活動データ
タイム
20:07
距離
37.6km
のぼり
3196m
くだり
3155m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る台風が迫っている中での新穂高のスタート。鏡平までは雨も降らず順調。しかし、そこからは本降り。びしょ濡れのままなんとか双六小屋到着。テントを張り、カレーを食べ、ケーキセットまで堪能していると、夕方からは天気が回復。夜は星がきれい! 翌日は双六から見るご来光と西鎌尾根の滝雲に感動! そして、西鎌尾根から人生初の槍アタック!高所恐怖症でビビりながら念願の槍登頂! そして、その時が来た。山荘前でくつろいでいると、グラグラっと山が揺れる。ガラガラガラと四方八方から落石の音が響く。槍のルート上にはカラフルなウエアを着た人たちが。落石が転がる殺生ヒュッテには100張近いテント。一歩間違えれば死者が出てもおかしくないほどの揺れが夜まで続いた。 夜の情報では、新穂高への右俣ルートは滝谷付近で落石のため通行禁止。しかし、朝になると、落石があるが、条件付きでの通行が認められた。 翌朝、みんな下山が早い。天気は抜群なのにご来光も楽しまずそそくさと下山する人たち。 飛騨乗越から右俣で槍平へ。上空はひっきりなしにヘリが飛んでいる。何だろう、地震の被害の確認かな?なんて思いながら進む。気をつけながら南沢、滝谷と過ぎ、登山道を横切ったであろう大きな岩を確認したり、斜面の木に引っかかって止まっている岩を確認したりしながら、なんとか新穂高まで下山。結果的には、当初の予定通りのコースで下山できた。 ケータイの電波を掴むと、弟からの鬼着信とLINEメッセージが。「槍ヶ岳で人が遭難してるけど大丈夫か?」と。すぐに折り返すと、すでに警察に問い合わせたと言っていた。警察からは「登山届が出されているので、予定の日までに帰らなかったらもう一度連絡ください」と言われたらしい。結果、連絡がついたので問題なかった。長野に問い合わせたらしいが、ちゃんと新穂高からの入山情報が共有されているんだね。登山届の重要性を実感した。 とにかく、なんとか無事に下山できてひと安心。 台風に地震、自然災害を目の当たりにしたなかなか思い出深い秋の山旅でした。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。