大菩薩連嶺縦走(大谷ヶ丸〜中日川峠)

2021.09.20(月) 日帰り

最近多少は涼しくなってきたような気がしたので、比較的近場の2,000m級である大菩薩を縦走してきました。なお大菩薩嶺は以前登ったことがあるので今回はスルーしました。 以前大谷ヶ丸までは歩いたので、今回はそのすぐ北の米背負峠から縦走したかったのですが、アプローチの大蔵沢大鹿林道は生憎崩落により通行止め。リカバリープランは順当に行くならその北の焼山沢真木林道ですが、それだと秀麗富嶽十二景のハマイバ丸・大蔵高丸を逃してしまう。どうしたものかと思案していたところ、「みんなの足跡」で大蔵沢の南を大谷ヶ丸へまっすぐ登り詰める尾根に軌跡があるのを発見し、これしかない!とルートを定めました。 当該尾根に踏み跡と呼べるものはほとんどなく、また小ピークが点在する上米背負峠より約100m高い大谷ヶ丸まで登らなければならないなど、当初想定より幾分タフな稜線取付きになってしまいましたが、幸い危険箇所はほとんどなく、「大谷ヶ丸からの縦走」という希望を叶えることができました。最近山行が少なくて体力が落ちていたのか、実はこの時点で既に左太ももが痙攣していたのですが、よく最後までいなしたなあと我ながら思います。 下山後は砥山林道入口にデポした自転車を駆って9km下の竜門峡駐車場の車へ。おそらく30分はかからなかったのではないかと思います、改めて下りでの自転車移動の強さを実感しました。緊急事態宣言発令中でなければ、ダム湖周辺に車を停めて逆順で登り、下山後バスで戻るって手もあったんですけどね。ちなみに連休最終日だったため帰りの中央道はかなりの渋滞で、通常1時間程度の行程に4時間を要しました。 ■ 登山口~1,042mピーク 竜門峡駐車場から県道を上がっていくと、日川渓谷レジャーセンターの駐車場の道路反対側に「展望の広場 0.7km」の看板があります。これが登山口です。入ると道らしきものがなく戸惑いますが、目の前の少しえぐれた斜面を直登するとすぐに広い道が現れるので、これを登っていけば1,042mピーク直下の展望の広場にたどり着きます。展望の広場はテントを張るのに良さそうな平坦地でこそあるものの、その名に反して樹木に覆われ展望はありません。すぐ上の1,042mピークなら刈り払われているので、鉄塔が邪魔ですがなんぼかマシです。 ■ 1,042mピーク~林道の鞍部 踏み跡明瞭です。県道からの山道が昔の鉄塔巡視路、こちらが現役の鉄塔巡視路なのかなと思いました。 ■ 林道の鞍部~大谷ヶ丸 基本的に道はないものと思ってください。ただ、登りなら尾根筋を辿るだけなのでそう難しくはありません。危険箇所も特にありませんが、1,370mピークの東の鞍部は南側が切れ落ちており注意を要します。また大谷ヶ丸への最後の登りの途中、1,500mあたりは傾斜が急で神経を使います。 ■ 大谷ヶ丸~大蔵高丸 縦走路としては意外な踏み跡の薄さですが、トレースに困るほどではありません。 ■ 大蔵高丸~大菩薩峠 特筆すべき危険や道迷い要素はありません。 ■ 大菩薩峠~福ちゃん荘 古の街道筋なのか、幅のある非常によい道です。上日川峠に駐車場とバス停がある関係で多くの人が利用します。 ■ 福ちゃん荘~上日川峠 車道と登山道の両方がありますが、私が通ったのは登山道の方です。登山道は登り返しがあったり単純に距離が長かったりで、アスファルト舗装に比べて足への負担が少ないほかはあまり利用価値がありません。 ■ 上日川峠~中日川峠 2016年版山と高原地図ではバリエーション扱いですが意外に踏み跡明瞭です。ただし一部下草が繁茂しているところもあります。この地味な尾根には日川尾根という名前がついているようです。 ■ 中日川峠~県道218号線 2016年版山と高原地図にはすずらん昆虫館のすぐ南へ降りるバリエーションルートが載っており、現地にも標識があるのですが、ルートは完全に失われていました。そもそも砥山林道のすぐ下に新たな林道が開削されており、かつての登山道を辿ることなど不可能な状況です。それでも私ははじめ山と高原地図に描かれたルートを求めて沢に下りましたが、全く見つけられなかったためこれを断念、最終的に南の尾根にトラバースして県道まで下っています。もし中日川峠から県道へ下るのであれば、最初から尾根を辿るとよいと思います。

