槍ヶ岳北鎌尾根

2021.09.11(土) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
12 時間 40
休憩時間
1 時間 31
距離
21.7 km
のぼり / くだり
1926 / 947 m
DAY 2
合計時間
11 時間 14
休憩時間
3 時間 19
距離
4.3 km
のぼり / くだり
936 / 550 m
DAY 3
合計時間
6 時間 17
休憩時間
18
距離
18.7 km
のぼり / くだり
296 / 1647 m

活動詳細

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初めて「槍ヶ岳北鎌尾根」を聞いたのは、4年前。 一生懸命頑張って、上高地から槍ヶ岳までたどり着いた初心者の私、槍ヶ岳山荘で知り合ったおじさん達との会話で、槍の反対側にバリエーションルートがあるのを知り、いつか行ってみたいなぁと思ってた。経験を積み重ね、バリエーションルートをいくつかこなしていき、簡単なクライミング(4〜5級)ができるようになった今、そろそろ行くかと思い、計画を進めた。実は、去年から行く機会あったものの、タイミングが合わず、流れた。でも、流れて良かったと思う。 八ヶ岳全山縦走の様子を見て、もしかして相方も一緒に行けるんじゃね?と確信を持った。トレラン、テント泊装備であちこち行った効果が出たようだ。一応ジムで練習してねと言おうと思ったが、何も言わずとも、自分自身でジムトレに励むようになった。 北鎌尾根経験者からロープ使わなくても行ける、yamoriなら難しくないと言われてたが、相方がフリーで登れるか分からないので、ロープを持って行った。稜線上での撤退は難しいので、ロープはメンバーの技量に応じて、持って行く必要がある。 加藤文太郎、松濤明の終焉の地として知られる、北鎌尾根。ルーファイが難しい、装備は持っていく必要だとか言われてるけど、北鎌尾根経験者がいない分、私はメンバー構成を重視した。長い距離になるので、一緒に行く人が疲労状態でクライミングできるかどうか、極限状態になるとどうなるのかを知っておきたかった。相方は条件を完全にクリアしていた(・∀・) 実際行ってみて、基本稜線歩きはもちろんだが、時間稼ぎで、一部トラバースした箇所もある。でも、トラバースしすぎると、稜線に戻るのが大変。稜線上から「あの人大丈夫かな?」というほど、遠くまでトラバースしてるのが見えたし、行きすぎると戻るのが大変だと聞いた。核心はそれだけかな。 北鎌のコル手前の草付きで、毛虫にやられ、整形外科に行ったかのような消毒処置されたので、長袖推奨。基本的に右進行だが、現場の判断で、途中で左に行ってしまい、暗闇の中、道なき草漕ぎして稜線にあがった。だいぶ時間ロスした。そこだけ反省。 槍の穂先で、チムニーに取り付くものの、左からでも登れるレポを見てたので、左から取り付くものの、そこは別の岩だった。20mぐらい登っちまったよ。ロッククライムダウンして、正ルートに戻り、最後のチムニーで相方が不安に感じたので、ロープを出した。やっとの思いで槍ヶ岳登頂した時の感動は、今までの山の中で一番感慨深い思い出となった。 様々なドラマがあって、なかなか面白いルートだった。相方もきっと大きく成長しただろう。信頼関係がグッと深まった気がするし、凄く頼りになった。初めての槍登頂おめでとう!

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