活動データ
タイム
25:09
距離
39.6km
のぼり
2327m
くだり
2328m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る北アルプスの涸沢にテントを張り、2泊3日の北アルプス山行してきました。 初日、上高地に着いた時からあいにくの雨…。涸沢まで雨の中を歩き、テントを設営しても止まず、夜半過ぎまで… 2日目、嘘みたいな快晴。モルゲンロートもバッチリ見れて、ザイテングラードを駆け上がり、奥穂高岳に!日本3番目の高さの山であり、北アルプスの最高峰。しかし、その奥に不敵にそびえるジャンダルム!冬山以外の一般登山では最難関といわれる岩稜のラスボス、衛兵ジャンダルムさん。体力も時間もまだある、天気にも恵まれている。こんなチャンスはもうないかも知れないと思い、取り組むことにしました。奥穂山頂から西穂に向かう登山道は序盤からめちゃくちゃキレてる岩場に浮き石と、通常の登山道ではなかなか味わえない場所でした。途中でひとり友人を新たに獲得し、無事に奥穂からのジャンダルムピストンに成功。その勢いでザイテングラードからパノラマコースを歩いていた時…ゴーッという大きな音、一瞬雷かと思いましたが、地面が大きく揺れました。続いて、ザー!という長い音が聞こえ、上を見上げると砂埃とともに、大きな岩がゴロゴロと窪地沿いに転がってきます。あ、死ぬと思い、すぐそばにあった岩壁に体をつけ、そのまま亀のように丸まり、音が収まるのを待ちました。(すごく長く感じました)しばらくして、取り敢えずテン場に向かおうと、歩き始めしたが、再び崩れる音、追い討ちの余震と、さらに崩れる音…。ホウホウノテイで涸沢ヒュッテに駆け込み、半べそでラーメンとビールを頂きました。夜も遅くまで10回以上の余震が来て、そのうちのいくつかは落石も伴っていました。テント場からヒュッテに避難された方もいて、夜のデッキは寝袋だらけでした。後で知ったのですが、ちょうど私がいた場所のすぐ近くが震源地とのことでした。夜、遭対協の方が、明日は上へは登らないことと、朝明るくなったら一番に下山道を確認するので、OKが出たら自己責任で下山をする様にとアナウンスがありました。 夜、突然風が強くなり、余震も収まらない中、割とぐっすりと寝て、3日目です。屏風のパノラマも大規模な崩落があったようで、ヘルメットを被り横尾を目指しました。なかなかの渋滞でしたが、予定時間を少し押す程度で無事下山。その後、嘉門次小屋で念願の岩魚の塩焼きを頂き(甘みを感じました!絶品!)湿原のコースを歩いて河童橋へ。そのままバスで平湯温泉に行き、ひらゆの森で温泉を頂き、帰路でした。 テント二連泊に加え、トラブルが続き疲労困憊ですが、大変貴重な経験が沢山できたことを嬉しく思います。しばらくゆっくりしたいです…。
メンバー
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