最初に登った1,042mピークからの撮影。刈り払いのおかげで南西方向がよく見えますが、写真を撮るには鉄塔が邪魔です。写真中央が大体笹子峠方面で、梯子のすぐ左のピークがおそらく笹子雁ヶ腹摺山ですね。

最初に登った1,042mピークからの撮影。刈り払いのおかげで南西方向がよく見えますが、写真を撮るには鉄塔が邪魔です。写真中央が大体笹子峠方面で、梯子のすぐ左のピークがおそらく笹子雁ヶ腹摺山ですね。

最初に登った1,042mピークからの撮影。刈り払いのおかげで南西方向がよく見えますが、写真を撮るには鉄塔が邪魔です。写真中央が大体笹子峠方面で、梯子のすぐ左のピークがおそらく笹子雁ヶ腹摺山ですね。

大谷ヶ丸西尾根上の1,370mピークに放置されていた謎の機械。林業関係だと思いますが、付いている車輪はこれで走行するにはツルっとしすぎているし、ワイヤーの巻き上げにも使いづらそうです。何に使う機械なのか、ご存じの方いたら教えてください。

大谷ヶ丸西尾根上の1,370mピークに放置されていた謎の機械。林業関係だと思いますが、付いている車輪はこれで走行するにはツルっとしすぎているし、ワイヤーの巻き上げにも使いづらそうです。何に使う機械なのか、ご存じの方いたら教えてください。

大谷ヶ丸西尾根上の1,370mピークに放置されていた謎の機械。林業関係だと思いますが、付いている車輪はこれで走行するにはツルっとしすぎているし、ワイヤーの巻き上げにも使いづらそうです。何に使う機械なのか、ご存じの方いたら教えてください。

米背負峠の北には天下石という大きな一枚岩がありますが、これはその天下石のすぐ北からの撮影です。写っているのはこれから登るハマイバ丸。大菩薩の象徴とも言える笹原はまだ樹林帯の中から顔を覗かせる程度です。

米背負峠の北には天下石という大きな一枚岩がありますが、これはその天下石のすぐ北からの撮影です。写っているのはこれから登るハマイバ丸。大菩薩の象徴とも言える笹原はまだ樹林帯の中から顔を覗かせる程度です。

米背負峠の北には天下石という大きな一枚岩がありますが、これはその天下石のすぐ北からの撮影です。写っているのはこれから登るハマイバ丸。大菩薩の象徴とも言える笹原はまだ樹林帯の中から顔を覗かせる程度です。

もう1枚、天下石の北からの撮影。今回の登山で大菩薩らしさを初めて感じた場所でした。

もう1枚、天下石の北からの撮影。今回の登山で大菩薩らしさを初めて感じた場所でした。

もう1枚、天下石の北からの撮影。今回の登山で大菩薩らしさを初めて感じた場所でした。

ハマイバ丸山頂直下からの富士山。ハマイバ丸は山頂よりもここの方がよい眺望が得られます。

ハマイバ丸山頂直下からの富士山。ハマイバ丸は山頂よりもここの方がよい眺望が得られます。

ハマイバ丸山頂直下からの富士山。ハマイバ丸は山頂よりもここの方がよい眺望が得られます。

同じところからもう1枚。ちなみにハマイバは「破魔射場」と書くそうです。漢字にするとなるほどって感じですね(駄洒落ではない)。

同じところからもう1枚。ちなみにハマイバは「破魔射場」と書くそうです。漢字にするとなるほどって感じですね(駄洒落ではない)。

同じところからもう1枚。ちなみにハマイバは「破魔射場」と書くそうです。漢字にするとなるほどって感じですね(駄洒落ではない)。

ハマイバ丸の北には植生調査のために柵で囲まれたエリアがあるのですが、そこからの甲府市街の眺めがよかったので撮影しました。奥は南アルプスのはずですが、この日は生憎雲の中でした。

