きましたが、無雪期の八ヶ岳は今回が初めて。初見のルートです。ヤマップの、しんさん、はなやんさん、マーブルサクラさんなど先達のレポートがとても参考になりました。北上ルート、南下ルート、迷いましたが、登っている感じがいいので北上で。 深夜0時、観音平を出発、真っ暗です、暗いの嫌いです。先達のレポートが無ければもう少し遅い時間に出発していたかもしれません。しかし距離だけを見て八ヶ岳全縦を侮ってはいけません。ヤバいくらい体力消耗します。 でも初めてのルートで暗いのは怖いです。樹林帯、木の根っこで、脛をぶつけまくります。そして権現岳以降は岩稜帯。一般道とは言え、滑落したらただでは済まない箇所がたくさん、初見で夜間は危険です。そして、急いで歩いていた僕は、岩で右ひざをしこたまぶつけました。膝は何度もぶつけましたが、この時は強烈にもんどりうちました。そしてこれが最後まで尾をひく。ぶつけて痛いのか、疲れて膝にきたのかよくわからない感じで、ずっと下りが苦しかった。 赤岳辺りで空が白み始める。5:07、このペースなら完走できるぞ。 そして赤岳展望荘で感動の日の出。山での日の出は何度も見たことはありますが、今日は特別。0時から5時間半、暗いくて寒くて強風で怖くて寂しい夜を歩いた後の日の出は格別です。陽の剣が闇を押し開いてくれます。元気100倍。 硫黄岳は壮大な景色。火山の巨大な火口の円弧は半分しかありません。半分以上が噴火で吹き飛ばされたのでしょう。だから八ヶ岳はゴロゴロ岩が多いのか。 8時、東天狗岳。もう、最後に登る蓼科山の大きな山頂が見えます。なんだ近いじゃん。いやいや、山の距離感が見た目で判断してはダメです。大きな山は近くに見えます。歩いても歩いても近づきません。 ここから、参考にしたレポとはちょっと違いをつけたく、天狗の奥庭、クロユリヒュッテを通ります。 12:00縞枯山、この辺りで結構疲労が出てきた。膝が痛い。朝に強打したから痛いのか、疲れて痛いのか分からない妙な感覚。登山道は、一見歩きやすそうに見えるが、ガレ場か、ゴロゴロ岩を乗り移りながら歩く道ばかりで、膝への負担が大きい。時々ある木道が脚休めになる。 北横岳まで来て、あとは蓼科山まで520m下って、570m登り返すだけ、と思ったら痛恨のルートミス。反対方向に110m下ってしまう。疲れて判断力がおかしくなってる。メンタルやられながら登り返し。 そしてどこまで下るねん、というくらい下った後、またゴロゴロ岩の蓼科山を登る。16:20 蓼科山到着。こんなに疲労したのは久しぶり。息子に下山予定時間の連絡。息子は朝に蓼科山だけ登って、あとは茅野の街でカラオケで時間をつぶしていたらしい。息子は下山に2時間20分かかったとの事。お父さんは暗くなる前に、がんばって1時間半で下りてやる。そして面目躍如の1時間20分で下山。もう膝はガタガタ。でも今日は運転もしなくていいので、最後で踏ん張りました。 本当に厳しくつらく、そして感動とやりがいと達成感の八ヶ岳全縦でした。

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 諏訪湖SAで夕食。
その後、道の駅こぶちざわで仮眠し、11:30起床、0時に観音平駐車場を出発
諏訪湖SAで夕食。 その後、道の駅こぶちざわで仮眠し、11:30起床、0時に観音平駐車場を出発
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) いってきマウンテン。
暗いの怖いよー

