活動データ
タイム
10:48
距離
13.9km
のぼり
921m
くだり
922m
活動詳細
すべて見る「けーちゃん、登山計画出来た、6時登頂開始で下山が3時だ!」 「避難小屋は寄る?」 「現状では無理、時間が余れば…」 余るはずは無かった…。 前回のリベンジで白雲岳登頂を目指す。 登り始めてすぐに脈拍が上昇したが、前回ほど辛くはない。 写真を撮るたびに小休止しているせいかもしれない。 今回、700枚近くの写真を撮ってしまった… 登り始めて視界が開けると、紅葉と雲海が待っていた。 歩を休めて顔を上げるといつもシャッターチャンスだ。 白雲岳に登るという目標が無ければ、雲海が消えるまで留まっていたくなるような風景が続く。 コマクサ平で雲海が消え始め、目はやっと山頂方向に向きだした。 それでも紅葉と青空は続く。 赤岳までは一度経験しているので、雪渓は消えているが様子が分かり安心感がある。 急登の岩場を2か所越えて赤岳の山頂が見えた。 広い山頂では思い思いの場所で多くの人が休んでいる。 ここでやっと重いザックを降ろし時間を確認する。 「けーちゃん、ここまで計画から5分遅れだ!」 「あんなに写真撮ったのに~!避難小屋行ける~?」 「分岐から往復1時間位だから、頑張れば…」 頑張れなかった…。 小泉岳に寄って避難小屋分岐まではなだらかな道だが、スピードは上がらない。 少し急な岩場を登り白雲岳を目指す。 斜面を登りきると目の前にお鉢のような平地が広がった。 「あれ!けーちゃん、白雲岳は向こうの岩山だ!まだ30分はかかりそう…」 「見えてたのは白雲岳じゃなかったんだ…」 「最後の岩場はちょっと大変そうだなぁ~」 「避難小屋無理そうだね…」 大きな岩をよじ登りながら白雲岳の山頂についた。 ここも多くの人が休憩し絶景を楽しんでいる。 旭岳方面は雲が湧きだしており、風景にアクセントをつけている。 疲れて二人とも食欲が無かったが、これ以上バテると下山できなくなるので無理やり昼食を摂った。 雲につられて写真を撮り続け、1時間以上過ぎた。 慌てて下山開始、避難小屋分岐まで戻る。 「たんたん~、避難小屋…」 「ここまで1時間半遅れてる、真っすぐ下山しても4時半だ…」 「無理かなぁ…」 「無理、暗くなって、山に誰も居なくなるよ~」 「せめて避難小屋の写真撮りたい…見えるとこまで…」 避難小屋に向かって5分ほど歩くが、下って行く道をみてやっと諦めた。 赤岳で長めの休息をして、名残惜しいが下山を始めた。 けーちゃんは以前岩場でポールを折っているので慎重だ。 紅葉は朝よりも色を濃く感じ、同じ風景を何度も写真に撮る。 最後まで天気と風景に恵まれた山行となった。
メンバー
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