ハマイバ丸の北には植生調査のために柵で囲まれたエリアがあるのですが、そこからの甲府市街の眺めがよかったので撮影しました。奥は南アルプスのはずですが、この日は生憎雲の中でした。

ハマイバ丸の北には植生調査のために柵で囲まれたエリアがあるのですが、そこからの甲府市街の眺めがよかったので撮影しました。奥は南アルプスのはずですが、この日は生憎雲の中でした。

大蔵高丸からの富士山。

大蔵高丸からの富士山。

大蔵高丸からの富士山。

大蔵高丸から湯の沢峠へ下る途中には、「湯の沢峠のお花畑」と呼ばれる草地があります。私が行ったとき特に花は見つけられませんでしたが、眺めがよく気持ちのいい場所には違いありません。

大蔵高丸から湯の沢峠へ下る途中には、「湯の沢峠のお花畑」と呼ばれる草地があります。私が行ったとき特に花は見つけられませんでしたが、眺めがよく気持ちのいい場所には違いありません。

大蔵高丸から湯の沢峠へ下る途中には、「湯の沢峠のお花畑」と呼ばれる草地があります。私が行ったとき特に花は見つけられませんでしたが、眺めがよく気持ちのいい場所には違いありません。

湯の沢峠のお花畑から望む北西方向。右奥は奥秩父の山々でしょう。その手前の尾根に建っている建造物は下日川峠北東のNTT電波塔と思われます。

湯の沢峠のお花畑から望む北西方向。右奥は奥秩父の山々でしょう。その手前の尾根に建っている建造物は下日川峠北東のNTT電波塔と思われます。

湯の沢峠のお花畑から望む北西方向。右奥は奥秩父の山々でしょう。その手前の尾根に建っている建造物は下日川峠北東のNTT電波塔と思われます。

やはり湯の沢峠のお花畑から眺める黒岳。ただあれはどちらかと言えば手前の白谷ノ丸と言った方が正確です。

やはり湯の沢峠のお花畑から眺める黒岳。ただあれはどちらかと言えば手前の白谷ノ丸と言った方が正確です。

やはり湯の沢峠のお花畑から眺める黒岳。ただあれはどちらかと言えば手前の白谷ノ丸と言った方が正確です。

湯の沢峠に設置されていた登山者カウンター。みんな大蔵高丸に行くんだろうと思っていたので、牛奥ノ雁ヶ腹摺山が一番多いのは意外でした。
私は全部押しました。だって事実だし…。

湯の沢峠に設置されていた登山者カウンター。みんな大蔵高丸に行くんだろうと思っていたので、牛奥ノ雁ヶ腹摺山が一番多いのは意外でした。 私は全部押しました。だって事実だし…。

湯の沢峠に設置されていた登山者カウンター。みんな大蔵高丸に行くんだろうと思っていたので、牛奥ノ雁ヶ腹摺山が一番多いのは意外でした。 私は全部押しました。だって事実だし…。

白谷ノ丸のすぐ南東にちょこんと突き出た白谷小丸からの撮影。山頂としてはこちらの方が気持ちいいです。

白谷ノ丸のすぐ南東にちょこんと突き出た白谷小丸からの撮影。山頂としてはこちらの方が気持ちいいです。

白谷ノ丸のすぐ南東にちょこんと突き出た白谷小丸からの撮影。山頂としてはこちらの方が気持ちいいです。

白谷小丸から見上げる白谷ノ丸。あっちに向かう途中、C-130H輸送機2機が南側を超低空、それこそ私より低いところを飛んでいきました。複雑地形での低空飛行訓練だったのでしょうか。

白谷小丸から見上げる白谷ノ丸。あっちに向かう途中、C-130H輸送機2機が南側を超低空、それこそ私より低いところを飛んでいきました。複雑地形での低空飛行訓練だったのでしょうか。

白谷小丸から見上げる白谷ノ丸。あっちに向かう途中、C-130H輸送機2機が南側を超低空、それこそ私より低いところを飛んでいきました。複雑地形での低空飛行訓練だったのでしょうか。