木の根っこで、脛を打ちまくり。
いってきマウンテン。 暗いの怖いよー 木の根っこで、脛を打ちまくり。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 森林限界を超え、月明りがありがたい。肉眼では富士山がうっすらと見えます。写真でも、かなり薄く写ってますが、わかる?
森林限界を超え、月明りがありがたい。肉眼では富士山がうっすらと見えます。写真でも、かなり薄く写ってますが、わかる?
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 権現岳山頂
権現岳山頂
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) めっちゃ長い梯子を下ってきました。
奈落の底に降りていく感じ。
めっちゃ長い梯子を下ってきました。 奈落の底に降りていく感じ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 明るかったら絶景であろう山影がうっすらと見えます。
明るかったら絶景であろう山影がうっすらと見えます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) もう一枚。
もう一枚。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 富士山、さっきより少しはっきりと。
富士山、さっきより少しはっきりと。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 東の空が白んできました。
東の空が白んできました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) だんだん明るくなってくるのが嬉しい。
だんだん明るくなってくるのが嬉しい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳山頂。このペースなら完走できそう。
赤岳山頂。このペースなら完走できそう。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 富士山、もうちゃんと見える。
富士山、もうちゃんと見える。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳頂上山荘に泊まっている方たちが、日の出を見るために登ってきます。写真をとっていただきました。
赤岳頂上山荘に泊まっている方たちが、日の出を見るために登ってきます。写真をとっていただきました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ガッツポーズにはまだ早いが、とりあえず第一関門突破
ガッツポーズにはまだ早いが、とりあえず第一関門突破
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 雲海です。向こうに見える山々は、、、関東の山は分かりません。
雲海です。向こうに見える山々は、、、関東の山は分かりません。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 寝起きじゃないよ。
寝起きじゃないよ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 陽が昇る
陽が昇る
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) こんなに嬉しい日の出は初めて
こんなに嬉しい日の出は初めて
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 朝日で赤く染まる赤岳を振り返る
朝日で赤く染まる赤岳を振り返る
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 御岳が見えます。右のほうには北アルプス
御岳が見えます。右のほうには北アルプス
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 赤岳が遠くなっていきます。
風もやんで、気温も暖かくなってきた。
赤岳が遠くなっていきます。 風もやんで、気温も暖かくなってきた。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 硫黄岳山荘で朝食
硫黄岳山荘で朝食
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 僕の定番は、「お餅屋さんの大福餅」。ほかの大福餅とは違います。これさえあれば頑張れます。
行動食いっぱい持ってきたけど、結局食べたのは、これとエナジーゼリーだけ。
僕の定番は、「お餅屋さんの大福餅」。ほかの大福餅とは違います。これさえあれば頑張れます。 行動食いっぱい持ってきたけど、結局食べたのは、これとエナジーゼリーだけ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 硫黄岳山頂。
硫黄岳山頂。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 噴火口。写真右側は火口の円弧が残っていますが、、
噴火口。写真右側は火口の円弧が残っていますが、、
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 写真左側は、噴火で吹き飛ばされたのでしょう、何もありません。
写真左側は、噴火で吹き飛ばされたのでしょう、何もありません。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 根石岳
根石岳
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 東天狗岳。
東天狗岳。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 東天狗岳でちょうど真ん中くらいかな、と思ったりするが、後半がしんどかった。
東天狗岳でちょうど真ん中くらいかな、と思ったりするが、後半がしんどかった。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 西天狗岳は、今回はパス。往復30分は節約したい。いつもの僕なら行っちゃうが、今日は慎重に
西天狗岳は、今回はパス。往復30分は節約したい。いつもの僕なら行っちゃうが、今日は慎重に
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 蓼科山が見えた。なんだ、近いじゃん。いやいや、まだまだです。
蓼科山が見えた。なんだ、近いじゃん。いやいや、まだまだです。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 撮っていただきました。
撮っていただきました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ごつごつした岩が見えるのが、天狗の奥庭です。
ごつごつした岩が見えるのが、天狗の奥庭です。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 歩きにくいわ
歩きにくいわ
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 黒百合山荘の近くは、木道が整備されています。ホッとします。
黒百合山荘の近くは、木道が整備されています。ホッとします。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ずっとこんな道。意外と膝にきます。
ずっとこんな道。意外と膝にきます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 中山展望台で一休み。
中山展望台で一休み。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ずっと、こんな道。
ずっと、こんな道。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 高見石小屋
高見石小屋
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 高見石、人気スポットのようです。
ここで物を落とすと、岩の隙間に入って、取り出せません。貴重品に注意。
高見石、人気スポットのようです。 ここで物を落とすと、岩の隙間に入って、取り出せません。貴重品に注意。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) こんな道が続きます。
こんな道が続きます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 木道、うれしい。
木道、うれしい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 茶臼山
茶臼山
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 蓼科山、近づいた?
蓼科山、近づいた?
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 八ヶ岳は針葉樹が多いですが、広葉樹は紅葉
八ヶ岳は針葉樹が多いですが、広葉樹は紅葉
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ロ、ロ、ロ、ロシアンルーレット、、じゃなくてロープウェイ💛迎えに来てくれる息子には、一応、エスケープルートとしてロープウェイ乗り場も伝えてあります。いや、誘惑を振り切って歩きます。
ロ、ロ、ロ、ロシアンルーレット、、じゃなくてロープウェイ💛迎えに来てくれる息子には、一応、エスケープルートとしてロープウェイ乗り場も伝えてあります。いや、誘惑を振り切って歩きます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 縞枯山展望台
縞枯山展望台
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 縞枯山荘。
縞枯山荘。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳(南峰)より。蓼科山は近づいたようで、まだ遠い
北横岳(南峰)より。蓼科山は近づいたようで、まだ遠い
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳(北峰)、ここで痛恨のミス。ルート間違えて、標高で100m以上、下ってしまった。
登り返しは、メンタルやられます。
北横岳(北峰)、ここで痛恨のミス。ルート間違えて、標高で100m以上、下ってしまった。 登り返しは、メンタルやられます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 亀甲池
亀甲池
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 笹薮の間の通路を行きます。この辺は快調に飛ばします。
笹薮の間の通路を行きます。この辺は快調に飛ばします。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 蓼科山荘。
今日は無補給のつもりでしたが、飲み物が少なくなってきたので、保険で、500円でポカリスエットを買いました。結局飲まなかったけど。
蓼科山頂までは、あと少し。
蓼科山荘。 今日は無補給のつもりでしたが、飲み物が少なくなってきたので、保険で、500円でポカリスエットを買いました。結局飲まなかったけど。 蓼科山頂までは、あと少し。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 蓼科山頂ヒュッテ。
蓼科山頂ヒュッテ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 歩いてきた山々。南八ヶ岳はいつの間にか雲の中。
歩いてきた山々。南八ヶ岳はいつの間にか雲の中。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 蓼科山頂は、広大な火山岩の平野。
蓼科山頂は、広大な火山岩の平野。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 山頂を散策したいが、暗くなる前に下山したいので、セルフタイマーで記念写真を撮って、そそくさと下山。
山頂を散策したいが、暗くなる前に下山したいので、セルフタイマーで記念写真を撮って、そそくさと下山。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 下山路、間違えたりしません。
下山路、間違えたりしません。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 最後に、膝にくる下山路。でも踏ん張ります。
最後に、膝にくる下山路。でも踏ん張ります。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) なんとか、ヘッデン無しで下山できそう。お疲れ様。
なんとか、ヘッデン無しで下山できそう。お疲れ様。

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