白谷小丸から眺める主稜線。何とも言えない魅力的な形をしています。

白谷小丸から眺める主稜線。何とも言えない魅力的な形をしています。

白谷小丸から眺める主稜線。何とも言えない魅力的な形をしています。

東には雁ヶ腹摺山、その左奥に大樺ノ頭が望めます。5月の登山でしくじらなければとっくに登頂済みのはずだったんですが。秋頃にはリベンジしたい。

東には雁ヶ腹摺山、その左奥に大樺ノ頭が望めます。5月の登山でしくじらなければとっくに登頂済みのはずだったんですが。秋頃にはリベンジしたい。

東には雁ヶ腹摺山、その左奥に大樺ノ頭が望めます。5月の登山でしくじらなければとっくに登頂済みのはずだったんですが。秋頃にはリベンジしたい。

川胡桃沢の頭と牛奥ノ雁ヶ腹摺山の間にある、賽ノ河原と呼ばれる鞍部から見上げる牛奥ノ雁ヶ腹摺山です。ここは本当に気持ちのいいところで、疲れも吹き飛ぶような心地でした。

川胡桃沢の頭と牛奥ノ雁ヶ腹摺山の間にある、賽ノ河原と呼ばれる鞍部から見上げる牛奥ノ雁ヶ腹摺山です。ここは本当に気持ちのいいところで、疲れも吹き飛ぶような心地でした。

川胡桃沢の頭と牛奥ノ雁ヶ腹摺山の間にある、賽ノ河原と呼ばれる鞍部から見上げる牛奥ノ雁ヶ腹摺山です。ここは本当に気持ちのいいところで、疲れも吹き飛ぶような心地でした。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂、正確にはそのすぐ北の笹原です。標高も1,900mを超え、いよいよ大菩薩らしくなってきました。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂、正確にはそのすぐ北の笹原です。標高も1,900mを超え、いよいよ大菩薩らしくなってきました。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂、正確にはそのすぐ北の笹原です。標高も1,900mを超え、いよいよ大菩薩らしくなってきました。

天狗棚の南の狼平と呼ばれる草地から見上げる天狗棚と熊沢山です。やっとここまで来た。

天狗棚の南の狼平と呼ばれる草地から見上げる天狗棚と熊沢山です。やっとここまで来た。

天狗棚の南の狼平と呼ばれる草地から見上げる天狗棚と熊沢山です。やっとここまで来た。

狼平から天狗棚のみを撮影。4月に牛ノ寝経由で登った天狗棚に再び戻ってきました。

狼平から天狗棚のみを撮影。4月に牛ノ寝経由で登った天狗棚に再び戻ってきました。

狼平から天狗棚のみを撮影。4月に牛ノ寝経由で登った天狗棚に再び戻ってきました。

熊沢山です。実質あれが最後の登り。

熊沢山です。実質あれが最後の登り。

熊沢山です。実質あれが最後の登り。

天狗棚と熊沢山をセットでもう1枚。本当に大菩薩の象徴のような風景です。

天狗棚と熊沢山をセットでもう1枚。本当に大菩薩の象徴のような風景です。

天狗棚と熊沢山をセットでもう1枚。本当に大菩薩の象徴のような風景です。

石丸峠から見る熊沢山。見ての通り登山道は斜面左側を"く"の字に折れ曲がって登っていきますが、樹林帯との境目付近にもルートがあり、どちらも使う人がいるようです。無意味な自然破壊なのでどちらかは通行禁止にした方がいいと思います。

石丸峠から見る熊沢山。見ての通り登山道は斜面左側を"く"の字に折れ曲がって登っていきますが、樹林帯との境目付近にもルートがあり、どちらも使う人がいるようです。無意味な自然破壊なのでどちらかは通行禁止にした方がいいと思います。

石丸峠から見る熊沢山。見ての通り登山道は斜面左側を"く"の字に折れ曲がって登っていきますが、樹林帯との境目付近にもルートがあり、どちらも使う人がいるようです。無意味な自然破壊なのでどちらかは通行禁止にした方がいいと思います。

熊沢山山頂直下からの天狗棚。

熊沢山山頂直下からの天狗棚。

熊沢山山頂直下からの天狗棚。

下山後車のところへ戻る途中に撮影した登山口です。入口は分かりやすいけど入るとルートが不明瞭、という珍しいパターンです。

下山後車のところへ戻る途中に撮影した登山口です。入口は分かりやすいけど入るとルートが不明瞭、という珍しいパターンです。

下山後車のところへ戻る途中に撮影した登山口です。入口は分かりやすいけど入るとルートが不明瞭、という珍しいパターンです。

最初に登った1,042mピークからの撮影。刈り払いのおかげで南西方向がよく見えますが、写真を撮るには鉄塔が邪魔です。写真中央が大体笹子峠方面で、梯子のすぐ左のピークがおそらく笹子雁ヶ腹摺山ですね。

大谷ヶ丸西尾根上の1,370mピークに放置されていた謎の機械。林業関係だと思いますが、付いている車輪はこれで走行するにはツルっとしすぎているし、ワイヤーの巻き上げにも使いづらそうです。何に使う機械なのか、ご存じの方いたら教えてください。

米背負峠の北には天下石という大きな一枚岩がありますが、これはその天下石のすぐ北からの撮影です。写っているのはこれから登るハマイバ丸。大菩薩の象徴とも言える笹原はまだ樹林帯の中から顔を覗かせる程度です。

もう1枚、天下石の北からの撮影。今回の登山で大菩薩らしさを初めて感じた場所でした。

ハマイバ丸山頂直下からの富士山。ハマイバ丸は山頂よりもここの方がよい眺望が得られます。

同じところからもう1枚。ちなみにハマイバは「破魔射場」と書くそうです。漢字にするとなるほどって感じですね(駄洒落ではない)。

ハマイバ丸の北には植生調査のために柵で囲まれたエリアがあるのですが、そこからの甲府市街の眺めがよかったので撮影しました。奥は南アルプスのはずですが、この日は生憎雲の中でした。

大蔵高丸からの富士山。

大蔵高丸から湯の沢峠へ下る途中には、「湯の沢峠のお花畑」と呼ばれる草地があります。私が行ったとき特に花は見つけられませんでしたが、眺めがよく気持ちのいい場所には違いありません。

湯の沢峠のお花畑から望む北西方向。右奥は奥秩父の山々でしょう。その手前の尾根に建っている建造物は下日川峠北東のNTT電波塔と思われます。

やはり湯の沢峠のお花畑から眺める黒岳。ただあれはどちらかと言えば手前の白谷ノ丸と言った方が正確です。

湯の沢峠に設置されていた登山者カウンター。みんな大蔵高丸に行くんだろうと思っていたので、牛奥ノ雁ヶ腹摺山が一番多いのは意外でした。 私は全部押しました。だって事実だし…。

白谷ノ丸のすぐ南東にちょこんと突き出た白谷小丸からの撮影。山頂としてはこちらの方が気持ちいいです。

白谷小丸から見上げる白谷ノ丸。あっちに向かう途中、C-130H輸送機2機が南側を超低空、それこそ私より低いところを飛んでいきました。複雑地形での低空飛行訓練だったのでしょうか。

白谷小丸から眺める主稜線。何とも言えない魅力的な形をしています。

東には雁ヶ腹摺山、その左奥に大樺ノ頭が望めます。5月の登山でしくじらなければとっくに登頂済みのはずだったんですが。秋頃にはリベンジしたい。

川胡桃沢の頭と牛奥ノ雁ヶ腹摺山の間にある、賽ノ河原と呼ばれる鞍部から見上げる牛奥ノ雁ヶ腹摺山です。ここは本当に気持ちのいいところで、疲れも吹き飛ぶような心地でした。

牛奥ノ雁ヶ腹摺山山頂、正確にはそのすぐ北の笹原です。標高も1,900mを超え、いよいよ大菩薩らしくなってきました。

天狗棚の南の狼平と呼ばれる草地から見上げる天狗棚と熊沢山です。やっとここまで来た。

狼平から天狗棚のみを撮影。4月に牛ノ寝経由で登った天狗棚に再び戻ってきました。

熊沢山です。実質あれが最後の登り。

天狗棚と熊沢山をセットでもう1枚。本当に大菩薩の象徴のような風景です。

石丸峠から見る熊沢山。見ての通り登山道は斜面左側を"く"の字に折れ曲がって登っていきますが、樹林帯との境目付近にもルートがあり、どちらも使う人がいるようです。無意味な自然破壊なのでどちらかは通行禁止にした方がいいと思います。

熊沢山山頂直下からの天狗棚。

下山後車のところへ戻る途中に撮影した登山口です。入口は分かりやすいけど入るとルートが不明瞭、という珍しいパターンです。